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冒険者登録

 気が付くと、森の中にいた。なぜここ転移したんだ?危ないじゃないか、モンスターとかもいるんじゃないのか?


 「樹さん!樹さん!大丈夫ですか?」


 「何だ?運命神か。どうしたんだ?」


 「邪神によって、ステータスの一部が封印。転移場所が変更されてしまいました」


 「ああ、だからこんな森の中だったのか。それで、ステータスってなんだ?聞いてないぞ」


 「そうでしたね、ステータスオープンと念じてみてください」


 ステータスオープン!


 ◆


 如月きさらぎ いつき 16歳 男 人間 無職

 レベル:1

 HP  :15/15

 MP  : ∞/∞

 筋力 :3

 耐久 :5

 敏捷 :6

 魔力 :4(100倍)

 幸運 :86

 スキル:鑑定 異世界言語変換 魔法威力増大 魔力無限 全属性魔法 危険察知 直感 

     魔法射程封印 ???

 称号 :転生者 運命に愛されし者 邪神の敵 封印されし者 ???


 ◆


 「いくつか疑問がある。スキルがボーナス以外にもあるし、魔法射程封印や???とは何なんだ」


 「はい。スキルについては、最初の2つは私からのサービスです。他は地球で持っていた能力がスキルかしたのでしょう。魔法射程封印と???に関しては邪神の影響かと思われます」


 「なるほどな、まあいい、魔法の射程には制限がかかるのかもな。???に関しては今はどうすることもできない」


 「冷静ですね。アクシデントはありましたが、幸い森を抜けると近くに町があるようです。そちらに向かうといいと思います」


 「そうか、ありがとう。もう行くよ」


 「幸運を祈ります」


 それから俺は、言われた通りに進んだ。なんだ!?嫌な予感がして俺は咄嗟に横にとんだ。刹那、俺の耳元で風を切る音がした。振り向くと、ゲームでよく見るゴブリンがいた。うお!危な!今のが危険察知の力か、スキルすげえな。


 「ギィィ」

 

 キモいなコイツ。

 さて、反撃タイムだ。俺の魔法を喰らえ!そういえばどうやって発動するんだ?そう考えた瞬間、すべてが理解できた。


 「フレイム・ドゥ・フードゥル!」

 

 俺は雷炎の魔法を唱えた。

 おお!発動した!飛んでけ!あれ?飛ばねえ、飛べ!フレイム・ドゥ・フードゥル!やべぇゴブリン近づいて来るし、頼むちょっとでいいから飛んでくれよ!ああ、もういいや。

 ゴブリンが目の前に迫ってきたとき、フレイム・ドゥ・フードゥルを纏った手で俺はゴブリンを殴った。


 「ギィィィィィ!!!」


 はあ、ゴブリンを倒したぞ、危なかった。威力増大がなかったら転移早々死ぬとこだったぜ、それにしてもなんで魔法が飛ばなかったんだろうか?まさか、邪神の魔法射程封印のせいか!?はぁ、これじゃあ魔法使いじゃねえだろ…邪神め、許さねえぞ。まあこれについては後で対策しよう。しかし早いこと森を抜けないとな。加速魔法とかは、えーっと、これだな。


 「アクセラシオン!」


 俺は走った。

 おお!速っ!一気に森を抜けるぞ!!

 そうして森を抜けるとすぐ近くに町が見えた。

待てよ、このまま街に入れるのか?門番がいるかもしれないな。よし、もしいたら記憶喪失のふりをしよう。


 「アクセラシオン解除」


 やっぱりいたか。


 「あのー、すいません。ここはどこでしょうか?」

 

 「ん?ここはネイトの町だよ。道にでも迷ったのかい?」


 「いいえ、気が付いたらあの森にいまして、記憶も無いようで困っているのです」


 前半は本当だ。後半は大嘘だが。


 「そうか、この町に入るにはこの水晶に触れてもらう必要がある」


 「これは何ですか?」


 「これは犯罪歴がないか調べるものだよ」


 なるほどな、触れるだけでいいとは流石異世界だ。

 俺がその水晶に触れると、水晶の色が青に変わった。


 「うん。大丈夫だね、ちなみに犯罪歴があるとこれは赤色に変わるんだ。」


 「お金に関しては銅貨3枚になる。君には町の仮滞在許可証を発行しよう1週間以内に払えなければ警報が鳴る仕組みになっているから気を付けてね。お金を稼ぐにはここをまっすぐに歩いたところにある冒険者ギルドに行くといいよ、簡単な依頼なら武器とかがなくてもできるものもあるし、腕に自信があるならモンスターを倒すのもいいと思う。ギルドカードは身分証明にもなるしね」


 「そうか、ありがとう。じゃあそこに行くとするよ」


 俺は門番に別れを告げ、町に入った。

 情報収集がしたいが、図書館のような場所を探すにしても人に聞くにしても圧倒的に金が足りないな。まずは門番の言うとおり、冒険者ギルドにいくとするか。

 まっすぐ進んですぐに、それは見つかった。

 ああ、これだな。なんか緊張するな、よし。

 ドアを開けるとまるで酒場のようなギルドの中に、冒険者と思われる人々が酒を浴びるように飲みながら騒いでいた。俺のドアを開ける音もその喧騒に搔き消された。

 あれが受付かな?俺は酔っ払いに絡まれないように気配を潜めながら受付に向かった。


 「ギャハハハハ!ここはお前みたいな貧弱な奴が来る場所じゃねぇぞー」

 

 絡まれた、ここは穏便に行こう。

 

 「アハハ…ご忠告ありがとうございます」


 「あぁ!?なんか腹立つな、ちょっと来いよ」


 情緒不安定だな。


 「待て、そうやって毎回絡むのはやめるんだアセスル」


 イケメンが現れた。


 「へーリオスさん!すいません…」


 「へーリオスってAランクのへーリオスか!?」


 周囲から驚きの声が上がった。

 Aランクがどのくらいなのかは分からないが、周囲の反応を見るにきっと凄いんだろうな。しかし、大きな騒ぎになったな、実力のないうちはあまり目立ちたくないんだけどな…


 「君、うちのクランメンバーがすまなかったね」


 「いえいえ、貧弱なのは本当ですから」


 「最初はみんなだいたいそうさ、まあ何かあったら言ってくれ、今回のお詫びというわけじゃないが力になるよ、僕はへーリオス、君は?」


 「イツキです」


 「イツキか、珍しい名前だね、よろしく」


 「こちらこそよろしくお願いします」


 それから俺は、受付へと向かった。

 

 「登録をお願いしたいんですけど」


 「はい。こちらの用紙にお名前と年齢、戦闘で使える特技があればお書きください」


 文字は異世界言語変換で異世界語になるんだろうか?そうだ、スキルを鑑定してみよう。


 《異世界言語変換》 常時発動


  読む書く話す聞くの全てにおいて、あらゆる言語をガイアの言語に変換する。この効果はガイアの世界にいる時は常時発動する。


 なるほど、この世界はガイアというのか。この内容からしても書いたときにも言語は変換されるようだな。このスキル、今思えばすごく助かるな。

 そんな風に思いつつ、俺は渡された用紙に名前をイツキ、年齢を16歳、特技の欄には書くか非常に迷ったが、魔法と書いた。魔法と書いたはいいが、飛ばせない魔法を魔法と呼べるのだろうか?見せろとか言われたら困るな。

 そんなことを考えながら俺はその用紙を受付嬢に渡した。


 「はい、ありがとうございます。それでは、ギルドカードを作っている間にギルドの説明をしますね」


 受付嬢は説明を始めた。

 冒険者ギルドはランク制らしい、下からF,E,D,C,B,A,S,SS,SSSとなっているそうだ。ちなみにSランクは1つの国に平均4人ほど、SSランクとなると世界に3人しかいないらしい。SSSランクに関しては、歴史上の英雄がそうであったり、消息不明の大賢者と呼ばれる人物もそのレベルだそうだ。

 ランクの昇格には、試験官との模擬戦によって実力を認められる必要がある。しかしSランク以上は何か功績を上げなければいけないそうだ。その功績の高さによって、SS,SSS,とランクが昇格するそうだ。

 パーティーを組む場合には、メンバーのランクの平均が、そのパーティーのランクとなる。クランの場合はそのリーダーのランクとなるらしい。

 依頼を受ける場合にはそれぞれ一つ上のランクの依頼までを受けることができるそうだ。

 ギルドカードに関しては世界中で使用可能だそうだ。

 冒険者同士の揉め事に関してはギルドは関知しないとのことだ。


 「何か質問はありますか?」


 「いえ、特にないです」


 「ではこちらがギルドカードになります」


 「どうも」


 「何か依頼を受けますか?」


 「はい、おすすめはありますか?」


 「採集でしたら癒し草採集の依頼、討伐でしたらゴブリンの討伐がありますが」


 うーん、戦闘訓練がてらもう一度ゴブリンに挑んでみるとするか


 「ゴブリン討伐でお願いします」

 

 「分かりました。では、ゴブリン討伐10匹ですね、報酬は銅貨5枚となります」

 

 よし、じゃあ早速行くとするか。


 


 

 




 


 


 




 

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