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子どものひとみ

作者: 時計と葡萄

かけよってきて、

見上げてきた

ひとみ


漆黒の石

はずむ息


かなしみ

喜び


きみのために

開けた朝


ひとみの未来を

ありのまま


足から溢れるはやさ

耳にとどく全ての報せ


駆けよ、駆けよと

時がいう


靴も履かずに


腕に風が触れて

白と水とが差しに来る


ああ、めぐみの雨

この子を止めたくて降るか


咲き誇れ

時が叫ぶ


水滴の連なり

とおくからの、いたみ


すっかり焼けた


つらい塩

潮騒のかぎつめ


鳴いている赤

確かな白


先生、座って。


梅の木から

這って出て


闇が包めば

いとおしい

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