山中にて
パネピア最北東に位置するザネイラ。
その領土全体が山地で人の手があまり入らぬ場所も多く、そういった箇所では猛獣や盗賊だけでなく、魔物の姿も多く確認されており、パネピア国において最も危険な地とされる原因となっていた。
ダナの街を出て北東に約百キトル、日にちにして三日目。
レグス達はそんなザネイラ伯領にあるカラロス山の森の中にいた。
朝から歩き続けて、もう陽は暮れようとしている。だが彼らの目的地となる村はまだ先であった。
整備のされていない夜の山道を行くだけでも危険が伴うが、そのうえここは魔物も多く潜むというザネイラ領内。強行軍は難しいだろう。
これ以上進むのはよした方がいいと判断したレグスは野宿を行う事にする。
「ここで寝るって……」
ファバは嫌がるような反応を見せた。
「不満か?」
「そうじゃねぇけどさ」
「盗賊団にいれば露営の経験ぐらいあるだろう」
「そりゃ、あるけどさぁ……」
「言いたい事があるならはっきりと言え」
「いや、なんつうか、意外だなって思ってさ」
「意外?」
「ここまでボロ宿でも一応は宿とってきただろ。だから、ほとんど何の準備もなしに野宿ってのがあんたにしては意外だと思ってさ」
ファバを連れるようになってからレグスはここまでどこかしらの街や村で宿を取ってきていた。空の下での野宿は二人旅で初となる。
「今までが例外だっただけだ」
「俺を気づかっての事か?」
もしそうであるならば、少年にとってそれは嬉しさより半人前扱いされる悔しさの方が上回る。
「馬鹿を言え。ザネイラがどういう場所で、自分達が何をしようとしているのかを考えてみろ。ザネイラに入れば満足に休める保証もない。無駄な疲労を避けたにすぎない」
「なるほど」
「野宿出来るだけでも有り難いと思え。これから先、敵に追われ一睡も出来ぬ日がいつ来てもおかしくないからな」
「ああ、それはわかったけど……」
「なんだ?」
「ついでに聞いとくがここまでずっと徒歩だろ。馬は使わないのか? 金の問題かと思ったがあんな弓をポンとくれるんだ、それはないだろ。まさか馬に乗れないとか? それでも荷物運ばせるだけでも使えるんじゃねぇのか?」
「必要がある時は使っている」
「今はその時じゃないのかよ」
「そういう事だ。馬は臆病な生き物だ。十分に訓練されていない馬は魔物なんかと鉢合わせすればたちまち暴れ出す。それではかえって足手まといなだけ。それに馬では行けぬような道を通る必要がある事も出てくる。その度に乗り捨て、新しく訓練された馬を用意するわけにもいかない」
「でもいざって時に逃げる足に使えるだろ」
「そうだな。だから必要な時は使う」
「いま魔物が出てきたらどうするんだよ」
「排除出来そうな相手ならば問題ない。そうでないならそれこそ自分の足を使えばいい。……お前は馬に拘るようだが、乗れるのか?」
「いや、乗れない……」
「まさか、後ろに乗せてもらえると期待しているのか?」
「ちげぇよ!! 乗るさ、いつかは乗れるようになってみせるさ」
ファバの宣言をレグスは鼻で笑う。
「馬もいいが、その前にパピーを十分扱えるようになれ。生き残る為にお前が一番にすべき事はそれだ」
「わかってるよ。あんたの指示に従って、暇があれば練習してるだろ」
ファバはダナの街を出てからその途中、休憩を取る合間にレグスからパピーの使い方を教えてもらっていた。
操作は簡単だった。
まずパピー用に作られた金属製の小型の矢を、矢倉と呼ばれる部品についた六つの穴にそれぞれ込める。そして矢倉を指定の場所に合わせてはめ込むだけ。
あとは引き金部分を引いてやれば一射目の矢が発射され、矢倉が回転するという具合で、弦も矢の発射後すぐに魔力の込められた石、魔石の働きもあり引っ張られ自動的に二射目の準備が完了する。
一射目から二射目、三、四、五、六と最大六連射。
矢倉がまわり弦が引きなおされるまで一呼吸分の間を必要とするが、通常の弩を発射させる際にかかる時間を考えると優秀すぎる連射性であった。
有効射程も五十フィートルと、子供が振り回せるほどの大きさの弓にしては十分な距離があり、その軌道も安定している。
さすがは小さな城なら買えるほどの値がつくと言われるだけの武器であった。
「かなりいい感じだぜ。俺って才能あるのかもな」
移動中にとれる短い時間の練習だけでも、三日目にして十フィートル程度の距離までならば止まった的を射抜けるようにファバはなっていた。
「物が良いからだ。それに、最初に教えたが実戦ではゆっくりと狙いを定める時間があるとは限らない。十フィートルならどのような体勢からでも急所を正確に射抜けるぐらいの腕は必要だ」
「ほんと徹底して褒めないな」
「現実を見て言ってるだけだ。そんなに俺に褒めて欲しいのなら褒めるに値するだけの腕になれ」
「それってあんた以上の化け物染みた上手さが必要ってことだろ」
最初に手本としてレグスがパピーを使って見せたのだが、その腕前はかなりのモノ。いや、ファバから見れば異常、人外の域とすら言えるほどだった。
止まった標的なら有効射程限界ぎりぎりでも見事射抜き、近距離では投げられたいくつもの小石を簡単に連続で射ち落とす。止まった状態でなく動きながらでもその正確性は落ちない。
自分と同じ人間の技とは思えない。
だが、これまでそんな奴を見た事が一度もないというわけでもない。
マッフェム、盗賊団ドルバンの山猫にいた弓の名手。彼も人間業とは思えぬほどの腕を持っていた。
信じられぬほどの技を持つ人間を少なくとも二人知っている。
という事は自分もいつか同じようになれる可能性があるのだろうか。
「自信がないのか? お前は俺から剣を学ぶというがあれぐらいも出来そうにないというなら話にならんな。次の村なり街で別れた方がお前の為だ」
「馬鹿言うな!! やってやるよ!! そのかわり逃げるなよ!! 剣を教える段階になって、やっぱり技を教えるのが惜しくなったとか、面倒だとか言って逃げるなよ!!」
そう、少年は男から剣を学ぼうとしていた。盗賊達を屠った、あの剣技を。
相手の攻撃を見切り紙一重でかわす戦いを学ぼうというなら、機械弓で小石ぐらい落とせぬようでは話にならない。
「安心しろ、俺の剣など惜しむほどのモノではない。最初に言ったはずだ、剣に長けた者達は他にもいると。あの時お前はそれをつまらぬ謙遜だと切り捨てたが、あれは謙遜などではない」
「だけどあんたはあのダーナンを殺った。しかも一人で」
「お前にとってダーナンは強大な暴力を手にした絶対者だったのだろう。盗賊を率い村々を襲い、望むがまま食い、飲み、犯す。誰にも手がつけられない暴君。……だが現実は違う。奴は辺境で暴れる小汚い盗賊の首領にすぎなかった」
ファバはレグスの話を黙って聞いている。
「山猫が好き放題に暴れられたのは、領主達が奴らの標的になった東黄人達を見捨てていたからだ。そうでなければもっと早い段階で駆除されていてもおかしくない。お前は疑問に思わなかったのか、東黄人の村ばかりを襲う事を」
「それは奴らが東黄人を嫌ってるから」
「嫌っているから襲う? では奴らは同胞である青目人に対してはどうだ? ダーナンは同じ青目人である部下達にそれほど優しかったか?」
それはない。ダーナンにつまらぬ理由で無惨に殺された下っ端盗賊達がいる事を少年は知っている。
「いや」
「ダーナンは言っていたぞ自分はユロアから流れて来たと。大国ユロアから見れば同じ青目人と言ってもザナールなど所詮は東の辺境に住む異人だ。ザナールの青目人に対してダーナンが特別な感情を持っていたとは思えんな。奴らが青目人の街や村を襲わなかった理由は一つ、領主に目を付けられぬようにする為だ。その為に山猫はわざわざ痩せた東黄人の村を襲い、せこい略奪品で満足せざるを得なかった。そして汚い廃墟や村を転々として活動していた。本当に誰にも手がつけらぬ絶対者ならば、一箇所に留まり堂々していればよい。それこそ一国の王のように」
「それは……。だけどダーナンが強いって言っても相手が軍隊じゃ数が違いすぎる。俺が言いたい強さはそういう強さじゃねぇ」
「かつてフリア全土を巻き込んだ解放戦争では多くの英雄が生まれた。名もない農民から王に駆け上がった者すらいた戦争だ。奴はその戦争に参加して、いったい何になれた?」
答えは決まっている。
「何にもなれなかったのだ。あの程度の強さではな。だからケチな盗賊として辺境の弱者を食い物にしていた。はっきり言おう、ダーナンの強さなどたいしたものではない。奴を簡単に屠れるほどの腕を持つ者を俺は両の手で数えきれぬほど知っているぞ」
嘘ではない。レグスがそんな嘘を言うような男ではない事をファバは理解していた。
「そうか、そうなんだろうな。あんたが言うんだ、俺が想像出来ないほど強い奴ってのは世の中ごまんといるんだろう」
「学ぶ気が失せたか?」
「逆だ!! そんなにすげぇ奴がたくさんいるなら尚の事、俺は剣を知る必要がある!! 絶対あんたの強さを盗んでやる!!」
「強さを盗むか……、まぁ好きにしろ。この旅を生き残れるなら自然と身につくだろう、お前の言う強さもな」
「で、その為にはまずはこの弓をだろ」
「そういう事だ」
話を終えた二人は露営の準備を始める。
焚き木を集め、火打石を用いてそれに火をつける。
やる事はそれぐらいだった。
村や街で購入しておいた干し肉や干し豆などで簡単に食事を済ますと後はもう寝るだけである。
「俺が先に火番をしよう」
レグスが言った。
「いいのか?」
「途中で居眠りされてもかなわんからな」
「見張りぐらい俺でもやれる。山猫でこの手の事はやらされてたからな」
「ここはザナールとは違う。いつ魔物が出てもおかしくないザネイラの山の中だ。奴らの多くは夜を好む。暗闇の中その気配を素早く察知せねばならない。お前にはまだ無理だ」
「ちっ、わかったよ。けどあんたはいつ寝るつもりだ。暗闇がどうのって朝が来るまで一人で見張ってるつもりかよ」
「そのつもりだ」
「大丈夫かよ」
「心配するな。もとは一人旅だ。一日、二日寝る事も出来ぬなどざらだった。慣れたものだ」
ここまで宿を取っていると言っても、ほとんど歩きっぱなしだ。レグスとて疲労がないわけではないだろう。しかしそれはファバも同じ。だったらこうした旅に慣れた男に従うのが道理なのかもしれない。
「じゃあ、頼んだぜ。このまま眠って起きる頃には首が繋がってなかったなんてのはやめてくれよ」
「お前も途中起こされて寝ぼけないようにな。初動の遅れが命取りになるぞ。武器はいつでも使えるようそばにおいておけ」
「了解、了解」
レグスを見張りに残して先に眠るファバ。
天幕も無い野宿だが、歩き続けた疲れもあってか、眠りに落ちるまでそう時間はかからなかった。
そしてそのまま何事もなく朝を迎える、ほどザネイラの地は甘くない。
「ファバ、ファバ、起きろ」
まだ夜のうちに少年は起こされる。見張り役の交代の時間ではないだろう。
それらが意味する事は一つ。
「でたぞ、奴らだ」
傍らに置いたパピーと矢入れ用の皮袋を慌てて手に取り立ち上がるファバ。パピーに矢はもともと込めてある。いつでも射てる状態だが肝心の標的の姿が彼には見えない。
「どこだよ」
月明かりも焚き火の明かりもカラロス山の森を照らしきるには不十分である。繁みが敵の姿を闇に隠している。
だが、敵の存在を知るのに必要となるのは光だけではない。レグスは森の闇から自分達に向けられる殺意を敏感に感じ取り、そのおおよその数までも把握していた。
「近いぞ、それも一匹や二匹じゃない、この気配、かなりの数がいる」
気配には色がある、臭いがある。知識と経験が気配の正体をおぼろげながらも暴いていく。
「この感じ、獣に似ているな。オークや亜人の類いではなさそうだ」
「全然見えねぇ、あんた見えてるのか? この暗さの中で」
「そういうわけじゃない。殺気、気配の殺し方、息遣い、臭い、足音、目で見なくともわかる」
「そいつぁすげぇが、見えてないって大丈夫かよ。こんな暗闇じゃ弓でなんて狙いようがねぇぜ。どうやって戦う」
この暗闇ではファバは余計に戦力として期待できない。
レグスは悩んだ。夜目を利かす魔法の目薬、貴重な星光露を使用すべきかどうか。
今までの一人旅ならばここは間違いなく温存する場面だった。星光露の入手機会は限られており、安易な使用は避けねばならない。気配からは強敵の臭いは感じられない。
彼がこれまで戦ってきた魔物の中でも手強い部類に入るとは思えない気配。
だがあくまでそれはレグスの知識や経験から導かれた予想にすぎない。予想の外の事態はありえるのだ。
それでも彼一人ならば、この闇夜の中であっても森を駆けて窮地を脱する自信はある。それぐらい出来ねば生き残れない旅をしてきた。
しかし今は一人ではない。ファバがいる。未熟な少年では結果が見えている。
――仕方がない。
ファバの身の安全を考えれば星光露を使用せざるを得なかった。
「俺のそばから離れるな。下手に動けば奴らの餌食となるだけだ」
魔法薬を使いながら男は少年に指示を与える。
「下手に動くなつったって、あっちがきたら動くしかないだろ」
「俺が全部斬る。だが、お前が間合いの外に出たら助けようもない。半径二フィートル以内にはいろ」
星光露の効力によって視界を確保したレグスは素早く敵の位置を確認する。
夜目が利くようになったといっても、草木の繁みが透けるわけではない。丸裸とはいかないが、それでも敵の正体に察しがついた。
――『ブラディウルフ』か。これなら……。
よく知る魔物の一種だった。
「へぇ、今度は俺を助けてくれるのか、優しいね」
ダナの街での一件があったせいか、助けると言うレグスに皮肉を込めた言い方で返すファバ。
「死にたいのなら好きにしろ。そうでないなら俺の指示に従え」
焼べられた焚き木をレグスはいくつか手に取る。
「いいか、はじめるぞ」
そしてファバが頷くと、彼は火のついたそれを周囲に投げた。
宙に舞う炎が闇に潜んでいた魔物の姿を照らす。
「くるぞ!!」
照らされた魔物が動き繁みから飛び出した。
暗い赤の体毛。鋭い牙、鋭い爪。蛇のような尾に、特徴的な六つの赤い瞳。
魔界に暮らすという巨大な三つ首の番犬ケルベロス、その血を引くとされる魔狼ブラディウルフ。
最初の一匹が大きく口を開き、ファバに向けて飛び掛かる。
が、その牙は届かない。レグスの剣が魔物の頭を捉えるのが先であった。
血と肉片を周囲に飛ばしながら絶命する魔物。
「うわぁっ」
初めて目にしたブラディウルフ、そしてそれが目の前で叩き斬られる迫力に、ファバはついたじろいでしまう。
そして怯んだ獲物に魔物達は次々と襲いかかる。
「くそ、なんで俺の方ばっかり!!」
ファバに向かって前から後ろから横からと次々と飛び掛ってくるブラディウルフ。
その全てを叩き斬りながらレグスは言う。
「理解してるからだ、どちらがより喰らい易いかを」
少年を守りながら戦う男の背後を取る形でブラディウルフが襲い掛かる。
――危ない!!
内心ファバがそう思った瞬間には、レグスの剣はその魔狼を斬っていた。
まるで背中にも目がついているかのように剣の軌道に迷いはなく、全方向から襲い掛かる魔物を彼は斬り続ける。
「いったい何匹いるんだよこいつら!! 限がないぜ!!」
今だ消えない魔物の気配にファバが言った。
レグスはもう十以上は斬り殺しているはずだ。
「限はある。残り半分もいないはずだ」
「ほんとかよ」
星光露の力で得た夜目とこれまでの旅で鍛えられた耳によってレグスは繁みを駆け回る魔狼の数を冷静に判断していた。
そのうえブラディウルフが持つある習性を彼は知っている。
「こいつらの習性でな。狩りの最中、群れの半分ほどが戦えなくとなると一度様子見をしだす、今のようにな」
たしかにさきほどまでと違い、魔物は唸り、周囲を駆け回るだけで襲ってはこない。
「って事は、もう一度あれをしのげば終わりって事か」
「そうなる」
「あれだけ派手に殺ったんだ。このまま逃げてくってのはないのか?」
ファバから見れば魔物とレグスの差は歴然としている。たとえこのまま百匹、千匹と襲い掛かってこようがこの男なら全て倒してしまいそうな、それほどまでの差だ。
「残念だがそれはない。こいつらは生存本能というものが欠けている。食欲を満たす事が奴らの全て、一度狩りを始めたら狙った獲物を喰らうか、群れ事全滅するかだ。そこがただの獣と魔物との差でもある」
「馬鹿じゃねぇのか、死んじまったら喰うもクソもないだろ」
「だが馬鹿は馬鹿なりに頭を使う。奴らの唸り声が聞こえるだろう、あれで作戦を伝え合っている。俺達を狩る為のな」
「こっちにはないのかよ、作戦」
「最初に与えた無闇に動くながその作戦だ。安心しろ、所詮食い意地が張っただけの狼だ。たいした事は出来やしない」
「その自信、慢心にならなきゃいいけどな」
ファバがそう言ったと同時に、駆け回っていた魔狼の動きが止まる。そしてそのうちレグスの正面の繁みで一匹が大きく吠えたかと思うと、そこからもう二匹が加わり飛び出してくる。
「来た!!」
少年が声を上げ、三匹の魔狼にパピーを向けるがレグス方は動かない。
ファバがどうしたのかと彼の方を見た瞬間。
二人の背後から音を殺し近付いてきていた大量の魔狼が飛び掛ってきた。
――やばい!!
ファバにとっては完全に不意をとられた形だった。
しかし。
それを待ってましたといわんばかりに、レグスは魔狼達をまとめて斬り捨てた。
最初の一撃で三匹、二撃目で二匹、そして最後は突きで一匹。流れように放たれたレグスの剣、計六匹の魔狼があっと言う間に骸と化す。
だがそこで戦いは終わりではない。初めに飛び出した三匹の魔狼がいる。
それでも結果は見えていた。
二匹を斬り、最後の一匹を短剣を投げ仕留めるレグス。
終わってみればなんてことはない、無傷の圧勝である。
周囲から魔狼達の気配が完全に消えた事を確認したレグスはファバに言う。
「慢心ではない。知識と経験からくる『確信』だ」
と。