俺と彼女の恋物語
俺「光が死んで一年経つんだなぁ...おれさびしいぜ...でも最後は楽しかったよな ハハ」
俺は彼女の墓の前で笑ったが、目が熱くなって、涙がこぼれた
俺「都会ってこんなに暑いのかよ...」
俺は努力の末、都会にあるそこそこ名のある大学に入った、一人暮らしをするために引っ越してきたのだ。
田舎にずっといた俺は、中学のころから都会に憧れていた、特に理由はないのだが、都会ってかっこいいイメージがずっとあった。家族は両親と妹と俺という構成だ、特に金には困らなかったが、妹と喧嘩ばかりしていた、物の取り合いとかが多かったか?
俺は童貞 彼女歴=年齢 おまけにコミュ障 大学に入ってから友達ができる自信なんてこれっぽっちない、もはや作ろうとも思わない、悲しいな...
入学式当日、コミュ障のせいでクラスメイトに話しかけれないでいると、意外にもクラスメイトは良いやつばかり、あっちから話しかけてきてくれて友達ができた、5人できた。
何がなんだ時が流れ入学式から3ヶ月たったくらい、夜10時くらいにコンビニに夕飯を買いに出かけた、こんなに遅いのは友達5人と遊んでたからだ、コンビニから帰る途中に電柱に人影が見えたからなんだろう~と思ってたら女性の人がおげぇしていた。
俺 「うわぁ...吐いてるよ...ん!?」
なにか見覚えあるな~と思ったら同じアパートの隣人だった、コミュ障の俺でもさすがにあったらあいさつぐらいはしていた。印象は、美人でかわいいんだけど、ちょっと天然がありそうな感じだった
俺 「だ、だいじょうぶですか?」
俺はコンビニで買った水をわたした
女性「ふぁ?あ、おとなりふぁんの、ありがとうございまふ」
彼女は水を飲んだ、酒臭かったので酔ってるのだろう
女性「ありがとういい薬です」
彼女はニコニコしながら言った
不覚にも笑ってしまった俺はちょっと恥ずかしくなった、でもよくよく考えたら妹以外の女性とちょっとだけだがコミュニケーションが取れたのはすごい久しぶりだった、このちょっとのコミュニケーションで彼女はいい人だし可愛いと思った、俺だけ?いいや男性なら誰もがそうだろう。
俺 「あのう、送っていきましょうか?」
自分でもびっくりした、自分からこんな言葉が出るなんて、喋るだけでなく自ら誘うなんて、このとき一目ぼれしたから自分がこんなこと言えたなんて、俺自身も気づいていなかった。まぁ送るといっても心配だから一緒に帰るだけなんだけどね、しかも歩き、車だったらもっとかっこよかっただろうになぁww
女性 「助かります」
一緒に喋りながら帰った、彼女の名前は「ひかり」太陽の光の「光」が漢字だと彼女は言っていた、21歳の美大生で一浪して入ったらしい同じ1年だが俺より一個上に当たるわけだ、将来の夢はアニメーション関係の仕事に就きたいらしい、そういえば妹も同じ夢だったなと思った。高校の同窓会で飲んだら酔ったらしい、酒には弱くあんまり飲まないそうだが、友達に飲まされたらしい、高校時代、友達が少なかった俺は羨ましいと思ったが、今は5人の友達がいていつかはみんなで飲みたいな~と思ったらワクワクしてきた。
光 「〇〇君はなにか趣味あるの?」
俺 「ギターと、アニメとかですかね、ギターはあんまり上手くないですけどねww」
光 「へぇ!すごいよ!かっこいいじゃないですか!ねぇね!なに弾いたりするの?」
ギターにくいついてきてくれた、この話をする時の彼女の目はキラキラ輝いていた
俺 「ボカロとか、まぁいろいろですかね」
光 「おぉ!かっこいいなぁ、ボカロいいよねぇ、私も大好きなんだよねぇ」
なんという偶然、趣味が重なった、そのあとは、ボカロの話で盛り上がった、気が付いたら家の前まできていた。
光 「本当に助かったよ!ありがとうございました!てへへ」
俺 「いやいや、こちらこそ楽しかったっすよ、あんまり飲み過ぎないように気をつけてくださいねw」
光 「ふるさいなぁもぉw、じゃあまたね」
俺 「はい、おやすみなさい」
彼女とはそこでわかれた、俺はベットにダイブし、枕で顔を隠しよっしゃぁぁぁと叫んだ、今思えば気持ち悪いが、その時はテンションが高かった。そういえば飯がまだだった
夕飯はコンビニで買ったのり弁だ。
俺 「いただきまーす」
焦って食ったわけでもないのに喉につまった
急いでコンビニで買った水を飲もうとしたが、彼女にあげたことを思い出した、なんとか助かったが、一気にテンションが落ちた。
つづく...