護衛編2
「うっひょー かわいいじゃねぇか」
「これは第三勢力の登場か?」
「きゃー かわいい 私の物にしたい」
新井あずみという転校生が自己紹介したところで、クラス中から大歓喜の声があがっていた。
「言っておくけど男子生徒諸君、彼女に告白したら~ 私が童貞奪うからね」
先生…ちなみに先生の名前は穴澤です。
新井あずみ、髪はセミロングでフワフワしている。身長はこの年の平均ぐらいで首に何かアクセサリーをしている。ただそのアクセサリー自体は服の下に入れている。後、……胸でかいな。
そして、先ほど一瞬でた第三勢力ってのはこのクラスには他にも二人の人気のある美少女がいるので彼女は第三勢力になるのだろう。
一人は角絵夢々さんでスタイル抜群の黒髪ロング、ただあまり口数は少なく近づき難い人で、まさに高嶺の花と言った女性だ。
もう一人の尾嶋 美咲 は対照的にスレンダーだが人付き合いがうまく、男子よりも女子に人気がある感じだ。
まぁ、僕には関係ないけどね。
そうだ、新井さんを今日あの事務所に連れていかなければ。
その日の授業は転校生もあってか、皆の授業に対する意識が違った。
昼休みには他のクラスからも転校生を見に来た人がいて、クラスは大にぎわいだった。
…昨日学年一の美少女が殺されたというのに。
放課後になり、僕はやっと新井さんに声をかけた。
「あの、新井さん、今日の放課後は僕について来てくれるかな」
………
「おい雄大が新井さんを誘ったぞ!」
「やるな、雄大!」
「小川君、それは先生に童貞をささげるってことでいいんですね」
「雄大さらば、 あの世でまた会おうぜ!」
「いや、違うからね!」
僕が場の混乱を鎮めているている(特に先生)間に、新井さんから返答があった。
「あなたがレースですか、」
「は?レース?」
レース?確か昨日も聞いたような、
「違うのですか? ではあなたは何者ですか?」
「何者って…とにかく火神って奴に新井さんを連れてこいって言われているんだ」
と僕は火神のサイン入り名刺を新井さんに見せた。
「そうですか…分かりました。あなたについていきます」
………
「おい!新井さんがokを出したぞ!」
「んだとこらー!!!!」
「きゃー!穴澤先生が暴走したー!誰か止めてー!」
「よっしゃ 俺に任せろ!」
「気を付けろ数崎!今の先生は一筋縄ではいかないぞ!」
教室がカオスなことになっている間に僕は新井さんの手を引いて教室を出て行った。
「「「数崎ーーーーー!!!!」」」
と、が後ろから皆の叫び声があったが、
………数崎が死んだか。
なんか、全然話が進まないです。
大丈夫なのでしょうか…