再始動4
ここまでで主人公のセリフが え? しかないですが、今回はあるのでしょうかねぇ
おっ、やっと思考が追いついてきた。
……………………………………。
何かお命頂戴宣言されたんだけど…
「ダメだ」
仮面をつけた男、火神が答えた。よかった。
「おいおい、それは俺に死ねと言ってるのか?」
「たった今人を殺した奴が何を言っている。」
そりゃそうだ。
「じゃあどうすんだ?お前が隠蔽してくれるのかい?」
「分かった、俺がなんとかしよう。」
「そりゃどうも」
と言って白鳥はナイフをしまって背を向けた。
「だがよー殺しを見た奴を狙うのは俺だけじゃねーぜ、そいつは生きて家まで帰れるかなー あばよ」
と白鳥は路地裏の奥へ消えて行った。
「あいつが言ったことは本当だ。」
仮面の男火神はこっちを向いて怖ろしいことを言ってきた。
「と言うわけでこれから俺の事務所に来てもらうぞ。」
僕は答える間も無く手を引かれて火神の事務所に連れられていった。
火神の事務所までの道は普通だった。なんというか、本当に普通だった。さっき白鳥が言ってたように他の人が僕を殺しに来ると言うこともなかった。
普通に通行人がいて、普通にすれ違うだけだった。気になったのは、何故みんな火神の仮面を気にしないのだろうか。みんなには見えてないのだろうか。そんな気がした。
「あら火神ちゃん、今日はその仮面なのね、あら、今回はその子が何かやらかしたの?」
「あ、田中さん、いえ、こいつがやらかしたのではありませんが、またややこしいことになりまして。」
というふうに火神は近所のおばさんに挨拶していた。
………みんな、もう慣れてるのかよ。
などと考えてる間に、あるアパートの2階に連れられて行った。
わざとじゃないんです。書いてたら何故か主人公のセリフが無くってるんです。
次回で再始動終わらせます。
多分