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A班活動停止 ― 白いカラスはタキシードを着る ―  作者: ぽすしち
班室

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だからって なんで



 本当は、ルイの『推薦人』にあってきたはなしをジャンとザックがみんなに報告して、《白いカラス》に、どう対応するかについてのミーティングをするはずだった。



 バートとケンは墓場の監視補助から今朝ひきあげたというので、参加しないはずだったのに、なぜかケンだけ会社の仮眠室にいたからと起きてきて加わっていた。


 ジャンに報告をまかされていたザックがたちあがろうとしたところでニコルに背中をおされたルイが先に、『まだいえてなかったこと』の報告をはじめると、不機嫌そうに壁にもたれていたケンがいきなりルイにとびつき、あの騒動になったのだ。



 ルイには、レイが《光》を放つようにみえるらしい。

 だからって、なんでケンはいきなりとびかかったんだ?



 ザックはさきほどジャンの喉につきつけられたお気に入りのペンをひろう。




 顔をあわせたときルイはひどく恥ずかしそうに声をかけてきた。

 

 なぜか顔の半分がアザで変色しており、この前は迷惑かけたな、なんて言われたけど、迷惑をかけられた覚えはない。

 苦しんでる仲間の姿をみたのに何もできなかっただけだ。




 朝、この班室に入ったとたん、変に空気が緊張していて、それぞれが視線を交わさずに会話もないのが気にはなったが、一番ピリピリした様子で腕をくんで壁にもたれるケンをみたウィルが、「まずいな」と口にしたのが一番気になった。




 その『まずい』っていうのが、この結果のことだろうか?





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