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A班活動停止 ― 白いカラスはタキシードを着る ―  作者: ぽすしち
気づいたウィル

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子羊を名づけに


 聖堂教にはいくつかの《神話)があり、その中に『光の子』を手に入れればこの世の光をすべて手に入れたことになる、という神の言葉があり、その意味はながいことさまざまな議論をよびおこしていて、なかには『光をてにすれば、この世の権力すべてを手に入れる』という意味だと主張する連中がいて、さまざまな新興宗教をおこしている。


 去年ウィルたちがかかわって解体された『星の恵み』なんていう宗派もそのひとつだろう。

 



      だが、あの男はちがう。




「あのさ、ウィル、その前にちょっといってみたいところがあるんだけど」


 気分がもどったのか、ピクニックにいきたいというような声だった。



「どこ?」


 休みで銃器をもっていないこの状態で、あまりうろつきたくはなかった。

 

 こちらの声になにかを感じ取ったレイが、だめならいいんだ、とあわてていう。



「言ってみてよ。ダメそうならはっきりそういうから」


「あの、・・・きみのとこの牧場・・・前に、もうすぐ羊も子供をうみそうだって・・」



 思わず指をならして賛成する。

「そうだよ!そうだった。またレイに名前を付けてほしいって言われたんだ」


 急いで車線を変更し、目当ての出口へむかう。



 子羊に会えるのがわかったレイは興奮した様子で何頭うまれたのかを知りたがり、こちらがだしたてのひらをうれしそうにたたいてみせた。





      牧場にはいつだって、泥棒と獣よけの『銃』がそろってる。






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