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第十一話 帰路

朝になり、桃太郎たちは南御伽村を出ます。

国内にまだいるだろう鬼たちを退治に出ます。

その時、御屋形様や隊長をはじめ、村にいる人たちが見送りをしてくれました。


国内を廻り、村や町で鬼の情報を聞いてはその地に行き、鬼を退治しました。

およそ半年、国内隅々を廻って鬼を退治してお城の御屋形様に報告に行きました。

お城の中庭で御屋形様と会います。


「桃太郎に小梅、そして二人の仲間たちよ、よく来てくれた。其方たちの活躍はいろんなところから聞いているぞ」

「御屋形様、ありがとうございます。国内を隅々まで行って来ました。多くの鬼どもを見つけてはみんなと全て退治しました。もう国内に鬼はほぼいないかと思います」

「そうか。それはとても嬉しいぞ。大儀であった」


 御屋形様は家臣に声をかけると、家臣がいろんな荷物が積まれた荷車を持って来ました。


「其方たちへの報酬だ。お金の他に食料品や反物、日用品などを積んでいる。持ち帰って村のために使うといい」

「「御屋形様、ありがとうございます!」」


こうして、桃太郎たちは荷車いっぱいの報酬を受け取り、相里村へ向かいます。

先頭を月白が歩き、荷車を曳くのは桃太郎。

荷車には潤と浅葱が乗り、後ろを小梅が押しています。


道中に鬼どもに会うことはありませんでした。

代わりに、以前より人とすれ違うことが多くなった気がします。

ある時、道中で大きな荷物を持った二人の男に声を掛けられました。


「もしかして、桃太郎様に小梅様ではありませんか?」

「そうですが、あなた方は?」


二人の男は国内の町や村やを廻る商人でした。

半年前は二人は道中で鬼を見かけたことがあり、死に物狂いで逃げ出したことがあったのです。

商売仲間には鬼に襲われて死んだ人もました。

ところが最近、あっちこっちの町や村で犬、猿、雉を連れた若い男女の二人、桃太郎と小梅という一行が鬼を退治してくれて助かったと聞いたのでした。

それで二人の商人は安心して町や村を廻れると思い、その一行に会ったらぜひ挨拶をして感謝の言葉を述べたいと思っていたのでした。


「桃太郎様、小梅様、お仲間の皆様、ありがとうございました」


深々と頭を下げる二人に桃太郎と小梅は話を聞いて照れるのでした。

その二人と別れ、歩みを続けると道中すれ違う人の中にはまた同じように声を掛けられるのでした。


「ねぇ、桃太郎。なんだか私たち有名になったみたいだね」

「そうだね。犬、猿、雉と一緒に旅する一行って俺たちだけだろうからね。目立つな」


二人は笑い合うのでした。

それからも時折すれ違う人たちからも同じように声を掛けられました。



そして、桃太郎一行は相里村に帰ってきました。

村の一人が桃太郎達に気付いて「桃太郎と小梅が帰ってきた」と村の人たちに声をかけてまりました。すると大勢集まってきます。

桃太郎の家の前まで行くと、おじいさん、おばあさん、ミケ、小梅の家族に信広さんが家の前に立っています。

どうやら信広さん怪我は回復されたようです。


「「ただいまー!」」

「「「「おかえりー!」」」」


これでお話はおしまいです。めでたしめでたし。

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