異世界転生のご注文ですか?至急トラックでお迎えに上がります
「はい、承りました。行き先は――――――」
私は、かかってきた電話を取り日時と場所を記録する。机の上に置いてあったキャップを被りそうしてシャッターを閉めていた車庫の扉を開ける。
車庫の中には立派なトラックが一台止まっており、少し前の方がへこんでいた。
「このトラックも替え時かなあ」
私はへこんだ部分を撫でながら、ため息をつく。
そうして、鍵を開けトラックへと乗り込んだ。トラックにはこれと言って何かが乗せられているわけでもなく、私は何も入っていないことを確認した後エンジンをかける。
そして、ゆっくりとアクセルを踏み込みトラックを走らせた。
私が働いているのは運送会社だ。といっても普通の会社ではない。
「おっと、ビンゴ」
私は数分トラックを走らせ、歩道にふらりと出てきた男子高校生を見つけ指を鳴らす。そして、そのままアクセルを踏み速度を上げる。トラックから出る風圧により、少年の顔にかかる髪が激しく揺れる。しかし、そんなことに構わず少年は私の方をじっと見つめてくる。
その顔からは、一切の感情を感じ取ることはできなかった。いや、私に気がつきもうどうしようもないと諦めたような表情。
――――――キキィッ!
「人が轢かれてるぞ!」
「救急車よ!救急車!はやく!」
「運転手は何処だ!?」
少年が轢かれたことにより集まってきた人々。
そしてその光景を見た周りの人は、さらに騒ぐ。そんな中、私はキャップを目深に被り野次馬の中を抜けていく。
(任務完了っと……)
それから暫くして救急車のサイレン音が聞え、現場の方から叫び声が上がる。
それを横目に見つつ私はその場を後にした。
***
「おおッ……!振り込まれてるぅ!」
私は銀行の口座を確認して歓喜の声を上げた。
「0幾つ!?すっご!」
私は0の数に目を輝かせながら、もう一度振り込まれた金額を確認する。今までの給料の数倍ものお金が入ってきたのだ。
これで、新しいトラックを買うことができる。
今使っているものはもうそろそろ寿命だったし、買い換えたいと思っていたところだった。
私は嬉しさのあまり小躍りする。
そんな私を奇妙な目で見る人達の視線に気づき私は咳払いし、あたかも私は違いますよオーラを出して銀行を出た。
外は青空が広がっており、太陽がこれでもかと言うほど照っていた。そのせいもあって、私の額には汗が滲み出ており思わず手で拭う。
今日はとても暑いなと思いながら私はトラックに乗り込む。
運転席に乗り込みエンジンを掛ける。そしてアクセルを踏むと同時にラジオをつける。軽快な音楽が流れ始め、それに耳を傾けながらハンドルを握る。
少しすると信号が見えてきて赤になった為止まる。そこで、ラジオの音楽を止めニュースに切り替える。
そして、流れてきたニュースの内容を見て眉間にシワを寄せた。
――先程、××町の住宅街にて17歳の少年が……
「はあぁあ~~~~……」
私は深いため息をつく。
「人轢いて貰ったお金でご飯食べてる私って何なの……?」
そんなことを考えているうちに青になり再び走り出す。
私はトラックを走らせつつ、ふと疑問に思ったことを呟く。
私は、しがないドライバー。
しかし、依頼を受け人を轢く……いや、人を異世界に転生させる仕事をしている人間だ。
よく異世界転生をする条件に、事故や家の扉が異世界に繋がったというものがあるだろうが、その中で最も多いのがトラックにはねられる、である。
私は、そんな異世界転生の引き金とも言えるべきトラックを運転するドライバー。
いろんな世界の神々から仕事を請け負い、時刻と場所、そして指定された人をトラックではねる仕事をしている。はたからすればただの人殺しなのだが、これは神々の力によって許され隠蔽されている。また、トラックも彼らから支給された物を使っている。
「最近注文が多いのよ。やれ、若いニートをだの、才能を持っているのに解雇された元サラリーマンだの……細かいし」
私は、ハンドルを握ってさらに深いため息をつく。
最近は本当に依頼が多く、その殆どが男性である。言い方は悪いが、一発でひき殺せないこともあったしそういう場合は引きずり回さないと行けなかったりとかなりメンタルが持っていかれる。
神様に頼んで、トラックに伝わる振動を軽減して貰っているから前よりかは人を轢いたという感覚がなくなってきた。が、人を轢いていたりはねていたりするのは事実。
勿論、死体は残るわけで……
正直言って、私だってこんなことはやりたくない。しかし、これは父の代から受け継いだ仕事(といっても二代目)。
この世界ではトラックによる交通事故なんて日常茶飯事であり、いきなり飛び出してきた人をブレーキをかけるまもなく轢いてしまったとか……それでもドライバーの責任になるのだからこれまた可笑しい話ではある。だが、人と車……どちらが力を持っているなんて明確なので、人が飛び出してこようがドライバーが注意しようが、轢いたものの責任になる。
しかし、私はその罪から逃れ今日も人を轢いているわけだ。
ある意味それが罰なのかも知れない。
私はそんなことを考えながら、コンビニの駐車場に停車する。
「あっつ、アイス食べよう……」
そうして私は、運転席から出て店内へと入る。
店の中は冷房がきいておりとても涼しかった。私は冷蔵ケースの中からソフトクリームを取り出しレジへと向かう。
そして会計を済ませ、袋に入れられたそれを受け取り外に出ようとした時だった。
―――――― ドンッ!
と誰かとぶつかり私は尻餅をつく。
「ああ!すみません!そんな強くぶつかるつもりじゃ!」
そういって私に手を差し伸べてきたのは、眼鏡をかけた学生と思しき少年だった。
「いたぁ……アイス折れてたらどうしてくれるのよ」
私はそう悪態ついて少年の手を払い、床に転がっていたアイスの袋を拾い上げる。そしてそのまま立ち去ろうとしたのだが、何故か少年は私の後をついてくる。
そして、私の目の前に立ちふさがった。
私はそんな少年を睨みつける。
すると、少年は先ほどのおどおどした態度とは一変し、真顔になりそのまま口を開いた。
「貴方、人を轢きましたよね」
「は……」
突然の言葉に私は唖然とする。
確かに、私は昨日人を轢いたが何故そのことを知っているのか。
まさか、こいつは私が轢いた奴の関係者なのか? 私は内心焦りながらも平静を装う。
「私が人を轢いた証拠はあるの?人を勝手に人殺しみたいに……」
「あります」
「自信満々に……」
「昨日ここの近くの住宅街で中型トラックが僕のクラスメイトをはねたんです。そのドライバーは彼を轢いた後帽子を被って野次馬の中に紛れて逃走しました。貴方のような長い髪に茶髪の女性でした」
私の言葉を遮るように、少年は淡々と話し始める。
そして、私の方を指さす。
私はその言葉を聞き、額から汗が滲み出るのを感じた。
―――― まずい。バレてる。
恐らく彼は私を追いかけ、探していたのだろう。
もし、彼がもし今警察に通報したら…… 私には逃げ場がない。
このままでは捕まってしまう。それだけは嫌だ。
いくら神の加護があるとはいえ、こうもはっきりとした記憶を保持し言ってくるのだ。動画など撮られていたらたまった物じゃない。そこまで、神は助けてくれない。
私は必死に頭を回転させる。どうにかして、彼の口を封じなければ。
「それで、アンタは私にそれを言って何をしたいわけ?友達の復讐?それともただの正義ごっこ……」
「……したいんです」
「はあ?」
「僕も異世界転生させてください!ドライバーさん!」
そういって私の手を掴み、キラキラとさせた目を少年は向けてきたのであった。
***
「僕、ずっと前から異世界転生したくて」
「……はあ」
人の少ないカフェにて、私は冴えない眼鏡少年田中と向かい合って座っていた。
私は彼に奢って貰ったオレンジジュースを飲みながら、ため息をつく。
そして、話を聞くことにした。
田中の話によると、彼は異世界に憧れているらしい。
そして最近流行りのネット小説を愛読しているらしく、その影響でトラックに跳ねられれば異世界に行けると本気で信じ込んでいるようだった。
その話を聞いた私は、少し呆れつつも質問をする。
なんでトラックにはねられたら異世界に行くと思ったのかという問いに対して、彼は答えた。
それは最近、若者の間で流行っているというスマホアプリの影響だそうだ。
なんでも、前どっかではねた男が現実世界と電波が繋がる異世界に飛んでいたらしく、掲示板か何かにその情報を書込んでいたのだそうだ。田中以外からは嘘だろーと非難されていたが、彼はそれを信じているようで、本気でトラックにはねられれば異世界転生できると思っているのだそうだ。
「それで、僕を思いきってはねてください!」
「やめて、私は仕事でやってるの」
私はテーブルに身を乗り出し懇願してくる彼を押し返す。
すると、田中は何やらもじもじとしだす。そして顔を赤面させて言った。
私はそんな様子の彼を気味悪く思い、眉間にシワを寄せると、彼は恥ずかしげもなくこう言い放った。
「僕学校では冴えない方なんですけど、こういうタイプって異世界にいったらモテると思うんですよね。エルフの女の子や可愛いケモ耳の女の子に……ハーレム」
「……ないわぁ」
私はつい本音を漏らしてしまった。しかし、そんなことは気にせず田中は自分の世界に入っている。どうも彼は妄想癖があるようだ。
正直気持ち悪いし関わりたくないが、一応話を聞かないことには始まらない。そうしてしばらく田中の独り言を聞いていると、彼は改めて私に言ってきた。
「ドライバーさんって他の人と違う雰囲気をかもし出しているというか、何か異世界とか神様とかと繋がってそうだなって思って。だから、ドライバーさんに轢いて貰えれば異世界に転生できるんじゃないかって思いまして。あとを付けさせて貰いました」
と、サラッとストーカー発言までし田中はお願いします。と頭を下げた。
この男、かなり危うい存在だと私は感じていた。このまま放置すればいずれ本当にトラックに突っ込んで轢かれかねない気がする。
そして、その被害に遭うのは恐らく何の罪もないドライバー…… 私はそんなことを考えて、田中を見た。
確かに、偏見だが冴えない男性が異世界に行ってハーレムという話は依頼を受けた神から転生者のその後について聞いたことがある。
大半はあの時トラックに跳ねられてよかったというものが多いらしく、勇者や魔王、ハーレム、溺愛などもう異世界ではやりたい放題らしい。
「でも、アンタがもし異世界に行ったとしても、そこで上手くいくとは限らないよ」
「それでもいいです!僕は異世界に行きたいんです!」
「……はあ」
「それに、もし仮に僕が異世界で上手くいかなかったとしたら、それは僕が無能だっただけです。ま!異世界転生者が無能なんてこと無いと思いますけどね!」
そういって田中は笑い出した。
完全に脳内がやられてしまっているなあと思いながら、私は考えた。
依頼なしで人を跳ねた場合、異世界手当がつかない。そのため、罪に問われる可能性があるのだ。
私が人をはねるのは、もしくは轢くのは依頼があったときだけ。トラックのナビの行き先を異世界に設定しなければならない為だ。
だから、依頼なしに彼を轢くことも、異世界に飛ばすことも出来ない。
「ドライバーさんお願いします。僕、来世では可愛い子達にもてはやされたいんですぅ……」
「その考え方、キモいからやめて。それに私はドライバーさんじゃない」
「え?じゃあ、轢き逃げ犯……」
「ああ?」
「何でもないです」
私は田中の言葉に反応して、ドスの効いた声を出してしまう。
彼はその声を聞き、ビクッと肩を震わせ縮こまった。私は咳払いをして、仕切り直す。
「速水。それが私の名前。ドライバーさんなんて名前じゃない」
「あ、そうなんだ。すみません……速水さん」
田中は申し訳なさそうに私の名前を復唱した。私はそんな彼の様子を確認し、再びため息をつく。
―――― なんでこんな奴に絡まれてるんだろうか。
そう思いながら、オレンジジュースを飲み干し、スマホを取り出しとある連絡先に電話をかける。
「何処にかけてるんですか?」
「異世界転生窓口。普段は使わないんだけど、今空いてる異世界がないか聞いてみるの」
「速水さん!」
「うわ、やめ!ひっつくな気持ち悪い……!電話出れないだろ!」
私は抱きついてくる田中を必死に引き剥がそうとするも、彼はなかなか離れない。それどころかさらに力を込めてきた。
そんな田中を引きはがそうとしているうちに、電話が繋がった。
『はい、こちら異世界転生窓口です。異世界転生をご希望ですか?』
「あー速水です。今、空いてる異世界とか……転生者が欲しい世界ってあったりしますか?」
電話に出たのは鈴のように凜とした可愛らしい声の女性だった。
この窓口は天使が対応していると聞いたことがあるから多分天使なのだろうと思いつつ、私は彼女の言葉を待った。
『そうですね……現在、二世界ほど転生者を募集している世界があるのですが』
「それって、条件ありますか?」
『とくには……ただ、気性の荒いモンスターや人間がいる世界でして、危険ではあるかもしれませんね。もう一つの世界は、魔法の才能がある者が重宝される世界でして……こちらは、転生特典にしょぼい魔法しかついてなくて」
「……構いません。それで、どっちの世界に行けば良いんですかね?」
『それでしたら、魔法世界の方で。そちらの方が初心者転生者には合っているでしょうし……あ、でも、あまり大きな怪我はしないでくださいね。治癒魔法の使い手が少ないので、回復が遅れますので。それと、くれぐれも転生者を殺さないように』
「ん?はい……ありがとうございます」
と、何処かかみ合っていない会話を終え私は電話を切った。
そして、それまで待っていた田中がどうでしたか?と聞いてくる。
「んーあー、アンタの転生先が決まったわよ」
「ほ、ほんとですか!ありがとうございます!ドライバーさん……じゃなくて速水さん!」
田中は私にお礼を言うと、私に頭を下げた。私はそんな彼に、とりあえず頭を上げさせる。
そして、私は立ち上がり言った。
―――― さて、仕事の時間だ。
私は田中を乗せて人気のない山道までトラックを走らせた。田中は住宅街とか交差点がいいとかいっていたけど、あんな目立つ場所ではやりたくない。
私はトラックのエンジンを吹かし、田中の方に振り向く。そして、窓を開けて再度田中に聞いた。
「本当にいいの?」
「はい!わー僕も異世界転生できる日が来るなんて……夢みたいだ」
田中は興奮気味に答えてきた。正直、こいつのテンションには付いていけないが、まあ、仕方がない。
それにしても、異世界転生したいとは……一体どういう人生を歩んできたのか気になるところではあるが、今は置いておくことにしよう。きっとただの馬鹿だ。
私はトラックのギアを入れアクセルを踏む。
すると、エンジンが甲高い音を立て、タイヤが地面を擦る音が聞こえてくる。
こういうケースは初めてだが、まあ問題ないだろう。お金も貰えるし……
―――― さて、行こう。
私はハンドルを強く握りしめ、アクセルを踏み込む。
すると、トラックはスピードを上げて走り出した。山道と言うこともありスピードはぐんぐんと出て行き、やがて景色が高速に流れていく。
私は目を凝らし、田中を確認する。彼は私の運転するトラックを眺めながら、目を輝かせていた。
その姿はまるで子供のように無邪気に見え、とてもではないが今から車に轢かれる……死刑宣告をされた人間とは思えない。
―――― コイツ、やっぱりおかしい。
私は改めて、目の前にいる田中を見た。
しかし、田中はそんなこと全く意に介していないようで、楽しげに私に何か言っているようだった……が、私は、そんな田中を無視し、前を見る。
そして、そのまま、さらにアクセルを踏み込んだ。
鈍い衝撃と共に田中の声が一瞬にして消えた。
私は田中がいたはずの場所を見つめる。そして確認のためにバックミラーを見る。すると、そこには田中の姿はなく、代わりに、地面に横たわる黒い塊があった。
―――― よし。これで完了。
私はそう思い、そのまま山を下ろうとトラックを走らせていると丁度開けたとこに来た瞬間目の前を何かが横切ったのだ。
「軽トラック!?」
私は目の前に突如出てきた軽トラックを避けることが出来ず、慌ててハンドルを切ったせいで車体が傾きそのまま横転した。
***
「……みさん……速水さん!」
「うわあああッ……!」
誰かに名前を呼ばれているような気がして私は目を覚ました。
するとそこには、先ほどぐちゃぐちゃになったはずのあの冴えない田中がいたのだ。
彼は心配そうにこちらを覗き込んできていて、その表情からは、不安の色が見て取れた。
そんな彼の様子を確認し、思わずため息をつく。
そして、辺りを見渡すと、そこは見慣れない森の中で、私はそこに倒れ込んでいたようだ。私は体を起こしながら、田中に話しかける。
彼は私が起きたことに安心したのか、ホッとした様子だった。
「速水さんも異世界転生したんですね!おめでとうございます!」
と、田中は私に大きな拍手を送る。
私はその瞬間頭が痛くなった。
窓口でしっかり何人転生します。と伝えなかったせいか、私まで異世界転生に巻き込まれてしまったのだ。確かに、あのトラックは異世界を越えてきたものだし不思議ではないのだが……
「私は転生したかったんじゃないの!くそ!こんな冴えない男と!」
「まあまあ、速水さん。僕勇者になって、速水さんに恩返しできるぐらいビックになるんで」
―――― もう転生した時点で、確定なんですけど!と、田中は笑った。
異世界に来てもその脳天気というか馬鹿というかは治っていないらしい。まあそりゃそうか……
私は立ち上がり、服についた土を払う。
「この世界が、気性の荒いモンスターと人がいる混沌の世界か、魔法が重視される世界か……それを確かめなきゃね」
私は田中の方を向き、これからのことを話し始める。
田中は相変わらずニコニコしながら聞いていた。その顔は、異世界転生して大満足といった顔だった。
異世界転生とは……転生してからが大変なのに……と、私はもう一度ため息をつく。
だが、此の男を放っておいたら危険だと。すぐ現実にぶち当たってしまうだろうと思い私は田中を見た。
一応年上として面倒を見なければ。私が転生させたも同然なのだから。
「田中」
「何ですか!速水さん!」
「……行くわよ。異世界転生した後が勝負なんだから」
「勿論です!二人で魔王討伐しましょうね!」
「……」
―――― なんでそうなるのよ!と、私は心の中で叫んだ。
私はとりあえず歩き出す。その後を田中が子犬のようについてきた。
前世はトラックドライバーだったが、今世はどんなジョブに就くのか……馬車の運転ぐらいなら出来るだろうと私は考える。前世を生かしてこそ異世界転生だ。
転生ボーナスを期待していてはいけない。
だって、この世界が今の私達の現実になる……のだから。
私は頭を振りながら、まずは村や町を探すことにした。
こうして、前世トラックドライバーの私と、冴えない元異世界転生希望者田中の旅が始まるのであった。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回はギャグに全ぶりしました。よくあるトラック転生ネタ……
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他にも、連載作品、完結作品、短編小説もいくつか出しているので是非。
それでは、次回作でお会いしましょう。