表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

『創造神エヴァン』そして名付け

 えっ?

『創造神エヴァン様』って、世界を統べる人だよね?


 そんな人が、俺に期待?

じゃあ、最強になるしかないじゃないか!


 自重?

そんなの知らない!

俺は最強になるんだ!


 《『創造神エヴァン様』から伝言があります》


 《『世界は広い、頑張るのじゃ』とのことです》


 はっ!承知しました~!


 《追加の伝言です》


 《『第3形態になったら、妾の加護をやろう』とのことです》


 …え?

もし、加護をもらったら、俺ってどうなんの?

可能性としたら、『亜神』とか?




 [イメージ]


 村人A「お、おい!だ、誰だあいつ!」


 村人B「な、なんなんだ!?神秘のオーラが流れ出ているぞ!」


 村人C「もしかして、『亜神様』ではないだろうか!?」


 村人A「な、なんだって!?」


 亜神(自分)『わーはっはっは!いかにも、我は亜神なり!

この村に幸福を願うぞ!』


 村人A、B「「な、なんてやさしいお方なんだ!」」


 村人A、B、C「「「も、申し訳ございません!我等、このようなご無礼を…」」」


 村人A、B、C「「「切腹!」」」


 亜神(紙)『待つのだ!勝手に命を絶つのではない!』


 村人A、B、C「「「し、しかし」」」


 亜神(紙)『我がそういっているんだ!』


 村人A、B、C「「「あ、ありがとうございます!」」」




 [現実]


 うん、いいね!

実際になるか分からないけどさ!


 最強目指すぞ~!

でも、その前に、『創造神エヴァン様』って、どんな人なんだ?


 大体分かることをまとめるとしたら…


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


・世界を統べる者


・世界の人々に、スキルを与えている


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 このくらいかな?

天の声に聞くとしよう!

教えてくださ~い!


 《承知しました》


 《『創造神エヴァン様』についてお話しします》


 《『創造神エヴァン様』は、この世界を生み出し、この世界、生命を支えています》


 《さらには、この世界のシステムを作り出し、文化を発展させてきている、世界頂点に立つお方です》


 …なるほど、ちなみにお前は上からなん番目の階級なんだ?


 《世界の者の階級を表示します》


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 1等級:『創造神エヴァン』


 2等級:『破壊神デスモンド』


 3等級:『聖神マジョリカ』、『邪神ウェイド』


 4等級:『精霊神』、『人神』、『天人(天の声)』


 5等級:『魔神』、『武神』


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 か、神様ってこんなにいるんだ…

ていうか、なんで4等級から名前がないんだ?


 《一定の力を持っていないと『創造神エヴァン様』は名前与えません》


 《名前を持つと格が変わります》


 そうなのか…じゃあ俺が、お前に名前をつけることはできるのか?


 《可能です》


 そうか…そうだな、『天の声』ってなんだか呼びづらいからな…

よし、じゃあお前に今から名前をつけるぞ。


 《(ッ!)》


 うーん、良い名前…天は『てん』と『あま』だから…その頭文字をとって『ティア』なんてどうだ?


 《承知しました》


 《これより、自身の進化が開始されます》


 ん?なん…だか、すご…い…ね……む…………






 [天界]


 気がつくと、そこは真っ白な空間だった


 「ここはどこだ?」


 たしか、あいつに名付けをしていたはずなんだが?


 「…ていうか…なんで俺、人の姿に戻ってるの!?」


 もしかして、あれは、夢だった!?

まぁ、それはそれで、御愁傷様って感じなんだけどね。


 そんなとき、人の影が見えた。


 「はぁ、なにやってるのか、お主は」


 「えっと、誰でしょうか?」


 この人、美人だ!


 「あぁ、自己紹介をわすれておったの。妾は『エヴァン』じゃ。あの世界では、『創造神』とも言われておるよ。」


 へ?


 「…えっと、すみません、もう一度言ってもらえませんか?」


 「だから言っておるじゃろう。妾は通称『創造神エヴァン』じゃ。」


 へ?ま、まじで?


 「まじじゃ。」


 「大変失礼いたしました!」


 俺は、すぐさまに土下座をした。


 「頭を上げるのじゃ。」


 「し、しかし…」


 「良いんじゃよ。じゃがな、お主に罰をやらないといけなくなったのじゃ。」


 「えっ、と、それは、天の声(天人)に名前をつけたことですか?」


 「大体はそうじゃな。お主が名前をつけたことにより、格が強制的に上がる、それによって、世界のバランスが保たれなくなったのじゃ。だからの、お主のLVを1にして、あやつを具現化するしかないのじゃ。」


 「そ、そうですか。」


 れ、LV1だって!?

苦労したのに!ってあれ?そんな頑張ってない?

そうだったな、まぁLV5だから大丈夫なのか?

もう、過去を見ても意味はない!


 「そうじゃの~、あ、そうじゃお主、妾に何か質問はないかの?」


 「質問ですか…そうですね、では、なんで私はこの世界に居るのですか?」


 「それはじゃな、そなたの世界でお主が死んで、宇宙を漂ってきたのじゃよ。」


 「なるほど、でしたら、私の死因を教えてほしいですね。」


 「それはの~、そなたの世界の同胞に、口止めされておるのじゃ。」


 俺の世界にも創造神様が?そしてなんで口止め?


 「それがの、お主が死ぬ時に色々あったんじゃよ。ほら、お主名前を覚えていないじゃろ?」


 「はい、そうですが…」


 「とにかく、色々あったんじゃよ。そういうことじゃ。」


 「他に質問はないかの?」


 「では…」


 この後の会話は、長く続いた。


 「ありがとうございました。」


 「うむ、では『ティア』をよろしく頼むぞ。」


 「承知しました。」


 「また会う事はあるじゃろう、ではそのときまで頑張るのじゃよ。では、また会おうぞ。」


 「はい、さよ…う…な…ら…」


 そして、俺の意識は途切れた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ