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2人の幼馴染  作者: ゆうちゃん
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約束

 大星と志賀君とカフェのお店で別れた後、僕は奏と2人で歩いていた…


 はっきり言って気まずい… うん!!気まずい!!奏と大星には本当に悪い事をしたと思ってる…… 特に大星!! 本当にごめん!!大星!! 大星には明日とかに、学校の売店の焼きそばパンでも奢らないとな… カフェのお店の代金も払ってないし…


 学校の売店の焼きそばパン、美味しいって有名だもんな…大星がそれを食べてくれるかどうかは知らないが…


それも良いけど、奏は僕を一体どこに連れて行こうとしてるんだ? 今は奏が先に歩いていて、僕がそれを追う感じだ… だいぶ、さっきのカフェのお店から離れて行ってるけど… 奏は僕に一体何の罰を課すんだ?


「な…なぁ…奏? 一体…ど…どこに向かおうとしてるんだ? よ…よかったら教えてくれないか?」


 って僕、めっちゃ緊張してる!!キモチワリ〜!! ま、それもそうか!! だって僕、奏にも罪悪感抱いてるもんな!! ん?罪悪感抱いてるからって緊張する必要あるのか?


 何かもうよく分からなくなってきた!!


「え? どこに向かってるかって? ん〜それはね〜ひ・み・つ♪」


 え…いや待って…何…この子… 超かわいいんですけど? こんなもの見させられたら男なら誰でも惚れるだろ… ってイヤイヤ!! そうじゃなくて!! 


「ば…場所がダメなら…せ…せめて罰の内容だけでも…」


「ん〜それはもっとひ・み・つ…だよ♪」


ブッフォ…!! も…もうダメ…奏… 鼻血出そう… か…奏ってそんなキャラだっけ?


「あ!! 優也!! 着いたよ? 私が行きたかった所♪」


「ここって…」


僕達が今来てる所は、僕と奏と大星が昔、3人でよく遊んだ公園だった…


幼稚園の時や小学生の時はよくここの公園で遊んだもんだ… 3人で鬼ごっこしたり… 遊具を使って遊んだりもしたっけな〜


「ここ懐かしいでしょ? 大星と優也と私とで、よく3人で遊んだよね? 忘れたとは言わせないよ?」


「あぁ 覚えてるよ 3人で小さい時はよく過ごした思い出の場所だもんな…懐かしい… でも…何でここに…?」


ま、まさか奏のやつ…ここで僕に幼稚園児や小学生見たいに、ここの公園で1人で思いっきり遊べ! とかそう言うんじゃ無いよな? 冗談じゃない!! 僕も高校生だそ!! 何で高校生が1人でアホみたいに1人鬼ごっことかしないと行けないんだ? 変わり者って思われるじゃ無いか!!


 それにもし1人で僕が鬼ごっこしてる所を近所や他の知ってる人に見られたりでもしたら… うん…間違い無く僕は恥ずかし死してしまう!! 僕を恥ずかし死させる…それが奏の目的なのか? 


 近所の人や、知ってる人に見られるまで、僕は幼稚園児や小学生のようにキャッキャしながら1人で遊ばなくちゃならないのか!? め…めちゃくちゃ悪趣味じゃないか!! 奏!! 


 いや、それを言うなら僕と志賀君の方が奏と大星に酷い事してると思うけど…


あ…今思ったけど、志賀君、とりあえず明日ぶん殴らないとな… うん…ぶん殴っとかないとな… 何が

“松田君…ガンバ♪"だ!! 覚えてろよ志賀君!!友人を裏切った罪は重いぞ!!


「何でここに?って優也…忘れちゃったの? 私達次に遊ぶ約束とかする時はよくここで決めてたじゃない 」


「いや…そうだったかも知れないけど… それだとしても大星が今居ないし…」


「もうっ! 私と優也の2人だけの約束もここでしても良いでしょ? それとも何? 大星が居ないとどうしてもダメな訳? 3人じゃないとダメなの?」


「い…いや…そうじゃないけど…」


「うふふ〜 なら良いよね… じゃ話ちょっと逸れちゃったけど、今から優也には私からの罰っていうか…願いを言うね?」


「あ、あぁ…」


罰じゃ無くて願い?


「優也、今週の日曜日…私とデートして下さい♪ こ…断るなら唐辛子100個…一気に…食べさせる…から…」


「え…」


「い…嫌…かな?」


「い…嫌な訳ないだろ? それに断ったら唐辛子100個一気に食べさせられるんだろ? そっちの方が嫌だよ」


何言ってんだろ…僕…


「ほ…ほんと!? ほ…本当に今週の日曜日デートしてくれるの? 決まりだね!! 約束破ったら今度は本当に許さないからね!!」


そう言う奏の顔はとても嬉しそうな顔をしていた…って言うか何で罰からお願いに変わってるんだよ…


 そう心で突っ込みつつ、僕も奏と今週の日曜日にデートできる事を心から喜んでいるような気がした…


 って…ん? デート…? え…いやっ…デート!?


 ことの重大さに気付くまでは…








投稿遅くて本当すいません。 これからも読んで頂けると嬉しいです。

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