その後
結局、奏の優しく言う所にやられてしまった僕と志賀君は正直に全てを話した。
「ハハッそう言う事だったのか〜!! 優也も志賀君も面白い事するな〜!!」
「本当に申し訳無い事した!! ごめん!! 大星!!奏!!」
「ごめん!! 相葉君!!相田さん!!」
「もう良いよ… 優也も志賀君も…気にしないでよ ねっ? 大星?」
「あぁそうだな!! 気にするな!!2人共!!」
よかった〜!! 縁切られずに済んだ〜!!縁を切る!!って言われたらどうしようかと思った…ふぅ〜
「そっ…それよりも2人共、一体どこから聞いてたのかな?」
奏が顔を赤らめながら聞いてきた。
「え〜っと… 奏がここのお店の感想を言ってた辺りからかな…」
「ほ…ほとんど聞いてだんだな…」
大星も顔を赤らめる。 僕と志賀君は申し訳ない気持ちになる。
「奏、大星本当にごめん! もう盗み聞きはしないごめん!!」
「相葉君、相田さん、僕も本当にごめん!! 反省します!!」
「その事はもう気にするなって!! 俺達気にして無いから!!」
「名乗る前に気付けて本当によかったよ〜…」 ボソッ
「え? 何か言ったか? 奏?」
僕は奏に聞く。
「な…何でも無いよ!! そっ…それよりも優也も志賀君も二度とこんな事しちゃいけないよ!! わかった?」
「「はい…ごめんなさい」」
「ハハハハッ…面白いな〜!! 本当に!! 優也と志賀君は!!」
「と…特に!!ゆ…優也には…そっ…その…わ…私達から盗み聞きをした罰として……これから私が考えた罰を受けて貰います!!」
「え〜!? な…何でだよ!! 気にして無いんじゃ無かったのかよ!?」
「ゆ…優也に拒否権は無いよ!! ほら、早く私に着いて来て!! ふ…2人だけで行くよ!!」
「え? しかも2人だけなのか? な…何でだよ!!何で僕だけなんだ? 志賀君だって盗み聞きしてたじゃ無いか!!」
僕は志賀君の方を見る。
「松田君…ガンバ♪」
こ…この裏切り者めが〜!! この恨みは絶対ハラス!!
「だ…大体良いのかよ!? 大星と奏でさっき話してたんじゃ無かったのか?」
「優也…俺はもう良いよ… 奏が考えた罰をしっかり受けて来い!! ハハッ…」
そう言う大星の顔は少し曇っている様に見えた。僕はまた申し訳ない気持ちになる。 ごめん!!大星!! 必ず大星と奏をくっつけさせる様にするから!!
「ごめんね? 大星… この埋め合わせは必ずするからね? ほらそう言う訳だから優也、行くよ!!」
「あっ…ちょ…お会計…」
僕は奏に引っ張られながら店を出て行った…
罰って一体何をさせられるんだろう〜
ゆっくり進めて行きますので、また読んで頂けると嬉しいです。 自分勝手ですいません。