登場人物 ・設定
設定集を作ってみました。
もちろんネタバレ要素は伏せてありますが、裏話はこちらで語ってたり。
・登場人物
ハルカ・ウィルノート
【秩序の鎖】序列十位
一話の約三年前に組織に加入。
ウィルノートの姓を持ってはいるが、実はただの養子であって、ラルとも髪や瞳の色が違う。
目つきが悪く、癖っ毛。
学院に通って見たは良いが、思ってたんと違った。
青春に憧れていた訳でもないが、流石にイジメられるとまでは思っていなかった為、自主退学を目論んだ事もある。何番煎じかもわからない設定だとは思ったが、物語進行上いじめられっ子設定は必要だった。
ちなみに任務の監視対象とはシャアラの事。
剣術などのあらゆる武術や、神聖術や呪術などの魔術を一通り卒なくこなす程に万能だが、本人にして見れば「ただの器用貧乏」で、曰く、「他の、一つの特技を極めたような者ばかりの『鎖』のメンバーにはほとんど敵わない」らしい。
ここまで全然タイトルの器用貧乏回収出来てない。
組織内で《漆黒の夜》などという恥ずかしい異名を付けられ、聞くたびに悶絶する。
ツンデレと言う誰得設定だったりする。
シャアラ・シュオリーゼ
学院生でハルカとは同い年。
口調や容姿に反してかなり天真爛漫な性格で、非常に子供っぽい。
実家は貴族の、それもかなり位の高い良家。
そんなお家柄や端麗な容貌、優秀な成績と非の打ち所がなく、学院の男子生徒にはかなり人気が高い。
とある事件でハルカの『序列十位』としての実力(の一端)を知ってしまい、以来構うようになる。
その所為でハルカのイジメが起こったのだが、本人はちっとも気がついていない。
過去編書けたら良いなあ。……また機会があれば。
ヒュノ・シェルヴィーア
【秩序の鎖】の序列四位。
ハルカより一つ年上だが、十歳位にしか見えないのが最近の悩み。
銀髪銀眼で、身長はおよそ135cm。
無表情の割にかなり感情は豊かだが、序列二位曰く三年より以前は本当に希薄だったらしい。
ハルカが王都へ向かった三ヶ月後に任務から帰還した後、タイミング良く本部に居た序列二位に事情を聞くなり、ハルカを追いかけて、挙句国王を脅して学院を乗っ取った。
それでも序列一桁の中では一番まともで、任務や学院長としての仕事も丁寧にこなす。
魔眼などと言う作者の厨二病全開の能力を持っているが、ツンデレがデレて心配した為に、迷宮攻略以来、基本は別の魔術のみで戦闘は行うようにしている。
ハルカの組織での初任務は彼女と共同だった。
リマ
三英雄の聖女。
噂とは似ても似つかない性格で、かなり自由奔放。
聖女としての仕事は真面目にこなす為に本性を知っているのは身内の本の一部。(ハルカ曰く外面だけは良いのが納得行かん)
障壁で身を守ったり神聖術で傷を癒す仕事ばかりの聖女だが、戦えばかなり強く、魔術ナシでも宮廷魔導師を殲滅出来る。
二年前、『鎖』に要請した護衛任務をハルカが担い、その時に友誼を結ぶ。
以来ハルカと友人として王都のスイーツ店に遊びに行ったりしている。(半ば強制な上、学生であるハルカの用事の確認なく寮の部屋に忍び込んで誘う)
ラル・エメドナ・ウィルノート
男勝りな口調だが、女子力は意外と高い。
ハルカの義姉で、彼をウィルノート家に引き取ったのも、組織に加入させたのも彼女。
頭の回転が異常なまでに早く、集団の任務ではよく指揮を務める。
とはいえ戦闘員の序列八位なのだから当然戦闘能力も高く、殺し合いをするならば剣聖相手にも引き分けに持ち込めるとの事。
イタズラ策士の異名は身内が、というかハルカがつけたもので、指揮よりも悪巧みが上手い事から皮肉を交えてつけられた。
テオ
三英雄の剣聖。
歳はヒュノと同い年。
爽やか系イケメンのチート。
そのチート具合は作中で一二を争う。
王国に仕える剣聖の家系に生まれた剣の天才。
一話では少年だったが、一年で身長が伸びた為に青年と描写されている。
ハルカとは気の良い友人で、リマより前に王国の城で出会っている。
コイツ書いて初めて今まで主要キャラが女しかでていない事に気付き戦慄した。
いや、一話には他にもクァードさんとか出てるんですけど、それぞれ一言しか喋ってないし。
※以下名前だけ
秩序の鎖の構成員(物語上主要な人物のみ)
戦闘員
序列一位 ケトスカイス・レスターヴァ
序列二位 エイナ・アイゼノトス
序列三位 ノイ・メセレター
序列五位 ケーネ・ウェルン
序列六位 フェイル・パシアソナ
序列七位 レノア・コルートバート
序列九位 セクマ・リトリア
序列十一位 シキ・イツミヤ
序列十八位 スピカ・ソルシア・ウィルノート
序列十九位 ノヴァ・ルシアス・ウィルノート
連絡員
カスタ・シューダ
ロトロフ・ザイエル
その他
賢者クァード
アリス・ネムリア・ケゥルディーア(第三王女)
エルシード・ジヒトラフス
・設定または用語説明
人種
種族とは、人型の知的生命体の差別に近い区別の事。
互いに差別、被差別を繰り返した事により勝手に共通的な認識となった。
人間とは普人族の自称の事で、魔族からは蔑称として使われていたりする。
また、エルフなどの他の種族から区別するときは普人族と呼ばれる。
魔術
人間が使える技術の名称。
四元素魔術・呪術・精霊術・神聖術・錬金術などなど、様々な種類がある。
学院で習うのは神聖術と四元素魔術程度。
ちなみにハルカはこれらをいずれも使える。
種類ごとの説明は本編でいずれ細かく。
魔族
魔力の強い種族で、普人族と千年前に戦争をしていた。当時、大魔帝国(後述)の皇帝が魔神を召喚し、それに対抗するように普人族が勇者を召喚した結果、惨敗して各地へ散り散りになり、普人族からは差別を受けていたりもする。
本編中のハルカの説明は普人族の立場に立ってみればこその話であって、魔族が絶対悪だったりする事は決して無い。(ハルカの説明は敢えてだったりする)
魔脈
要するに魔力の通っている地脈の様なもの。
水脈とはまた別。
詳しい説明は本編三話参照。
瘴気
あるだけで生物の害になるガスの様なもの。
触れると魔力が変質し、取り込み続けると変死する。
神聖術と中和、反発する性質がある。
魔神
千年前、魔族が戦争に勝とうと召喚した怪物。
要塞の様な形状で、中にいくつもの魔物が寄生している正に化け物。
当時の勇者は壊さず、中の核のみを砕く事で討伐した為に、残骸が現在までほぼ完全に残っていた。
現在ではその残骸が瘴気の温床となっていたが、三英雄達の手によって浄化され、跡形もなく崩れ去った。
一話で男子生徒が話していた魔王城はコレの死骸。
魔王城踏破についてはもしかしたらおまけで書くかも。
大魔帝国
千年前に存在した魔族の帝国。
魔神を召喚したのもこの国。
帝政ではあったが決して圧力による支配は行われておらず、むしろ国民全てが皇帝に心酔していたらしい。
普人族の文献にさえ「恐ろしい統一感だった」と当時戦場に居た兵士の讃える言葉が出て来る。
勇者
魔族に対抗する為に普人族が召喚した英雄。
文献曰く黒髪黒目の容貌で、カナタ・ウィルノートと名乗っていた。
が、現在のウィルノート家はその勇者に助けられ、姓を貰った少年が築いた家だったりする。
性別が分かっていない。
秩序の鎖
いつの時代から存在するのかもわからない組織。
理念としてはバランスを保つ事。
捜査班や戦闘員、連絡員に分かれ、悪徳貴族の粛清や、戦争の沈静化などを行なっている。
出資してくれる貴族の要請に従ったりもする。
構成員ごとに合言葉があり、仕事ではそれを確認しあったりする。
因みに魔族含むあらゆる種族が所属している。
三英雄
剣聖、聖女、賢者の三人をまとめた名称。
三人とも別の国の役職なのだが、継いだ者は姓が無いなどの共通点から一括りに呼ばれるようになった。
今代は三人揃って魔王城の踏破を達成したなど色々あり、非常に知名度やら人気やらが高い。
どの代も【秩序の鎖】とは深く関わっており、エイナは千年間どの代の人間とも面識がある。みんなチート。
七話での後書きは嘘じゃないです。
『八話』は来週になります。
え、二話の魔族?
知らない子ですね。
4/10 すみません大魔帝国についての説明を「後述」とか魔神の説明欄で書いていた癖に抜けていました。
7/16 すみません三英雄の設定を改変しました。
物語進行上どうしても矛盾が生まれましたので『王国に仕える三人』から『とある国の重要な役につく三人』という事に。