思っていなかった方向の悪者だわ・・・
まだ書いてたんかい!?と思われる程の開きっぷりですが、執筆用の端末を破損したり、めっちゃフラれて落ち込んだり、リア充爆発しろなんて思ってたりしてたら今に至りました。伏線回収等も意識しつつ、ゆっくりと続けようかな、と・・・
異世界人のプルルちゃん。観光だと言ってたけど、どうやら少し違うみたいなんだよね・・・
「その、【異世界亡命者】ってのは何なの?」
文香がアスタルに聞いている。うん、正しい人選だね。
『私もあまり詳しい訳ではございませんが・・・』
アスタルがそう言いつつも説明してくれた。
『先ずは、この者は【観光者】では無いと御理解ください。敢えて【観光者】を名乗り、わざと【次元軽犯罪】でこの世界に拘留される事で身の安全を確保しているのです』
プルルちゃんは素直に頷く。なるほど、でもどうして?
『恐らく、この者は自身の次元に戻ると政治的、つまりは権力争いの為に身に危険が及ぶ可能性があるのでしょう・・・所謂【亡命者】という訳です、そうですね?ヨージョ嬢?』
少し青ざめた顔で頷くプルルちゃん。それって、プルルちゃんは権力者の身内、それも後継者クラスの立場って事よね!?
『その辺りの事情は本人から伺うのがよろしいかと』
アスタルの言葉に俯いてしまうプルルちゃん。話したくないのかな・・・?
『確かに、私は皆さんの思ってるような立場なんです・・・あまり詳しくお話ししてしまうと皆さんにもご迷惑をかけると思います・・・』
アモーネが怠そうに口を挟んだ。
『アンタはもうアタシ達に迷惑をかけてんのよ。ついでと言っちゃ何だけど面白そうだから話しなさいな』
うわぁ・・・ハッキリ言っちゃったよ、面白そうだって・・・でもこれってそんな簡単に聞いちゃって良いのかなぁ?
ちらちらと上目遣いであたし達を見るプルルちゃん。実は話したい・・・というか、この【悪魔】を味方につけたいってのが本音かな?
『ま、正確にはアタシ達みんなに味方してもらいたい、てとこね』
何で今のとこだけ心読んで拾うかなぁ!?
「ま、とにかく話を聞かせて?プルルちゃんの状況次第では助けてあげなくもないよ?」
そう、さほどの危険が無ければ助けてあげたいもんね・・・
『私は自次元に戻ると殺されてしまうでしょう、恐らくは・・・だから、最期に異次元の世界を見て見たかったんです』
そんなに危険な立場なの!?・・・なるほどね、"観光"ってのもウソでは無いという訳なんだね・・・アモーネ、この子何とかしてあげられないかな?
「プルルちゃんは誰に狙われてるの?まずはそこから聞かせてもらえない?」
あたしの問いに躊躇いながら答えるプルルちゃん。
『私の事を狙っているのは叔父に当たる人です。私が居なくなれば、次の皇帝になれるから・・・』
・・・あまりにも、まんま過ぎない?
『でも、私はその人に会った事も無いんです。本来は咎人として追放される処を父の恩赦で領内の僻地に送られた人なので・・・』
その人、一体何したのよ!?普通なら咎人って処刑・・・とかされてもおかしくないよね?
『その人・・・ヨージョ・クラウは、年端もいかない少女達を━━』
「それ、女の・・・いや、少女の敵ってヤツよね!?」
名前からして碌でもない奴な気がしてきた・・・
『はい・・・少女達を集めて教育し、暗殺者に仕立てあげて領外へと売り捌いていたんです』
予想と違うけどめっちゃ悪人やないかぁーい!!
て事は、普通っぽい女の子の殺し屋さんの需要多すぎじゃない!?一体どんなせかいなのぉ!?




