文香、危うし!?"横取り悪魔"が狙ってる・・・!?
『取り敢えず、皆さんが此処に集まっているのは分かりました。後日、改めてお伺いすることにしましょう』
そう言って帰っていった見返さん・・・何か心配事がある様だったけど、何だったんだろう?
『マコ、ちょっとイイかしら?』
そんな事を考えてたら、アモーネが部屋にやって来た。
「ん、どうしたの?さっき見返さんが言ってた事と関係あるとか?」
何気ないあたしの反応にピクリ、と眉をひそめるアモーネ・・・どうやら、そうみたいね?
『最近、文香の周りで変な事起きてない?』
突然のアモーネの質問、それも意味深な聞き方で・・・
「今のところは特に問題ないと思うよ?」
ここ数日の文香はあたしにベッタリだったから、何かあればすぐに分かるはずだし・・・
『気をつけて、帰りがけに見返が言ってたんだけどね・・・文香、やっぱり他の【悪魔】に狙われてるわね』
えっ!?だって、"横取りは厳禁"じゃなかったの!?
『そうよ。でもね、【悪魔】には"規則"なんて考えないバカも居るのよね・・・』
まあ、確かに相手は【悪魔】だもんね・・・でも、あたしも文香も【悪魔】に襲われたりしても勝てない・・・よね・・・
『何を言ってるの?アンタ達はそこいらの【上級悪魔】なんて相手にならないわよ?』
アモーネがエッヘン!とばかりに胸を張って言い切った・・・ん?ちょっと、何であんたにそんな立派な巨乳が付いてんの!?
『そりゃ【悪魔】だもの、身体は自由につくれるのよ〜この身体は作り物なんだから〜』
そ、そうだったんだ・・・(゜Д゜)ハッ!そうじゃなくて!!
「いや、あたし達が【上級悪魔】よりも強いワケ無いじゃない!?」
たとえ男に戻ったとしても、到底かなうわけないっての!!
『アタシ達がアンタ達にあげた"異能"がどんなものなのか解ってないわね〜』
え、そんなに凄い"異能"だったのぉ!?アレ・・・だって、あたしのなんてコスプレだよ!?服を着替えるだけだよ!?
『あのね・・・幻獣の能力を使えるってのがメインの能力だって話したわよね・・・?』
あ、そう言えばそうだったんだよね・・・じゃあ、文香の"異能"って云うのも・・・
『そんなの決まってるじゃない〜【悪魔】にも効果があるわよ?【上級悪魔】だって、文香の"命令"には逆らえないのよ』
まさか、そこまで凄かったなんて思わなかったわ・・・
『ま・・・取り敢えず【悪魔】に出くわしたら、文香に"失せろ"とか"帰れ"って言わせればイイわ、覚えておいてね♡』
成程・・・それでやり過ごして急いで逃げれば良いわけね━━
『そういうコト。ただ、今はそんな【上級悪魔】よりも、アンタの事が心配なのよ━━』
え?あたしの事が!?
『今はまだイイけど、近いうちに・・・まあ、コレはその時でイイかしらね・・・』
!?工エエェ(゜〇゜ ;)ェエエ工!?スゴく気になるんですけど━━
『まあ、それはおいおいね・・・』
そんなアモーネの声には、何か不安気な感じがした・・・アモーネが不安になる様な事なんてろくな事じゃ無いよね・・・?
あたしの頭の中は、迫りつつある【悪魔】よりもアモーネが不安になる程の事の方が気になってしまって━━
やっとお休みに入り、少し続きを書けました・・・更新が遅くなる点は何卒御容赦を・・・(´・ω・`)(´-ω-`)) ペコリ




