プールに降臨!?海王龍(リヴァイアサン)!!
『さあ、出発するわよ〜』
アモーネの号令で皆が車に乗り込んだ。今日はプール開きなので、無料で入れるとあって、皆で行く事にしました(´∀`*)ウフフ
運転はプールに入らないアスタル。流石に執事やってるだけあって、運転も超一流・・・
「ねえ、アモーネ?この高級車どうしたの?」
何気ないあたしの質問に答えたのはアスタル。
『執事足るもの、高級車の用意等、当然でございます』
完璧な執事さんよね、アスタルって・・・
『ところで、真琴様・・・』
「何?どうしたの、アスタル?」
アスタルが不思議そうにあたしに声をかける。珍しいわね・・・?
『いえ、プールにお入りになられるのに水着が必要だったのではないか、と思いまして━━』
やだ、何言ってるの?水着ならここに・・・
「あれ?あたしのバッグは・・・?」
『玄関をお出になる前に・・・靴をお履きになられた際に、横に置かれてそのままかと』
!?工エエェ(゜〇゜ ;)ェエエ工!?
「お姉ちゃん・・・」
「マコちゃん・・・」
「マコおねぇ様・・・」
3人の視線が痛い━━
『大丈夫よぉ〜』
アモーネがお気楽に言った。
『マコは手ぶらでも平気なのよ、"アレ"を使えば、ね♡』
そんな便利な・・・あ・・・
「でも、そんな事に使ってもいいの?」
そう、あたしの"異能"を使えば、簡単に水着に着替えられるのよね。
『【悪魔】との契約で手に入った力なんて、自分勝手に使っていいに決まってるわよ〜』
ま、そりゃそうよね・・・あれから練習して、ある程度は思い通りにデザインを変えられるようになったし。
「んじゃ、それでいいかぁ♡」
『「・・・・・・・・・」』
何故か、はしゃいでいるあたしとアモーネ以外は無言のまま、車はプールに着いた。
━━(マコ、ちょっとイイ?)
いきなりアモーネが精神に話しかけてきた。
(何よ?)
━━(実はね、あの"異能"でね・・・他の人も着替えさせられるのよ)
((ΦωΦ)ホホォ…それは面白そうね・・・)
━━(あのコ達も一緒に・・・どう?)
(イイね!やっちゃうやっちゃう?)
ある意味、今、悪魔がひとり増えました・・・(·∀·)ニヤニヤ
━━そして、更衣室で・・・
(海王龍・・・我が身を覆え!)
左手を胸に当てると、青に黒いラインの入った水着があたしの身体を包んだ。
『おねぇ様・・・凄いです・・・』
瘉が驚きながら着替えた可愛いセパレートの水着の胸元に手を当てる。
(この者を包め・・・大海蛇!)
瘉の水着が、布面積の小さい、下乳全開の蛇柄のビキニに変わった。
『な・・・!?何をするんですかぁ!?』
慌てる瘉を無視して、フリルの付いたワンピ水着の愛瑠に近づく・・・
『ちょっと、マコ・・・ちゃん・・・?』
(この者を覆え・・・大海獣!)
愛瑠の水着は、お腹丸出しのカットが入ったワンピ水着に変化した━━
『な・・・コレ恥ずかしすぎですぅ・・・』
既に愛瑠は半泣きだけど、その背後にアモーネがニヤニヤしながら近づいていた・・・
『マコ、いい趣味してるじゃなぁい♡』
そう言いながら愛瑠の身体を触りまくるアモーネ、必死に身をよじって逃げる愛瑠・・・
あたしは、色々な水着を出して研究していた。サーペントは、蛇柄のビキニが基本的なデザイン、クラーケンは大胆なカットが入ったワンピ、何故か貧乳仕様・・・
「ふふ〜ん、中々でしょ?」
とりあえず、アモーネと愛瑠は放っておいてあたし達3人はプールサイドへと出ていった・・・
因みに、愛瑠は15分後に半泣きのままで現れました・・・何故か汗だくで・・・その横には満足気な顔のアモーネを連れて・・・
少し不穏な空気になってたので、キャッキャウフフに戻そうとしましたが、コイツら言うことを聞いてくれません・・・ノω・、) ウゥ・・・




