表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/58

そして、いつも通り?の朝がきて━━


悪魔との生活が始まってしまいました…

今までとは比べようもなく広い部屋。

今までとは比べようもなく大きなベッド。

いつも通りの携帯のアラーム。

いつも通りに目が覚めて。

今までとは比べようもなく広い部屋の片隅に向かい。

いつも通りに鏡を見て。

「やっぱり可愛い…」

やっと見慣れてきた自分の顔…だけど、可愛い…

『その台詞、ちょっとキモいわよねぇ〜』

不意に背後からかかる声…

「はぁ…勝手に入ってこないでよね、アモーネ…」

これだけは慣れるもんじゃない、よね…

『まあ、コレも"悪魔のお約束"だと思ってね♡』

「全く…まあ、相手が悪魔だからねぇ…」

最近はコレもいつも通り。

そして、何故か毎朝アモーネと食卓に向かい。

「おはよ、お姉ちゃん」

「ん…おはよ」

いつも通りに文香と挨拶を交わし。

そしていつも通りに"3人で"朝食をとる。

「ところでさあ?」

文香がアモーネの顔を見ながら、

「どうしてアモーネだけ一緒に朝ごはん食べてるの?」

そういえば、アスタルは姿が見えないし、ここにいるのはあたし達3人と、少し後ろに控えているメガネ美人の使役魔サーヴァントだけ…

『だって、悪魔に食事なんて必要無いもの。』

じゃあ、なんであんたは食べてるワケ?

『アタシは人間ってヤツを知りたいのよ…だからできるだけ人間と同じ行動をとるようにしてるってワケ』

「ふ〜ん」

聞くだけ聞いておいて、興味なさげな文香。

『興味無いなら聞かないでよ!?』

そして、朝食が終わり制服に着替えて学校に向かう。

と言っても、玄関ホールにある扉を開ければ、そこは校舎裏に繋がっているから特に歩いたりはしないんだけどね…

それにしても、最近、妙にあたしの周りに後輩の女の子達が集まってる気がするのはなぜでしょう?

「お姉ちゃん、気づいてないかも知れないけどね…」

文香があたしの様子に気づいたのか、教えてくれた。

「最近、お姉ちゃんのファンクラブできてるみたいだよ〜」

━━はい?

「お姉ちゃん、男子のみならず、実は女子人気高いんだよね〜」

(`・ω・ ;)何ですと!?

「なんか、【お姉さま】的な存在らしいから〜♡」

まさか、そんな事になっていたとは…

「可愛いって、罪なのね…」

文香のツッコミが入るかと思ったら…

「そうだよ〜綺麗なお姉ちゃんで私も嬉しいなぁ〜」

そう言いながら腕にまとわりつく文香。

(こんなモテ期はイヤだ…)

いつしかあたしと文香の周りに百合の花が咲き乱れてる様な気がする…

「ちょっと、あたしはノンケなんだからね!」

文香の腕を離そうとするけど、何かしっかりと抱きついてるよ、この娘……

「いいじゃん、私たち姉妹だし〜♡」

もしもし、文香さん?その"♡"は何ですか?

〔ほら、今日も仲良いわよねぇ…〕

〔文香ちゃん、いいなぁ…〕

〔私もマコトお姉さまにあんな事したい〜♡〕

何かあちこちから聞こえてますが…

「はぁ、ほら、文香。もうすぐ授業始まるから…」

「仕方ないなぁ…んじゃ、お昼に来るねぇ〜」

やっと文香から解放されて、教室に入ると━━

「今日から新しく副担任の先生が来るらしいよ〜」

隣の席のナミが教えてくれた。

「へぇ〜、どんな人だろうね?」

そして、予鈴が鳴り…

「皆さん、今日からこのクラスに新しく副担任の先生が来られました」

担任の先生がそう言って廊下の方に手招きする。

そして、入ってきたのは━━

『はぁい♡初めましてぇ〜、副担任の明日足(アスタル)でぇーす!』

ずるっ。

「ぇぇえええええ!?」

まさかの、いや、むしろお約束な展開が来ようとは━━

「ちょっと、作者!ベタすぎるんじゃないのぉ〜!?」



何かマコトが最後に言ってるみたいですが、コレはまだ始まりに過ぎないですよねぇ…ってか、ホントにベタですいません(´>∀<`)ゝテヘッ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ