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リトヴィー家の執事  作者: 蒼咲猫
リトヴィー家の…執事見習いです。
5/18

私、執事目指します。

 サブタイの読み方は、「わたくし、しつじめざします。」です。

「ラディー。」

「うー(母上だー)」


 どうもこんにちは。

衝撃的な転生をしてから、一年ほど経ちました。

もう読みも言葉の理解もとっくにできるようになりましたよ。

 ……早い、ですか?

文句は、蒼い猫にでも言っておいてください。



 さて。蒼い猫のことは置いといて。←

この一年で分かったことを幾つか報告を。


まず、一つ目。

(すずか)」が「(ラディアス)」になって、「(わたくし)」になりました。

 簡単に纏めますと、「性転換した上にゲームキャラ(ラディアス)になっていた」、です。

 何故敬語なのか、ですか?

それは、2つ目で。


2つ目。

 私が産まれたところは、貴族の屋敷だったようです。

 あ、私が貴族な訳ではありませんよ。

(ラディー)の両親が仕える家で産まれただけです。

 質問は、後で良いですか?

……ありがとうございます。


では、3つ目。

 私の両親が仕えているのは、「リトヴィー公爵家」。

 そう、公爵。

この国ーー「シグルト王国」と言うらしいですーーでは、王と王室の次に偉い地位です。

 しかも、私の父は、王都(ユズリハ)にあるお屋敷の執事長。

 母は、同じお屋敷のメイド長。

…あれ?結構偉いような…。


そして4つ目。

 なんと、この世界の名前が『ユーティリティ』、でした。

 ええ、そりゃあ知った時は驚きましたよ。

 修行が足りませんね…。執事たるもの、常に冷静でなければ。

 まぁ、その話しは置いておいて。

 なんと、今は『ユーティリティ・オンライン』のおよそ1,000年後の世界…らしいのです。

 詳しいことはあまりわかっていないのですが、絵本にそれらしき描写があったもので。

 で。

 何気なく、ゲーム時代と同じようにーー左手人差し指と中指を揃えて軽く縦にひと降りーーすると、メニュー画面が……。

 なんと、見た限りあの頃のまま、残っていまして。

 えぇ、「そのまま」。


 やたらと高いーー転生五回のカンストプレイヤーでしたが何か?ーーステータスに、当時のアイテムーー現在では『古代遺物(アーティファクト)』扱いーーが山のように…や、「拠点(ギルドハウス)」の『古代遺物(アーティファクト)』や………等々、全て『そのまま』。

 ……頭の痛い話です。

緊急でない限り、それら全てを封印することにしましたが。


 まぁ、一言でいえば、「人生楽勝モードじゃね?」と、いうことで。

 今回の私の人生、父の後を継いで執事になることに致しました。



 どうぞ、そんな私の人生をご覧くださいませ。

えーっと、これからもどんどんぶっ飛んで話が進みます。


……えっと、こんな蒼い猫(……。)ですが、よろしくお願いします。

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