表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リトヴィー家の執事  作者: 蒼咲猫
プロローグと、設定
1/18

プロローグ

 先に言っておきます。

蒼咲猫にVRMMOモノを書く才能はありません。

よって、あまり期待せずにお読みください。




<ーー長らくのご利用、ありがとうございました。『ユーティリティ・オンライン』、サービス終了まで、残り三分となりました。ユーザーの皆様は、お早めにログアウトをお願いします。ーー>




「ーー(ユティ)が終わる、か……」


 アナウンスが響く中、小さく呟いたのは、燕尾服を着た、一人の男。

 整った顔をした男は、頭上に蒼と金に輝く2つの月を見上げると、長い時を過ごした、自らの拠点に視線を向けた。


「……楽しかったさ、此処(ユティ)は」


 今なお、男の脳裏に鮮やかに残るのは、この世界ーー『ユーティリティ』で過ごした記憶。

 この拠点も、ギルドメンバー達と協力して得た『古代遺物(アーティファクト)』だった。

 大半のギルメンは、所属する国の関係で、既にログアウトを終え、光る粒子となって消えていた。

 一番長く残れるのが男だと知った時、彼ら(ギルメン)全員が悔しがりながらも祝福したものだ。



<ーー残り一分となりました。ログアウトをしていないユーザー様は、お早めにログアウトをしてください。ーー>



「……あぁ、また何時かーー」


<ーー残り十秒となりました。ーー>


 何かを言おうとした男の声は、アナウンスに遮られ、響くことはなかった。

 『ユーティリティ』の景色を目に焼き付けた男は、静かに目を閉じた。

 そしてそれ以降、目を開けることはなかったーー


<ーー『ユーティリティ・オンライン』、サービスを終了します。ありがとうございました。強制ログアウトを行いますーー>



 そして男は、光の粒子になった。










«ーー適合者を確認»

«ーーユーザー名「神悧(シンリ) 凉架(スズカ)」、PN(プレイヤーネーム)ーー  『ラディアス・リューレ・シリカヴィルス』»

«適合完了ーーよい旅を。『ラディアス・リューレ・シリカヴィルス』»




ありがとうございました。


見切り発車&受験生のため、更新は超がつくほど不定期になります。

御了承ください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ