消えない罪
初めて書いて、内容も暗くて、あまりうまくなのですが、すごく短文なのでどうか少しでも目をとうしていただければ嬉しいです。
暗くて、狭い夜道に若い男は、銃を構えていた。そして、その銃の銃口は、一人の中年男性に向けられていた。そして、銃口を向けられてる中年の男は、言い訳のように若い男に言った。
「お前の友達を殺ったのは、俺じゃない。俺は少し手伝っただけだ。」その言葉に耳をかそうともしない若い男に中年の男は、必死に言い訳を続けた。
「だいたい俺を殺したってお前の友達が戻ってくるわけじゃないんだろ。」唯一、その言葉に耳を貸した若い男は、ぼそっと呟くように言い返した。
「そんなことは、わかってる。あいつが敵取れなんて言わない性格なのも知ってるよ。けど、俺の気が晴れないんだよ…。」そう言って、若い男は、死んだ魚のような目の上に涙を浮かべて、「ごめん。」と謝りながら引き金を引いた。死んだ男の手には、家族の写真が握り締められていた。
数日経って、死んだ友達の母から、「あの子があなた宛に手紙を残してるから取りに来て。」と、連絡があった。俺は、その手紙を取りに行き中身を開けて、読んでみると、予想通りのことが書いてあった。
「僕を殺した奴に復讐しないでくれ」そう書いてあった。
僕がその手紙から得られたことは、僕一人の意思で、あの人を殺してしまった確信、それから僕は友の最初で最後の頼みも聞いてやれなかったという自分の不甲斐なさ、そして、その上で人の命のに手をかけてしまった命の重みを片手に抱えながら一生を生きることになった。
10代の作品で、書き慣れてないものですみません。