可能なら惑星をも併合したい

時は紀元一万千三百六年、英弘六十九年、西暦10788年…

地球から何万光年と離れた一つの宇宙圏を支配する列強国の一国『大日本皇国』は迫りくる他列強からの脅威に対抗すべく、列強が自らの勢力圏の拡大を競い争う「グレート・ゲーム」に参戦する事を決定した。

そんな世界で生きる元気いっぱいな女の子、宇宙を駆け祖国を守る『大日本皇国海軍』に所属する海軍大佐「天霧 瑠海」は長い特別休暇を終えて早々、新しい宇宙戦艦の艦長に任命される事になる。
しかし、その戦艦とは600年以上前に建造された旧式艦
『日高型戦艦三番艦 大八洲』であった。

これは今から八千年以上も未来の話。人類が惑星を併合出来る様になった世界のお話。
宇宙という混沌の海に浮かぶ軍艦に乗り込み、数多の惑星を抜け、攻撃し、併合する。謀略渦巻き、戦争が日常と化した宇宙世界で祖国の為に戦う海軍軍人達の物語。

「宇宙の空高く、きっと上げるぞ日章旗」