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7拳ISパワー

「リゼちゃん以外なの選んだな」


「そう?ま、確かにそうだけどこれが一番コスパ良くない?」


〈俺等には分からん領域にいるな、あとで解説頼む〉


「オッケー」


 武器を選びそんな会話をする。


「でだ、リゼちゃん、武器を選びだら次は練習場に行ったほうがいいで〜」


 そう言われて少し考える。


(練習場か…チュートリアルの試しに使うってそこに行って試せってことなのかな?でも試しに使うって場所は限定してないし…)


「オッケー、わかったよアカネさん、少し試したいこと試して行ってみるよ」


 それだけ言って店を出る。


〈試したいことって?〉


「いやチュートリアルの表記は武器を試すだけだったからもしかしたらわざわざ遠くまで行かんでもそこら辺のモブと戦えばいいんじゃねって思って」


〈あーなるほど〉


「駄目なら駄目でいいでしょ」


 そんなふうに会話をしながら、昨日の森まで歩いていく。

 一分ほど歩いて目的の場所に着く。


「さてさて!ゴブリンども出てこい」


 啖呵を切ってそんな事を言いながら少し奥まで歩いていくと昨日と同じくゴブリンが飛び出してくる。


【ゴブリンLevel1 にエンカウントしました】


 そんなテキストが戦闘開始の合図を告げる。


 そしてさっき買った武器を手にはめる。


「さてと、なんでメリケンサックを選んだか説明するんだったよな」


 メリケンサックを嵌めてから構えを取る。

 戦闘と一緒に説明をする予定だ。


「まず、一つ来る前に話してたけど銃は弾の問題もあるし整備もいる、次にナイフ類も刃毀れがある。そして一番の理由としてナイフも銃も一般日本人では扱い慣れない、だから拳の延長程度に留める、ゴブリンは昨日の感じクソ雑魚で特にリーチは必要ないから最初はこれでいいやろって判断、あとほかのより安かったし」


〈で…コスパ最強ね〉


 そんな会話をしながらも紙のごとし舞って全て攻撃を避ける。

 説明が終わったから取り敢えず倒すことにする。 


 やることは昨日と同じ適当に攻撃の隙をついて殴るだけ。


【30ダメージ】


 そんなダメージ表記が出たと同時にゴブリンの体が光の粒子となって消える。


「昨日いた人に聞きたいんだけどユウナちゃんがゴブリン殴ってた時何ダメ出てた?」


〈昨日は、20くらいだったよ〉


「なるほどX%補正か+X補正みたいなのが入ってるのね、まあ多分+10ダメージかな?」


 そうしながら雑談をする。

 そうこうしているとテキストが浮かび上がってくる。


【チュートリアル2 武器を試すを達成】

【チュートリアル3 スキルを設定、使用する】


「これは以外!いけるんや」


〈おお〜!〉


 そうしてチュートリアルを、達成した瞬間であった。


【ランク:ジャック グレートゴブリンLevel5 にエンカウントしました】


 そんなテキストが表示された。

 それを認識して読んだと同時何処かから普通のゴブリンより大きな…大体160cm後半くらいの大きさのゴブリンが出てくる。


「なんかでた!…」


 そう発生すると同時に後ろに大きく蹴って距離をとる。


【レアモンスターか?】

【あ〜…どんまい…コイツは無理だ、運がなかった】


 そんな風にコメントが送られてくる。

 

 戦闘開始の合図は敵の踏み込み。

 

 さっきまでのゴブリンでは考えられないほどの速度で距離を詰めてくる。


 そうして、振られたナイフをまさに紙一重、神回避とも言えよう、ギリギリで避ける。


 そうしてギリギリかわしたのと同時に距離を遠ざけるため蹴る。


【3ダメージ】


「3か〜…3…これ無理なやつか〜?」


〈うん適正20レベルくらいだよ〉


「ふぁー20…私1ぞ?」


 そんな会話する。

 一旦深呼吸して集中力を高める。


 逃げることも…視野に入れる。


 構えを取り、体を跳びはねステップを踏む。


 シュ…

 っと音が鳴り敵が詰めてくる。

 そしてナイフで切りかかってくる。


 ギリギリ間に合える程度であった。


 だがしかし、私の攻撃が先に入った。

 メリケンと敵の体がぶつかる鈍い音が響いた。


【12ダメージ】


「ふー危ねー」


〈よく反応したすげー〉


「だろ?社畜はストレス発散でゲームするからね、上手いよ私」


 そんなふうに調子に乗る。


〈体の使い方上手いね、格闘技してた?〉


「いや、父が格闘技してただけなんで、ただの見様見真似です」


 そんな会話しながら警戒を怠らず再び構えを取る。

 

「さっき綺麗に入ったからか、怯み演出みたいなの入ってるね、今のうち逃げようか?」


〈うーん任す〉

〈俺は逃げに一票〉


「でもなー私的には何も持ってないし戦ってみて負けても別にええかな」


 そんな会話をしながら敵に向かい合う。


 やっと敵は怯み終わったようだった…



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