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11 配信者と戦おう

「リゼさんどこに向かってるんですか?」


 訓練も終わり外に出たが、何も言わずにリゼは歩を進める。

 

「やりたいことに対する準備、まあ移動しながらおいおい話すよ」


 そんな事を後ろについてきているユウナに対し話すが…まあよくわかっていなさそう。


「よしまあ話してやるか…まあ、簡単に言えば町中でぶらりして道行く人にPVPを挑む」


「なるほど?」


〈やりたいことってそれね〉


 否、リゼの目的は違うことである、ただ配信にはあまり大きい声で乗せられないのでここではただの建前を話す。

 ただ、ユウナに話さないと色々事故を起こしそうなのでユウナに見えないメッセージを送る。


〚ユウナちゃんへ 今回することはただのPVPではなく、向かう先に少し他配信者の方が居るだろうところへ行って、言ってみれば軽く凸します。なんか炎上とかしないように方弁はどうにかするからユウナちゃんは黙ってそこら辺で見ていてね、あと当たり前だけどこのメッセージは口に出して読まないで〛


 なんてメッセージである。


 ここで少しこのゲームのアバターの仕組みについて話そう。

 本来このゲームでアバターを作る場合詐欺等の防止のために

・性別の変更

・過度な身長の変更

・過度な体型の変更

・顔のパーツの変更


 等ができない仕様である。

 ただし、唯一"アバターの商標活動ライセンス"と言う物を購入した場合のみ自由にアバターをカスタマイズできる。

 これは例えば顔を出していない配信者などに向けられたものであり、これを行ううには個人情報の登録など様々な項目をクリアしてからしか行えないのでリゼは面倒くさくパスしたのである。


 さて上記の説明を経て考えがつくと思うがそう、例えば有名どころの活動者は現実の見た目に囚われずゲームができるので皆こぞってこの手のVRゲームに齧りついているのである。

 このゲームRCOに置いても例外じゃない、なんなら簡単にPVPやプレーヤー感の交流ができるので結構界隈に人気である。


(フー…歴12年のゲーム実況者オタク歴が言っているここにいけば絶対一人はいる)


 なんてまるで感で計画を立てたみたいに考えているが、リゼは前日から下調べしてちゃんと当たっても許されかつ、ちゃんと時間があっているの場所が分かる人を少しずつ洗って下準備をしていたのてある。


「よしユウナちゃん急ごう」


「え?あ…あっはい!」


 ユウナはメーセージを読みながら考え事をしていたようでリゼの問いかけに少し戸惑いながら答える。









「は~い皆さんと言うことで参りました」


 目の前の風景は先ほどまでの近未来的な町から一変して何百年も前の町並みに感じる。

 よくRPGゲームで出てくるのような感じだ。


「あれ?リゼさんあの撮影用のドローン非表示にしてないんですね」


「うん?ここはプレーヤー多いしね配信取ってますよってアピールしとかないとでしょ」


〈それもそうね〉



(まっそれと私が彼女と接触した時インパクトを起こしやすいからなんだけどね)


 さてさてっと色々歩きながら目的の人を探す。

 名をやなぎ 唯華ゆいかっと言う名前で活動する女性の活動者。

 今回リゼが使って自身の名前を売るために最適と選んだ人物である。


 今回のリゼの作戦としては。

 有名な配信者の配信や動画に無理やり映り込むことで自身の名を売ると言うこと。

 これはリゼ本人がお小遣い稼ぎとして、配信活動をやっているのでそのお小遣いの効率を上げたいがために計画したことである。


「いやーなんか声かけれそうな人ユウナちゃんいる?」


 体をしっかりとするためにリゼはそんな風に白々しく言う。


「いや、ミアタリマセワネー」


 なんてユウナはバレバレな演技で話すがまあ大方大丈夫であろう。


 ふと目の前をみると目的の人が見える。

 周りには人は居なく話しかけるなら今が好奇。


「ユウナちゃん目的の方が見つかったから行こう」


 っと小声で言ったあと、リゼは少し小走りにして話しかける。


「あの!すいません、私ちょっと配信活動させていただただいてる者なんですけど、少しお時間良いですか?」


 っと正面でハキハキと明るい笑顔で話す。

 

「え?私?」


「あ…はい?お都合よろしくないでしょうか?」


 あくまでも町中インタビューのように、貴女のことなど知りませよ?っと言うトーンで話す。

 こっちのほうが色々やるにて都合がいいと感じたからだ。


〈え?リゼちゃんその人知らないの?〉


 なんてコメントがちらりと目にはいるが見えてないふりをする。

 

「いや?全然いいよ何すればいいの?」


 計画通り!…そんなセリフが頭に浮かぶ。

 今回の計画は足蹴にされると仕方なしで帰るしかなかったから相手側の対応によっては簡単に頓挫する。

 だからしっかり相手を見極めて受けてくれそうな人を探した、これが上手くハマった事に喜びを覚える。


「えっとですね?別に何がというわけじゃないんですが何戦かPVPを申し込もうってやってて」


「あ〜…なるほどオッケー分かった一戦ね…因みにお名前聞いても?」


「あ、はい!リゼですよろしくお願いします」


 丁寧な説明と丁寧な自己紹介からはいる。

 そうして少し色々操作すると次のようなテキストが出てくる。


【yuika423にPVPリクエストを送信しました】


【PVPリクエストが承諾されました】


 との表示と同時に周りからNPCや人が消える。

 だから周囲は撮影ドローンと唯華とリゼしか残っていない。


「じゃあよろしく」


「よろしくお願いします」


 そんな挨拶から入り戦いが始まる。


〈え?なんか進んでるけどゆいかちゃんとバトル?〉

〈なんかふと開いたら推しが映ってるんだが?!〉

〈ゆいちゃんの配信から来ました〉


 なんてコメントが盛り上がっているを横目に戦う。


(さて…どうしたものか…まあインパクトがつよいから瞬殺するか、このナイフも使えば効果も見せれて一石二鳥だし)


 なんて考えていると、唯華は杖を前に突き出す。


「ファイア!」


 っと言うと小さな魔法陣と共にその中心から火が出てくる。


「っ…な!」


 いきなりの攻撃に戸惑うが体を捻って回避する。

 ただ回避先にもう彼女の杖は向いていた。


「アイス」


 氷柱が2本かリゼに向かって勢いよく飛んでくる。


(瞬殺とか言ってたけどこれは…)


 ギリギリまさにギリギリ。

 ナイフを大きく振るうことで顔に向かって飛んでくる氷柱の軌道を大きく逸らす。

 そしてもう一本腹に向かって跳んでくる氷柱を素手で掴む。 


【4ダメージ】 【8ダメージ】

【6ダメージ】


 回転する氷柱の勢いがなくなるまでそんな表記が出てくる。


「な?!…まさかの素手で?!」


 そんな言葉を吐いたすきを逃さない。


 リゼは大きく突っ込む。


(…リゼか…上手いでも大丈夫私だって武器を用意したし、近奥の手もある突っ込んできた隙を狙って…)


 リゼの単純な一直線の進路を見極め、唯華は奥の手を放つ。 


「終わりだよ!ハウリングショット!」


 そう唱えると、回転する目に見える…音波?というか波動のような魔法がリゼを捉える。


 だがしかし、リゼの姿がホログラムのようにパっと消える。


「は?!」


 唯華のふところ、リゼがナイフを構えて腹に向かって振るう。


【23ダメージ】


 その表記がでてると。

 膝をついて下にかがむ唯華。


 額に左手で持った拳銃を突きつける。


「私の勝ちです、ありがとうございます」


「くぅ…」


 そんな声が漏れると同時に。  

 周りに人の気配がちらほら戻ってくる。


「いや〜!負けちゃった…上手いねリゼさん」


「ええ?!そんなことないですよ、大切な時間いただいてありがとうござました」 


 深く礼をする。


「うんありがとね」


 なんて返事を聞いてからユウナのところへ戻っていく。

 するとユウナが小声で話しかける。


「リゼさん!すごい盛り上がってますよ」


「ふぅ…流石に演技も疲れた、知ってるものを知らないふりっていうのも結構キツいんだね」


 なんて会話をしながらコメントを見てみる。


〈す、すげー!〉

〈あの瞬間移動みたいなのはあのナイフの効果?〉

〈強いな〉


 なんて調子で盛り上がっている。


「さっきのトリックについては追々話すから後でね、それよりユウナちゃん次の人探し行こっか」


「え?はい!」


 ユウナは一瞬もう目的は済んだのでは?っと言う顔をしたが、そう言えば町中で誰か戦うという体だったな…と思い出しよく返事をする。


 また敵を探しがしに歩を進める二人であった。







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