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彼女は深夜アニメもリアタイで




修学旅行に行くまでの間、井上の読書のスピードが上がったのを感じた。


昨日貸した所なのに、翌朝には返してくるのだ。


「ありがとう」

「いや、面白かったか?」

「うん。続きはまた明日でいいから」

井上は言う。


だが俺は、次巻を鞄から取り出した。


「えっ!?」

井上は驚く。

「いやほら、昨日の帰る頃にはもう半分以上読み終えてただろ?」

うわ、自分で言ってて気持ち悪く感じた。

ずっと見ていたかのような発言をしてしまい、俺は後悔する。


「え!!嘘!!バレてた!?面白くて、つい」

井上は少し恥ずかしそうに答える。

その反応に、先程の後悔は霧散した。


「そんなに面白かったんだな」

俺は思わず笑う。

「勿論。維新さんの作品って、何でも面白いよね!」

井上はニカっと笑う。

「そっちこそ、たわ言シリーズはどう?」

「面白い」

俺は即答する。


「でしょーーーっ!!!超好きなキャラがいるんだけど、出てきた所まで読めたら、いっぱい話聞いてよ」

「いいけど、その俺のストーリーシリーズの感想聞かせてくれ」

「主人公好き!!まあ、吸血鬼ちゃんも好きだけど。ってか、登場人物の名前、独特すぎる。本当にこの先生の作風、面白いよね」

とっても楽しそうに語る井上。


それを聞いて、貸して良かったと俺は嬉しくなったのは言うまでもない。







修学旅行の班も決まり、2泊3日の当日の動きも確認し、あっという間に旅行当日を迎えた。


「次で降りるらしいぞ」

俺達の高校が占有している新幹線の車内が騒がしくなる。


班ごとに座っているので、俺は井上の隣だった。

学校では隣と言っても人が通れるスペースは空いているので、この新幹線の席は流石に緊張していた。


「井上、もうすぐ着くぞ」

俺は小声で呼びかける。

「ん」

井上は眠っていたのだ。


「ごめん、昨日遅くまでアニメ見てたから、もうちょっと寝かせて」

彼女はそう言うと、また目を閉じる。

「………何見てたんだ?」

俺は少し呆れた風に尋ねる。


「何だと思う?」

井上は目を開けて、俺を見てきた。

「リアタイか?」

「もち」

「……もしかして、とある魔法の黙示録か?」

俺は予想する。


能力者達が住まう学園都市で、レベル0が奮闘する話。


「正解」

井上は嬉しそうな顔をする。

「お前、あれ、深夜2時からだぞ。それにあの時間帯アニメ4作あるから、計2時間だろ。寝たの4時ってことか」

「えへ」

井上は肩をすくめる。


「因みに?誰が好きなんだ?」

俺は聞いてみる。

「んー?アクセラレータ」

「成程、そっちか」

「佐々木は?」

「あー、土御門」

「!?」

井上は目を瞬いて俺を見る。


「マニアックなところついてきたね」

井上は驚いた顔で俺を見ていた。


2ヶ月ほど接して分かったことがある。

井上は結構ヲタクである。因みに、自分もまあヲタクなので、井上の言っていることがよく分かる。

ここまで話の合う女子は、初めてだった。


「はいはい。それより、ギリギリまで寝てていいぞ。起こしてやるから」

俺がそう言うと、井上は安心したように目を閉じるのだった。







ホテルに到着し、荷物を置くと、とりあえずホテルで昼食を取る。

これもまた班行動なため、6人がけの丸テーブルに座る。

そして、またまた俺の隣に井上が腰を下ろした。


お昼は「えきそば」という普通の蕎麦じゃなくて、中華麺に和風出汁という面白い組み合わせの料理だった。


シンプルだが、普通に美味い。


「あ、美味しい」

隣で井上が呟く。

あったかいのが、体に染み渡る。

「確かに、美味い」

俺も同意する。


「で、この後何するんだっけ」

井上は班長を務めてくれる田原みかに尋ねる。

「1日目はね、姫路城のぼって、その後歴史博物館」

田原は旅行のしおりを見ながら答える。


「了解」

井上は簡潔に返事する。

必要最低限の会話しかしないので、井上と田原はあまり仲が良くないのかもしれないと俺は思った。


まあ、聞くほどではない。


「まあ、折角来たんだし、楽しもうぜ」

副班長である田原の彼氏、栗原がそう言った。

「そうだな」

俺は同意する。


そして、この修学旅行で俺は井上のことをたくさん知ることになる。





「とある魔術の禁書目録」はご存知ですか⁇

これを見たとき、何て面白い作品なのかとハマった記憶があります。

面白すぎて、原作を買いに走りましたね!

キャラも世界観も今までにないもので、とても興味がわきました(*´-`)

アニメも漫画も好きですが、私は原作小説派です。

是非、読んでみてください♪

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