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プロポーズ
私はすでに済ましたが他の方が陛下に謁見をしている間は他の参加者同様待合室で待っていた。
そして、フレン様が正装で待合室にやって来た。
「リュエナ、待たせてしまってすまない。」
今度は、息も切れてなくいつもの静閑なフレン様だった。
あの猪のようなフレン様は幻だったのか、と思うほどだった。
少しだけ二人で、と言われて控室にフレン様と行った。
控室に行くと二人っきりで緊張してしまうけど、フレン様も緊張しているのか、その様子が伝わってきた。
そして、私の手をとり、片膝をついて跪いた。
「リュエナ、その、何と言えばいいか色々考えたのだか、ハッキリ言おう。」
「はい。」
「私と結婚をして欲しい。」
照れているのを抑えているような真剣な顔でプロポーズされた。
「…嫌か?」
「嫌じゃありません。お願いいたします。」
あの大好きなフレン様にプロポーズをされたのだ。
頭の中でリンゴーン、リンゴーンと鐘が鳴り響いている気分だった。
フレン様は、ずっと好きだった。と言いながら立ち上がり手を絡めてきた。
そして、どちらともなく近付き、キスをした。
デビュタントでは、フレン様が私をエスコートしたことにより、すぐに噂になった。
王太子はファリアス公爵の娘と結婚か。と。
その後すぐに、フレン様と私の婚約発表がなされた。




