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王太子フレン

俺は幼い時から王太子だ。

叔父上が、20歳代で亡くなり、亡くなる前に王位を放棄したから、次の俺が王太子になった。

この国は親族内で相続の順位を定め、多くの場合、直系の男子を先頭に男系の親族をたどって、たった1人の男性の相続人がすべてを継ぐよう決められ、女性は相続できない。


叔父上のことがあり、この制度の撤回の声も上がり、陛下が認めれば、女も爵位が認める例も出てきた。

まあ母上は撤回される前に父上と結婚した為、王候公爵夫人となっているが。

俺が王太子なのは、陛下自身が一人っ子で、叔父上が亡くなり直系は俺の母上のミランダ王女しかいなかったからだ。

母上は陛下にずっと男を産めと言われていたらしい。

そして、産まれた男を次の王にすると決まっていた。

そして、俺が産まれた。

だから、母上は父上と結婚しても、今もずっと城に残り陛下を助けている。

父上は母上と結婚前に公爵位を賜り、第1騎士団の団長だったが、20年位前に戦で総指揮をとり、勝利した為、今は騎士団の総括司令官としている。


ちなみに、父上は元々伯爵家の出だったが、三男の為爵位は継ぐことが出来なかったが、何代か前に王族の娘が嫁ぎ、遠い血縁関係があったらしい。

そこら辺も陛下に気に入られていたのだろうかとも思った。


まあ反対されても母上なら、駆け落ちしてでも父上と結婚しそうなタイプに見える。


そんな父グレイと母ミランダの息子のフレンが俺だ。


そして、陛下はまだまだ元気な為すぐには王位につくことはない。

まだ、比較的自由だった。



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