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僕が入学したのは女子高だった!?  作者: c
Level 1. 薫ちゃんの受難の始まり
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第6話 入試試験準備その1

 入試会場を下見した翌日の月曜日...


 樹の家でいつも通り勉強をしていると『ピンポーン♪』


 「何か 来たのか?」

 っと樹が玄関に行くと小さい小包を受け取って戻ってきた。


 「う~ん 発送元は私立城南学園? これはなんだ?」

 「僕達が受験する高校からだよな?」


 包みを開けてみると入試の心得と説明書?、さらにシンプルな外装の箱が1個入っていた。

 それはまだ市場に出回っていない為か、ケースは白箱だった。

 それを開けてみると製品説明書、それに時計に似たバンドが入っていた。

 メーカー名はSECって書いてあった。


 「これって今僕が付けてるバンドに似てるけど、ちょっと小ぶりだな」

 「ああ それって何処かの企業からモニタで付けてるやつだよな」


 「これか?僕が付けてるのは母親が務めてる会社のラボの試作品だよ」

 「これは発売前の市場テストって所だな」


 心得には、入試当日から結果発表そして入寮までの流れが書いてあった。

 そして急きょ作ったようなバンドの説明文が付いてた。


 「何々? 入試でのセキュリティ対策と生徒の利便性を高める為の物って書いてあるな」

 「このバンドを試験日の2日前までに装着して準備しておく事だって」


 「但し、一度装着すると試験の結果発表まで取り外すことが出来ないようロックがかかるっと」

 「ロックって替え玉受験防止のつもりかな?」


 「しかも入学したらそのまま使うから大事に使ってくれって」

 「成程、これって僕がいま使ってるバンドの機能制限版ってイメージかな」


 「着替え機能が付いてるよ 中学校制服と私服×2、寝間着と下着のスロットが使えるっと」

 「あと学校へ行くときは筆記用具以外は手ぶらでよいって書いてあるな」


 「交通機関の料金精算はこのバンドでやるのか...」

 「さっそく試してみろよ」


 「分かった じゃ左手に装着っと」

 樹は、バンドを取り付けてスタートボタンを押した。 


 バンドから少し離れた処にメニュー画面が表示された。

 注意点と使用許諾確認ボタンが表示された。


 「まあ『確認』と『拒否』があるけど拒否したら受験できないよな」


 確認あたりを指でポチット 「う~ん感触無いから難しいな」


 「次は氏名とか入力するのか この空間キーボードも押した感触無いから時間かかりそうだ」

 「最後は中学の学生服姿で写真撮影せよってか」

 「おお 清美中学校の制服が選択できるぞ 最終確認っとOKっと」

 

 「さっそく着替えを試すとするか...」

 「今着てる服を脱がないといけないらしいから隣の部屋で着替えてくるよ」


 「いってら~」

 う~ん個人に送るなら最初から写真撮影位で終わるよにしてほしいな


 制服に着替えた樹が帰ってきた。

 「これって今まで着てた制服よりも動きやすいなピッタリだよ、お前いつもこんな楽してたのか?」

 「そうだよ 着替えるたびに体の汚れも取ってくれるから 頭とか手を洗う程度で済むんだ」


 「じゃ写真撮影 そして送信? これって携帯機能もついてるのか?」


 しばらくすると...


 「『お知らせメッセージ有』って表示が出たな...表示っと...」


 写真入り受験票が表示された。

 とりあえず手続きは完了したみたいだな。


 「続いてOKなら確認ボタンっと」 『プシュー』


 「えっ これがロックか 後は私服も選択できるみたいだな」

 「おお 色んな私服が選べるみたいだ 寝間着も色々とあるな~」


 時間がかかりそうだ。


 「今日はここまでにして帰るよ」

 「そっか また明日な」


 家に帰ると妹から「薫ニイ 荷物届いてたよ~」て小包を渡された。

 とりあえず登録とかは週末でいいかとそのまま開けずに置いた

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