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僕が入学したのは女子高だった!?  作者: c
Level 1. 薫ちゃんの受難の始まり
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第5話 中学3年生その5

 ふうぅ思い出したくない過去を思い出しちゃったよ


 取りあえず自分の席に着いた処で、樹から声を掛けられた。


 「そう言えば高校はあのままなのか?」

 「ああ 私立城南学園を第一希望にしたままだよ」


 「そう言えば滑り止めを何処にするか聞いてなかったぞ」

 「第一希望一本で行くつもりだから滑り止めなんて考えてないよ」


 「まじか?」

 「何のためにここから遠く離れた男子校に行くのか話してなかったけ?」


 「まあそうしたい理由は...分からないでもないけど将来はどうするつもりだ?」

 「この中学校生活でいやっていうほど痛い目に合ってきただろ~ 共学だと同じ事が起こりそうだ」

 「近場ではないし、男子校に行けば取りあえずいいかなって思ってる」


 「そうか でもあそこは全寮制じゃなかったっけ? 妹はどうするつもりだ?」

 「ああ 千秋(ちあき)ネエが大学卒業して家に帰ってくる予定だから大丈夫だよ」

 「就職先が家から通える所にしたらしいから安心してる」


 「なら大丈夫か 試験日程とか色々と一度確認しとけよ 俺もお前と同じ学校に行くからな」

 「そ そうか なら確実に行けるように受験勉強しよう」

 「僕の弱い所を教えてくれ」


 「わかった なら交換条件で俺の弱いところを教えてくれよ」

 「了解」


 こんな感じで僕の3学期が始まった。

 親友と受験勉強をする事で合格は確実視できそうだ。


 出願期間も過ぎて...まあ当然受験校を1本で行くという主張には、先生にかなり心配されたがなんとかなった。


 そして試験日を残すところ2週間を切った土曜日、樹の家で最後の追い込みをしていた。


 「試験会場となる学園まで実際に行ってみないか? なんせ遠い場所を選んだから電車とかバスそして歩きとかの組み合わせで、意外と時間かかるかもしれないよ

 「そうだな 明日早めに行こう! 駅で朝7時位待ち合わせでいいよな?平日の運行予定表とかチェックしながらだけどね」


 そして次の日樹と出かけた。 

 まずは駅で時刻表と乗るホームの確認をした。

 まあインターネットで事前に調べた情報と同じだと確認できて良しとした。


 「それじゃ目的地まで行こうぜ」

 「了解」


 乗り込んだ電車は早朝だけど混んでいた


 「何かのイベントかな??? わかんないけど」

 「うっ 咳き込んでる親父が近くにいる....」


 身動きが取れないまま3駅程の処で目的の場所に到着し電車を降りた。


 「そう言えばお前マスクどうした?」

 「はっ さっきジュースを飲んだ時付け直さなかったような」


 まあ実際には手洗いやうがいをしっかりする方がいいのは分かっていた。

 だけどこの時僕は、気休めで付けていたマスクを外してしまっていた。


 電車の次はっとバスだね。

 駅から私立城南学園行きのバス停までの経路を確認した後時刻表を確認。

 それと試験当日は、学園側もシャトルバスを用意してくれてるようだ。

 全寮制な事もあり、通常運行のバスの本数ではさばき切れないだろうからありがたい。

 シャトルバスの乗り場はっと信号を渡った処にあるスペースで案内地図と照らし合わせて確認した。

 

 確認が終わった時で丁度学園行きのバスが到着したので乗り込んだ。

 バスは駅から離れると割とスムーズに走り、20分程で到着。


 到着したバス停からは数分の距離で私立城南学園に到着した。


 「そういえばここって 今度から共学になったんだよな~」

 「え? そうなの???」


 「お前の情報は少し古いぞ、ちゃんとこの学園のホームページ書いてあったから」

 「あうううこれじゃわざわざ男子校に来た意味あるのか???」


 「あきらめろ 確認しないお前が悪い」

 「仕方ない 選んだ学校だ絶対に合格しよう」


 今日来た行程を逆順に戻り、また樹の家で勉強を再開した。

中学生編は独立して書けばよかったと反省しつつ後1回位お付き合い下さい。

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