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僕が入学したのは女子高だった!?  作者: c
Level 1. 薫ちゃんの受難の始まり
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第4話 中学3年生その4(少し回想)

 始まりは中学1年の時だった。


 文化祭の出し物で、僕のクラスの題材は『眠り姫』をやることになった。


 あまり乗り気にならなかったけど、なぜか姫役に推薦された。

 クラス全員反対意見も無くって、僕の意見は見事に即却下されたよ。

 王子役は樹が選ばれた。


 このクラスはBL属性が多すぎないか?

 そして本番での目覚めのキスは...言うな! 


 ベッドの上横になってたら練習の疲れで本当に寝ちゃってたんだよ。

 「キスは振りで観客からは直接口が見えない角度で近づけばいい」と言っておいたのに、

 樹は...本当に唇を重ねるもんだから驚いて飛び起きちゃったよ。もうグダグダでした。


 樹は何度か起こそうとしたらしいけど、純粋に眠りこけてる僕の誘惑に負けたらしい。

 ファーストキスが樹って...男相手ならノーカンだろこれって?


 この時からクラスを超えて姫と呼ばれる切っ掛けになった...


 2年の時は『かぐや姫』を...まあ想像通りだけど姫役は抽選で選ぶ前に最初から配役に書かれてた。

 クラスの連中は1年前も前すでに姫役を決めてたようだ。


 3年の時は『白雪姫』...もう思い出したくもない、ドレスにガラスの靴なんてもう一杯いっぱいだ!

 王子役は当然のように樹が選ばれて1年の時の再来かと思ったよ


 最大のミスは本番1週間前の木曜日だった。

 セリフ練習の為に持ち帰った台本を、食卓に置き忘れて寝ちゃったんだけどそれを妹に見つかった。

 台本に引かれたセリフから姫役をやることがばれて...


 金曜日の夕方にご飯準備していると妹が、

 「薫ニイ ちょっと来て~」

 「この糸につるした5円玉見ていてよね~」って催眠術を掛けられた。


 さらに薬を盛られて短くしていた髪の毛は腰まで届く長さになっていた。

 この薬は親父が妹に「色々な薬を作ったから効果を試してみて」とか言って送ってきたものらしい。

 どういう催眠術を掛けたのかわかんないけど髪の毛の長さも女の子の服も当たり前に思うようにされたらしい。

 それ以外にも色々と効果を付けたようだ。


 催眠術を掛けられた土曜日の朝に 「かおりちゃんデートしよ~」って手招きされて...

 左手につけたバンドを勝手に操作してゴスロリ服にお着換え...もちろん下着まで...

 妹もゴスロリ服に着換えて連れ回された。 

 違和感は全然感じなかったよ。というかなんで僕のバンドにゴスロリ服のデータが???


 日曜日は...「かおりちゃんデートしよ~パート2!」

 「今度のコンセプトは清楚だよ」ということで白のワンピースに...


 月曜日からは...「かおりちゃ~ん 制服はもちろんセーラー服だよぉ~」

 この頃の記憶は色々と飛んでいて覚えていない。

 もう女装での違和感は全然感じる事は無く、仕草も、口調も磨きがかかって自然体で本番当日を迎えたよ。

 他のクラスでは謎の美女が1週間だけ降臨したと噂された。

 というかなんで僕のバンドにセーラー服のデータが入ってるの???

 後で確認したけどバンドに保存してデータ一覧には女性用の服は出てこなかった?


 ああもう思い出したくない。

 もちろん今年度の出し物は前年よりも反響がよく大成功だったよ。

 僕的にはこの1週間は夢だったと思いたかった。

 出し物が終わって女装を辞めても口調や仕草が残って困った。


 という事の積み重ねで姫が定着してしまった。 

薫「作者出てこい~黒歴史を語るなんて」

作者「あっ これってこのネタ詳細に書くだけで中学編をできるんじゃない?」

薫「ああ 無駄な召喚をして地雷を踏んでしまったのか?」

作者「ふむ七五三の話もあるしこのシリーズが無事終わったら書くかな?」

薫「ヤ・メ・ロ」




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