第15話 ようこそ学園生活に その2
先程通過した203号室の前に戻ってきた。
この椿寮の外観はかなり古く感じたのですが、先ほどから違和感を感じてきていました。
寮内の外観や内装はアンティークな雰囲気が出てるのですけど...
僕は茜さんに質問して見た。
「ここは新しいのか古いのか分からない所ですね?」
「あっ 気がついたんだぁ」
「実は去年の夏頃の台風で廊下側の窓が割れちゃってね~雨水がだいぶ入って来ちゃったの」
「それで工事業者に見積もり頼んだら他にも直さないといけない事が発覚しちゃったというわけ」
「それで建て替えられたんだけど外観や内装は出来る限り同じにしたんだって」
「立ち話もなんだし中で話しましょ ここは4人部屋なのよ」
部屋には勉強机は無く丸テーブルが真ん中辺りに置いてあった。
両側の壁側に2つずつベッドとチェストあった。
椅子に腰掛けると茜さんは続きを話しはじめました。
メイドさんが紅茶とお菓子を持ってきてくれた
「一部は当時の物使ってるからかな新旧入り混じっている感じになってると思うよ」
「内装は自由にしていいって事で、元々2人部屋が、12部屋あったんだけど」
「ゲスト用2部屋と今いる4人部屋そして生徒会室に改装したって事」
色々とお話ししていると窓の外はだいぶ暗くなって来た。
茜さんはそんな僕を見て
「私服に着替えたら? 私も着替えるし」
そう言ってバンドを操作してラフな格好になった。
はうぅ家族以外の着替えを見てしまうなんて....
「どうしたの?」
っという言葉で焦った僕は、着替えを見てしまった罪悪感で頭が真っ白な状態になっちゃいました。
バンドを操作して『私服1選択して 実行っと』着替え終わった姿に後悔した。
僕は猫耳シッポ付きメイドの姿になっていた。
最後私服1に着替えたときオプションを選択したままだったみたい...
制限解除したって話だったから男物の服を登録して着替えていればと...
メイドさんを見ると何か変なスイッチ入ってるっぽい。
そして茜さんを見ると何かウズウズして...ってこっち来た~
頭を撫で撫でするな~ あうぅ
今度は下アゴを擽るし こそばいいよ~
「こ・れ・は~ご褒美??」なんて言ってるし
「「決めたわー」」
あっなんかハモった。
お嬢様どうぞ
「コホン では、当家のメイドは猫耳シッポ付ける事」
あっ火の粉が飛んだ
メイドさん困ってる....
「ところで貴女採用です」
はっ スルーしてこっち来た
茜さん見ると「OK」って....指輪サインしてる
「申し遅れました。私は不知火家のメイド長を務めています。白木 加奈子と申します」
「現在は茜お嬢様の身の回りについてお世話させて頂いております」
「貴女をお嬢様付きとして採用させて下さい」
よくわからない事を言ってるな~って思っていると茜さんはさらに撫で撫でしてきた。
さらに猫耳に『ふっ』って息をかけてくるし。
この猫耳オプションはどういうわけか敏感になって、本当に猫になったような気分になってきました。
「私の妹になってね」と言っていたような気がします。
しかし、僕には『私の...になってね』と聞こえてました。
小首を傾げたのをOKっと思ったみたいです。
何処からともなく取り出した指輪を取り出して
「この指輪を付けてあげる」といって僕の右小指に付けました。
「この指輪を私の小指に付けてね」っと左手を差し出してきました。
そっと付けてあげると嬉しそうに今付けた指輪を重ね合わせていました。
赤色の石が付いたイヤリングを何処からともなく取り出してきました。
「後は...このイヤリングを付けてね」
っと僕の右の耳たぶに付けちゃった。
左耳を見せながら「お揃いよ」って見せてくれた。
色々とありすぎて頭が一杯いっぱいになってきちゃいました。




