第0.1話:出会い
ちなみに0.1とか書いてるけど、とくに関係ないです。
吸血鬼の設定は作者が変えて書いています。
「今日のバイトはいつも以上にハードだった・・・」
とかそんなことをつぶやく
「しゃあないよな、学費は親が出すけど、小遣いは自分で稼がないと」
そんなことをつぶやきながら、いつも通る道を歩く
いつも通るそよ風公園の入り口にさしかかった時だった。
ウワァー
と男の叫び声が聞こえた。
「なんだ!?」
俺は、声の聞こえた方へ行く。
それが彼女との出会いだった・・・
「くるなぁ!」
「ふふっ、大丈夫殺しはしないわ少し血をもらうだけ・・・」
「うぁぁ」
「うるさいわね、少し眠ってもらうわ、今日は満月だから力が使える」
「・・・・」
「ふふっ、やっと静かになったわ」
彼女は、そう言いながら眠らせた男に近づき、首に顔近づける
「うふふっ、やっぱり人の血の方が落ち着くわ」
「(なんだよ、あれ・・・血を吸ってる・・?)」
俺はそう思った瞬間背中にもの凄い寒気を感じ俺はしばらく動けなかった。
ドサッと俺は鞄を落とす
「ヒッ・・!」
「ッ!見たわね・・・恨みはないが見た者の記憶は消させてもらうわ」
俺は鞄を拾う。
「あぁぁ・・・うわぁぁーー」
と叫びながら公園の出口まで走る
「逃がさない・・・」
ガッと石につまづく。
「がっぁ!」
思いっきり地面にぶつかる
「くっ!痛てぇ」
「ふふっ・・・自分でころぶなんて間抜けね」
「(くそっ!俺はここで死ぬのか?)」
「ふふっ殺しはしないただ記憶を消すだけ」
「あ!・・・」
最後に視たのは、彼女の紅い瞳だった・・・
「・・・・・・ここは?」
「あ!起きたね大丈夫?ここは病院よ?」
「母さん?俺はどうしてここに・・・」
「記憶ないの?」
「バイトが終わって帰るところは覚えてるんだけど・・・」
「それからの記憶が無い?」
「うん・・・」
「大事をとって、今日も休んでおきなさい」
「わかった・・・ごめんもう一度寝るよ・・・」
そういって俺はまた眠りについた。
次の日
「あーくそ、全く思い出せない。」
「うぃ〜す!ひむっち!気分はどう!」
こいつはおれと同じ学校の近藤健と言う、クラスも中学1年から高2まで五年間同じまあ腐れえんが続く、悪友だ
「まあぼちぼちだ、て言うかそのあだ名やめて」
「えー、いいじゃんひむっち、うずらっちみたいで」
「わぁーたよ、それでいいよあだ名」
「おぉノリいいねぇー」
「つーか、時間やばいぞ・・・」
「え!マジで?」
「マジで」
「走るか・・・ひむっち」
「走る・・・遅刻したらシャレにならない」
と言いながらふたりとも、走る構えをする。
「「うおおおお」」
と言う叫びとともにふたりとも全力疾走していった。