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魔法少女誕生!の巻 パート1

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説明役:

時は遡るほど西暦…っというほど遠い昔の話ってわけでもないのだが、2020年。あのコロナ真っ盛りの春のことであったか…。この物語の主役も主役、大主役…ってほど別に大した存在ではないのだが、黒髪のショートボブに髪包み、特に洒落てるわけでもないいたって平凡なスーツを着こなす平均的美人OL《湊陽華》。彼女がいっちまえばこの物語の主人公っつうーことではあるのだが…。まったまた寝坊でもしたのであろうか?食パン一枚口に挟み、駆け足急ぎ足網走りで坂道を華麗に渡るとは。

まいどまいど叔父に叩き起こされているようであるか、こんな調子じゃこの先どうなるかわからんぞ、社会人よ…。…なに?アテシがだれかだって?そんなこたぁどうでもいい…っと言いたいところではあるが、まあ何かの縁なので一応紹介しておこう。私は語部三郎。この物語ともさっきの世界ともまた別の、第三の異界から、話を少しわかりやすくするためにお呼ばれになったのだよ。この話の著者にね。

…ってそんなこたぁどうでもよい!早く本筋に戻らなければ。

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「ん〜!!遅刻遅刻もう遅刻!やばい、ほんとにやばい!こんな調子じゃ上司にクビをきられることそう遠くあらず…。急がなきゃっ…!」


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説明役:

おおっとここで湊選手。カバンの中から何やらドリンク…あっ、あれはっ!!

リ◯ビタン◯!?まさか飲むのか?飲むのか??はいっ!!飲む!飲むっ!!飲み干したーっ!??さっきまで浮かべていたぼやけ顔はなんとやら。シャキッとしたかと思えば、筋肉が段々と盛り上がってくる。まさにこれ、眠れる森の美女ならぬ野獣!!闘牛のようです!

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「はぁ…やるっきゃならナイトね。」


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説明役:

颯爽と猛ダッシュを決め込み、次々と歩行者を追い抜かしてゆく。野良犬から始まり次はボケたご老人。ついには走行中の自転車さえ追い越したっ!!早い!雪が降り積もる時期、つまり冬に大量発生するやっかいなトラブラー、エゾシカなんぞよりも格段に早い!!!(あくまでアタシ個人の感想だが。)

なんたって加速スピード約5倍だからなぁ。

…しっかし、このスピード感じゃあ、異世界転生獣、通称トラックに跳ねられちまってもおかしくはないぞ。しっかり前も右も横も見ておかないと。いや、待って。一応そこらはちゃんとしてたわ。それじゃあこれで一安心っと。

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《ドガガァァァァアッッッツ!!!》


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説明役:

あっ!ほぉら言わんこっちゃない。ひかれちゃって!…えぇーと。あれ??ホントのホントのホントにひかれちゃったの…?

…あーあ…。まぁーた異世界ものかい…。素直に悲しいよ、やっと久々に違うもんが見れると思ったんだがなぁ。あーあ。やんなっちゃった。やぁめたやめた。光っちゃんに騙されちまったよ、アテシ。それではですね読者の諸君。ここでお別れだ!仕事なんてやめ!他のやつにまかす!それじゃあ、バイなら。他の人がなんとかやってくれるよ、こんな仕事なんて…。

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