だからってなんでそんなにやることがあるの。 ぱ~とにぶんのに
今回に限り主人公の台詞を示す[]は遥夢さんの台詞に振っています。
相も変わらず今回も―くんと―女史の登場はありませんのでご了承ください。
「「サイバートーク!!東条日本世界日本400時間テレビスペシャルぅ。」」
皆さんご存じ我らが素っ頓狂集団の頭目たる暇人集団のうち、よく夫婦漫才と呼ばれるお二人。通称銀色民族衣装と水色女侍が息の合ったタイトルコールを叫ぶ。
[東条日本世界日本400時間テレビスペシャル。東条日本世界の日本400時間テレビとコラボして、行う2回分。一本目の今回は○と夜遊び。そして、某肝試しイベントと連携して各運営、MCの方をゲストにお招きしてお送りします。]
「「この番組は、
蒼藍星間連邦王国時官庁宮内省、空官庁神政省、地官庁総務省および国立藍蒼学院付属大学、学校法人綾小路学園、学校法人LSN-LLS-LSSS北浜学園。
統一次元世界管理番号320号界瑞穂皇国内閣府。
統一次元世界管理番号100240号界日本国内閣府、国土交通省、総務省、法務省、防衛省、経済産業省、保安省、宮内省とムー帝国外務省、皇帝府。
日本国東京都、千代田区、新宿区、大阪府、大阪市、門真市、枚方市、京都府、京都市、長野県、長野市、須坂市と静岡県は熱海市。
NR、Fruits Technology Co. Ltd.、NEC、松下電化工業、帝国電発、日本交通研究開発機構、日本宇宙産業研究開発公団、日本理化学研究所、帝国大学連合。そして、熱海温泉太平ホテル熱海と今回お招きした声優の皆様が所属する声優事務所、日本各地のテレビ局の協力をうけ、LSNHD、3CHD、LWTCHD、綾小路財閥、せんでんグループとご覧のスポンサーの提供でこれから6時間。東条日本世界日本国が誇る、世界有数の大規模展示場。東京国際展示場東棟をまるっと貸し切ったあほ騒ぎをします。」」
「して、いきなりこれかい!」
CM明けカメラに写る人数が明らかに少ない。
「神子~?説明よろ~。」
『うぇ~~い。」
場面が切り替わり、今映っているのはどこぞのホテルにある露天風呂。そこに、老若併せて30名近い男性が使っていた。外にはサングラスをかけピコピコハンマーを持ったスーツ姿の男性と、神子さん。
「おまえら、温泉は好きかー?」
「「ウォーーー!!!!」」
「この美女と混浴したいかー?」
「「ウオーーー!!!???」あれ?すいません一人だけ。」
はい一人だけ盛り上がってない人がいますが、皆さんご存じ正規さんです。
神子さんの正体というか、高校時代からの長い、ながぁあ~~いお付き合いなため、彼女の高校時代からの言動、とある彼女の変更を経ての内面までもよく知っているためあまり、この混浴というご褒美に消極的なのだ。まあ、もう一つ理由があるが。
「まあ、始めて行きましょうや。」
「そうですね。混浴争奪露天風呂だるまさんが転んだ!スタート。」
露天風呂で繰り広げられる笑いしかない壮絶なバトル。あ、みんなどこぞの鎮守府から呼び出しが来ないようしっかりと撮影のためタオルを巻いて、膝より上を不溶性塗料で真っ黒に塗っています。お湯には溶けないけど、ボディーソープで簡単に落ちますのでご安心を。
「だーるーまさーんがころんだ!」
広大な露天風呂を目一杯使っただるまさんが転んだ。
まずは、小ぶりな岩風呂からでて、左へ階段を上るコース。
ぬれた岩の上は大変滑りやすいので、ルール上、絶対に走ってはいけないという決まりがついたそれでも急いてしまうのはご褒美相手の神子さんが美人だからだろう。
まあ、一人だけ、一切動かない人がいますが。
第二ステージへ移行するとなって、やっと参戦。まあ、セオリー通り、鬼が振り向いたら停まります。
「第二ステージもなかばですが、ちょっとまって。」
神子さんからのタイムに階段の途中でちょっと無理な姿勢をして停まる参加者。というか、あの松本さん。
そして芸人の皆さん。
「「なんですかー!」」
抗議をよそに音声スタッフにマイク感度を下げるよう合図を出し、自分が見える(温泉を堪能するあほ一人を除いて)全員に耳を塞ぐよう合図をする。
そして、大きく息を吸い込んで、
「そこの一人だけ我関せず決めこんどるむっつりイケメンさんよぅ。きさん何しとん。
これ仕事やって解ってやっとろぅ?うちとの混浴に一切興味無いんはわかっとろうけん、それでもこうして熱意持って参加してくださってるほかの参加者にそなことしてて申し訳ないと感じんのけ?
まぁ、感じとったらこないな事せんけんなぁ。
きさんがやっとろうこと、ハル見とるんやぞ。ええんか、今ここにハル召喚して、思いっきりかみつかせて1週間コース確定になるんやぞ。」
『神子~、それなんですけどぉ、そこの赤いのには今何言っても通じないと思いますが。あ、たった。』
「まあ、もう、遅かね。」
そう言って神子さん、タオルを頭にバンダナ風に巻いた芸人さんに近寄り何やら耳打ち。
真面目に取り組み始めた正規さんも含めていよいよ白熱してきただるまさんが転んだ。
第三ラウンドで出走者の半分が足を滑らせ湯船にダイブというハプニングで盛り上がりを見せた。
ちょっと動いた正規さん第三ラウンドスタート地点からやり直しとなり、ショートカットしようと誰もいないのを見て、距離の短い方のコース上にある階段の手すりを滑り降りて着地したところを神子さんにより、スタート地点の岩風呂上空と空間をつなげられ、きれいに着地しようとしたら着水という見せ場を演出。
そんな盛り上がってきただるまさんが転んだも最終ラウンドとなる第5ラウンド。一番大きい岩風呂の一角が、一気にむさ苦しくなったそんなときに、
「ちょ、ちょっと。だ、誰ですか。誰かが僕の袋を触っています。」
「なにをさわってるって?」
何も聞き返さなくてもいいのに。聞き返した方が、盛り上がるので聞き返したグラサンマン。
「袋です。あ。袋と言うより、玉です。玉をいじられてます。あ、ちょ、ちょっと待って。」岩風呂の縁に群がっていた男達の真ん中10人ほどがなだれるように崩れる。
次の転んだでも玉をいじられる犠牲者が。キラッキラした顔で、玉をいじられる犠牲者を見つめているのはあの、神子さんに耳打ちされた男性芸人。
コーナーMCのグラサンマンから「職人の顔」とも「玉職人」とも呼ばれたかれの次の犠牲者は、
「ん?ぅ。は?ちょっと、今度は俺かよ。」
正規さんです。
さすがの正規さん。重力制御だの空間制御だのの微調整をこなしなんとか動かないでいたものの、その制御を片っ端から神子さんに乱され、あえなく陥落。
ワイプで奥さんがケッタケタ笑い転げる様子が映されていたのはご愛敬。
「いくらイケメンでもねぇ。なぁにが悲しゅうて野郎のあえぎ声を大音量で聴かにゃならんのかっちゅう話ですわ。ねえ、奥さん限定むっつりイケメンさん?」
「それ、サイバートーク以外で「ええやん。ふっつうに国際会議の場とかでもそれで通っとるんやからさぁ。それと、これ、一応サイバートークなぁ。」
「そうだった。」
結局優勝はグラサンマンに職人の顔とまで称された芸人。
して神子さんは、
「やっぱり、競泳か」
「だって、おまさんもしっとろ?うちができる限り肌出したくないって言ってるの。競泳水着が、最大限の譲歩やって。」
「あとおまえ中身かなりオッサンだもんなぁ。下手すりゃ、優勝したあの人よりえげつないも味方したり、平気で人前でゲップとかかませるだろ。」
そう言われた神子さん、どや顔で、
「もち。まあ、このコーナーでは絶対放送事故扱いだからやらんけん。」
自分が十分やらかす存在だという自覚がある神子さん。基本的に肌だしについては手と頭だけにしたいという人。水着についても頑張って妥協して、競泳水着。
ただし、
「すげー。」
ご存じの通り、神子さんものすごいプロポーションがよろしいので逆にエロい。
だけど、正規さんが突っ込むレベルで、中身オッサンな美女。
「うぎゃ。」
優勝した職人さんが悲鳴を上げる。
樽風呂に入った神子さんに鼻の下を伸ばしながら隣に入ったら、神子さんが職人さんのおいなりさんをむんずとつかんで、思いっきり下に引っ張ったせいで悲鳴を上げた訳。
「いきなり何しやがった?!」
「ん~?流石にねぇ、洗ってほしいよねぇ。ひっぱるよねぇ。」
正規さんほか、グラサンマンまで、またを押さえて梅干し顔で前屈み。
「…あ。正規、これ。」
神子さんが風呂桶の陰から取り出したのは、以前、どこかで登場した神子さん達の間で
「これ、おまえら(御山家)と摂津姉妹が自律式チ○コマシーンて呼んでるやつじゃねぇか。」
「誰に仕掛けましょうかねぇ。」
そう言いながら悶絶している職人さんの肛門に栓を突っ込み起動させる。それと同時に職人さんの耳元で、
「明日の明日を破壊されるのとお尻から柑橘類の香りをさせるのとどこぞのお玉をたっぷりとどれがいい?」
とささやく。
ちなみにどう言うのかと言えば何のことはない。どっかの欧米女性みたいな名前の唐辛子をすりおろした汁を煮詰めた強烈な汁と、食べてもおいしい柑橘類達から生成したゲル状大腸洗浄剤と、何をどうやって集めたのか、子孫繁栄という役目を果たせないことが決まった細胞達の集合体。である。
選ばれたのは明日の明日が破壊されることでした。
ちなみに同じことを正規さんに質問したら食い気味に尻から柑橘系と返答。
コーナーが終わり、いつもの装いに着替えた正規さんと神子さんがスタジオに。そして、爆笑しすぎて机に突っ伏して時折けいれんする遥夢さんの惨状を残念なものを見る目つきで見ていたわけでして。
「いつから?」
「こうなったのは神子のつかんでドーンから。まあ、職人登場時から大爆笑で転げ回ってたけどね。」
つかんでドーンとは、神子さんが、勝利の喜びを大きく手足を伸ばして表す職人の後ろで能面のごとく表情を変えずタオルで見えないか彼の股間にぶら下がるおいなりさんをわしづかみにして下へ引っ張ったことを指している。
神子さんが、ニコニコ顔でこれをやったもんだからそれが遥夢さんの笑いのツボを打ち抜いちゃったとそういうわけでして。
「おーい。だいじょうぶかぁ。だめだ返事ねぇ。ただの屍のようだ。」
ちなみに、
「あのね、使い物になるのはいま、私と神子と正規だけなの。」
「は?姉御達もリンも使い物にならんの?」
神子さんから問われてうなずく涼子さん。
「はぁ。ハ~ル~、起きてくれんと話進まんて。起きてぇ。リンも、姉御達も撃沈しとぅ。まあ、撃沈させたうちがなんかいえた口やぁ、ないかもしれへんけど、うちらじゃ話進まんて頼むから復帰してくれへんかぁ。」
ピクピクしていた状態からのっそりと、まるでホラーのように起き上がると、
[笑い殺す気ですか!]
「それ前にも同じようなことあったよね。」
「あのときはハル、剣の上から落っこちたんだよねぇ。」
「顔べちんでおならぶぅでしょ。リンも含めてあの場にいた100名ほど死ぬかと思ったよぉ。」
遥夢さん復帰して、
[あー。おなかいたい。後で正規さんには吉原1週間の刑として「なんでだぁー。」後ろで吠えてる正規さんはおいといて…神子、ゲストさんも撃沈して使い物にならなそうなんですけどどうしましょう。]
「どうしましょうかねぇ。」
予定していたゲストである声優陣達ととあるイベントの主催者さんがさっきのおいなりさんビーンで撃沈して帰ってこれなくなった。
番組はまだまだ続いているが、元の録画データが壊れてしまっており、ここまでしか資料が確保できていないので大変申し訳ないがこの話はいったんここで区切りとさせていただく。
なんとかねんないにはおわらしたいと思ってなんとかネタをひねり出してみました。(笑)
一応これがこのお話での今年最後の更新です。来年もよろしくお願いします。