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83 嬉しさと恥ずかしさ


 エリアの境界を越えた。

 ここはストーレ山脈02になってるな。

 番号の振り方が今一よく分からない。


 ここはどんな場所か。

 緑はほとんど無い。

 地面は土というよりも砂利っぽい。

 まだ中腹みたいで、風景を見下ろすこともなくあるのは岩ばかり。

 上ったり下ったりが入り乱れてそうな感じだ。


 この辺りから敵の感じが変わってきそうだ。

 距離で言うと将軍クワガタのいたストーレの森04と丁度同じはずだし、良い素材がいっぱい取れるといいな。


「二人とも、適当に歩いてみるって感じでいい?」

「おっけー!」

「いいですよ」

「じゃあ適当に歩こう。タマは後ろから敵が来ないかの警戒を任せる」

「らじゃー!」


 何があるか分からないから、しっかり警戒しながら歩く。

 多分即死するようなことはないけど、用心するにこしたことはないからな。


 まず最初に見つけたモンスターは、跳ねる石だった。

 名前は≪ストーンプルン≫。

 プルンの石バージョンだった。

 試しに攻撃してみるか。


 今回はスキルは使わずに素手で軽く殴ってみる。


 ――ゴパッ!!


 砕け散った。

 そんなに強くない、と思う。

 そもそも、俺の素手の攻撃でどの程度の強さまでのモンスターが耐えられるのかが不明だ。

 参考にしようがない。

 倒せる。OK。


「おめでとう」

「おめでとー!」

「ありです!」


 ミルキーもモリモリレベルが上がっている。

 俺もそろそろ上がってもおかしくないな。


 次に遭遇したのは、なんだろう。

 結構な速さで疾走してくる結晶体みたいなモンスターだった。

 名前は≪ミネラル≫。

 拳で攻撃したら砕け散った。

 やっぱり強いか弱いかの判別が出来ない。


 限界まで手加減して調べるっていうのも手ではあると思うんだけど、流石に面倒に思ってしまう。 

 モンスターのステータスを調べるようなスキルでもあればいいんだけど。

 無いものは仕方ないか。

 倒せる。OK。


「ナガマサさん!」

「どうした?」

「職業スキルで≪モンスター鑑定≫のスキルをとったので、ある程度までですが強さが分かりますよ」

「おお、それはすごい!」


 魔法職だからそういう情報を得るようなスキルがあるんだな。

 すごくタイムリーだ。

 っていうか、どうしてこのタイミングで?

 

「丁度そういうスキルがあればなーって思ってたよ」

「そんな気がして、取っちゃいました」


 まさか俺の考えが読まれてたとは。

 恥ずかしいけど有難い。


「ありがとう」

「どういたしまして」


 それから石プルンとミネラルにそれぞれ≪モンスター鑑定≫を使用してもらった。

 MAXレベルは1で、モンスターの最大HPと現在HP、レベルが分かるらしい。

 成功率はInt依存だそうだ。

 石プルンはレベル5でHPが104。

 ミネラルはレベル14でHPが575だった。


 ミネラルの方が強そうだ。

 だけどレベルとHPだけだと本当に簡単な目安にしかならないから気を付けよう。

 レベルとHPは10だけど、すごく速くてすごく硬くてすごく強い、みたいなモンスターがいないとも限らない。


 ミルキーのレベルがまた上がって俺のレベルも上がった。

 ステータスポイントはさくっと振ってしまおう。

 取るスキルの方向性は固まってるが、スキルはどうしようかな。


名前:ナガマサ

種族:人

Lv:19(1↑)


Str:30(+1110)

Vit:30(+1160)

Agi:53(13↑)(+1760)

Dex:50(+1162)

Int:30(6↑)(+1060)

Luc:20(+970)


職業:挑戦者チャレンジャー

職業Lv16(1↑)


スキル

サバイバルの心構え Lv9(1↑)

武器修練 Lv10(MAX)

武器適正・片手剣 Lv10(MAX)

リラックス Lv10(1↑)(MAX)

魔法適正 Lv8(1↑)

属性適正・無 Lv8(2↑)

フルスイング Lv3

目印 Lv1

応急手当 Lv10(MAX)

武器修練・片手剣 Lv9(1↑)

無属性魔法・下級 Lv8(1↑)

スマッシュ Lv3

魔力の波動 Lv10(2↑)

敏捷強化 Lv10(MAX)

生命力強化 Lv10(1↑)(MAX)

筋力強化 Lv9(1↑)

知力強化 Lv8(1↑)

器用強化 Lv8(1↑)

幸運強化 Lv7(1↑)

マジカルスラッシュ Lv6(1↑)

索敵範囲拡大 Lv6(2↑)

買い取り額増大 Lv1


我らが道を行く Lv5(2↑)

解放の左腕 Lv10(MAX)

解放の右腕 Lv10(MAX)

解放の左脚 Lv10(MAX)

解放の右脚 Lv7(1↑)

成長促進 Lv1(MAX)

無刀両断 Lv6

神脚疾駆 Lv10(MAX)

万種香 Lv1

裂空指弾 Lv3

弾属性魔法 Lv6(5↑)

取得経験値増加 Lv10(MAX)

大いなる躍進 Lv10(MAX)

命の輝き Lv10(MAX)

奇跡の心 Lv10(MAX)

超時空閃光弾 Lv10(MAX)

煌晶刃 Lv10(MAX)

滅魔光竜法 Lv10(MAX)

滅魔風竜法 Lv10(MAX)

滅魔火竜法 Lv10(MAX)

滅魔地竜法 Lv10(MAX)

滅魔水竜法 Lv10(MAX)

滅魔神竜法 Lv10(MAX)

全能の種 Lv51

天の贈り物 Lv10(MAX)

幸運詠唱 Lv7(4↑)


 ステータスが大分戻ってきたな。

 この調子でいけばすぐに前よりも強くなれるのは間違いない。


 スキルは今回どちらもとらずにおく。

 パーソナルスキルは少し前からだけど、職業スキルもそろそろ2ポイントや3ポイントのスキルを狙う予定だ。


 ≪無弾≫を撃ちまくったおかげで≪弾属性魔法≫が6まで上がっている。

 ユニークスキルだから成長が早い。

 レベル6で≪水弾≫の魔法を習得した。

 これもさっきの≪火弾≫と同じで、無弾との違いは水属性の部分だけかな。

 後で試してみよう。



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