閑話 楽しい家族の作り方
気紛れに閑話や外伝を更新します。
今回は、新作へ繋がる閑話となります
「モグラ、モグラ」
「ん、どうした?」
「私、妹が欲しい」
「ぶっ」
「妹、妹欲しい」
「突然どうしたのほんとに」
「元マスター達を見てたらわたしも家族が欲しくなった」
「えー、オレは?」
「モグラはモグラ。でも家族が欲しい。出来れば妹」
「妹かー。ナガマサさん達も皆揃って、すっかり賑やかになったもんなー。あれに憧れるのは分かる気はする」
「じー」
「……何?」
「モグラも混ざりたい?」
「オレ? 確かにナガマサさんと一緒にいたら退屈はしないだろうけど、こうしてナナコとのんびりこの世界を管理するのも楽しいよ」
「そっか」
「そうそう」
「じゃあ妹作って。そしたらもっと賑やかになる」
「あー、そういうあれなのね」
「妹欲しい」
「オッケーオッケー。それじゃあこの世界はすっかり落ち着いてて少し目を離しても大丈夫だし、新しい管理AIを作ろうかな」
「偉いぞモグラ」
「ナガマサさん達を眺めてたら、新しいゲームを作りたくなってきたし、丁度良かったかな」
「アイデアいっぱい?」
「そうそう、いっぱい湧いてきちゃったんだよね」
「ここで試さないの?」
「この世界は、ナガマサさん達の世界でもあるから。どうしてもバランスに気を遣っちゃうよね」
「モグラにしては殊勝な心がけ」
「流石にね。この世界を守ってくれた恩人だよ? オレが今こうしてナナコとのんびりしていられるのも、ナガマサさん達のお陰なんだから」
「元マスター偉い」
「ホントにね。そういうわけで、オレの突拍子もないアイデアは何の罪も無いけど縁もゆかりもない一般プレイヤー達に犠牲になってもらうよ」
「いいアイディア。流石モグラ」
「散々追いかけ回されたりして、オレもお世話になったからね。オレもバランスを気にせず好き放題出来るってものさ」
「わたしも手伝う?」
「そうだね、それじゃあ色々手伝ってもらうよ。まずは新しいゲームの構築からだ!」
「了解」
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