閑話 最強ギルド
本日二回目の更新です。
本編ではないので短いです。
「マスター、どうですか?」
「ああ、やはり七人は厳しいみたいだな。どうしても用意できなければ決闘自体を断るそうだ」
「好きにしろって言った癖に、情けない連中ですね」
「全くだな。しかしムラマサ、お前が余計な事して機嫌を損ねたってことを忘れるんじゃねぇぞ」
「はい……。でもこれで、うまく行きますね」
「そうだな。相棒とテイムモンスターの参戦を許可してやったら、そうさせてもらいます、だとよ」
「相棒はまだしも、テイムしたモンスターなんてペット同然ですからね。私達なら楽勝ですよ!」
「これであの家も、何もかも俺達のもんだ。明日の祝杯の用意をしておけよ」
「もちろん、抜かりはありません」
「そういえばもう何日もストーレに戻ってないな……。あっちに残ってる連中も全員呼び出せ。エンジョイプレイヤー共を見世物にした後宴会をするとな」
「はい!」
「俺たちは最前線を走るトップギルドだ。レアものはまず、俺達が手に入れる。他のプレイヤー共はその後で十分。そうは思わねぇか?」
「まったくその通りです!」
「それじゃあ予定通り、こっちの順番はあいつらが決めたのを見てからだ。情報を得たらすぐに俺に知らせろ」
「分かりました」
「くくく、エンジョイプレイヤー如きが俺達に勝てると思うなんて、愉快な話だぜ」
「まったくその通りですね!」




