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君の最後に

作者: 原野康佑

 君はいつも私達の想いを聞き入れてくれなかったわね。もっと自分を大事にして欲しいのに私達のことばかり優先するのだもの。

 泣かないでよ。君の様に私も君のために使っただけ、これでおあいこよ。少しは私の気持ちが、わかったでしょう?

 ねえ、一つだけお願いしても良いかしら?君はもうすぐ終わる。だから最後に少しだけ私を思い出してくれない?わかってるわよ、私を思い出すと君は、あのことまで思い出してしまう。だから忘れていたいってことは。でもね、私は君のことを片時も忘れてたことなんてないのよ?少しぐらい思い出してくれても良いのじゃないの?

 それと、君が泣いてる場所。そこに私はいないわよ

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― 新着の感想 ―
[良い点] 極短編ですので、様々な解釈が出来ると思います。 「君」は不治の病なのですね。 そして「私を思い出すと君は、あのことまで思い出してしまう」の「あのこと」は何でしょう?二人が愛し合って、思わず…
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