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8 お嬢ハーフになる


本編で顔出し無かったリュカ君が想像を遥かに超えたテライケメンで尊過ぎて直視できない作者様ありがとうございますぅぅ!


完全に主人公のエリオス飛び越えてるよね。脇役なのに人気出すぎちゃってスピンオフが本編より人気出ちゃうパターン若しくは主人公から人気投票1位の座を奪い続けるパターンだよねこれは(ガン見)…


「……お嬢様?」


「…し、失礼しました。

旅路でお疲れのところをお呼び立てしたのにごめんなさい。宜しければ学園のお話を聞かせて頂けないかしら?」

「僕のことはお気になさらないで下さい。

学園のこと……そうですね……僕も今年で10歳になって入学したばかりなので聡明なお嬢様のお役に立てるか……」

「どんな些細なことでも構わないわ。

そうね……じゃあ、学園ではどんな授業があるの?」

「初等部の授業は一般教養から魔法学までの基礎的な講義と、魔法訓練、武術訓練があります」

「武術訓練?」

「はい。魔導士の中には魔法剣を得意とするものもおりますし、この世界には魔法が使えない地域もあります。ですので武術を嗜むことは大いに有用なのです」


…魔法が使えない地域…?(怯)



「じゃあ、神力や剛力の授業もあるのね?」

「選択科目としてあります。私は神力の授業を選択しています」

「と言うことはリュカは神力を扱えるのね!凄いわ…」

「純潔のウィンガード人や未覚醒のハーフが神力を宿す為には術者に神力を譲渡して貰う必要があります。その際神力の器として"適合"出来なければ…神力を得ることは出来ないのです」

「そうなのね…」

「私の場合は父はウィンガード人で母はセルヴィア人ですので、生まれた時から2つの力を扱う事が出来ました」




「不躾だけれど、今神力を見せて貰うことは可能?」

「勿論です。

では簡単な水の力をご覧にいれます。


『神の名の元に我力を解き放つ者なり。【アクア】』」





ポウ…





薄い水の膜で覆われた球体が出現した。


それはプカプカと宙をさ迷った後___


春一番と共に消滅した。




なんてキレイな力なの…。

『ドラゴンフレイム』とか言ってた奴に見せてやりたいわ←



「有難う。ほとんど魔法のようね」

「そうですね。ですが、神力はこの世界のどこでも使うことが出来るのです」





「……私も…神力を宿せるかしら」





「どう…なのでしょうか……お嬢様はウィンガードの純血であられますので…」



基本的に純血がハーフになる、つまり、譲渡に成功することは無いと考えられている。極稀に………遠い先祖が実は他国の血を引いていた、などの事情により成功することはあるようだが。





「………リュカ。私に神力の譲渡の術を施してほしい」


「っ、え…?!そ……れは…」





「私冒険者になるの」



「っ、?!」




「魔力しか持たない私だけれど、挑戦する機会を私に与えて下さい」



そう言い切るや否や、ジュリアンヌがリュカに向かって深々と頭を下げた。



「…お、お嬢様?!頭を上げて下さいませ!!」










私は偶然この世界に飛ばされて

偶然人より多くの魔力を授かった



『人より多く貰った者は、多くの人の為に在れ』



これは私の大好きな人の言葉







魔力が使えない場所があるというのなら、神力だって、剛力だって、手に入れてやる



そして、

今度こそ私は__














「……なんて…」


「…え?」


「…………いえ。お嬢様の御気持ちは解りました。

やってみましょう、僕の手を絶対に離さないで下さい」


「…ありがとう、リュカ」







「では、いきます。



『神の名の元に我力を解き放つ者なり【アシトマ】』」







ドクン










リュカと繋がる手からジュリアンヌの中に何かが止めどなく流れ込む





…神力は…『青』だ



神力が魔力がジュリアンヌの中でせめぎあう



緑の炎が青い炎を覆い尽くしたかと思えば今度は青い炎が緑の炎を覆い尽くす


その繰り返しだった



ジュリアンヌはそれぞれの炎がいずれは混じり合うことをただ祈った____









____どの位時間が経っただろうか






荒れ狂う炎のせめぎあいが今、頂点に達した


そして次の瞬間、




混じり合う炎がジュリアンヌの中で廻り始めた



「……お嬢様っ…!!成功しましたよ!!」


「……そう、みたいね」





「はい!!

お嬢様から確かに神力を感じます……!!


純血のウィンガードの方が神力を得るなんて

寡聞にして………………お、お嬢様……瞳が……!」


「瞳?」



「片目が………サファイアになっています」


「あら…」





控えめフェイスのオッドアイとか…誰か見たことあります…?(恐)


まぁ…この程度ならどうにでもなるか。

ここは普通に


「【ペイント】」




おかえり!控えめフェイス(安堵)



「お嬢様今の魔法は……」

「水魔法を使ったけれど……何かおかしかった?」

「何て緻密な魔力コントロールなのでしょうか!眼球の色を変えるなんて…!!同じ冒険者を目指す身でありながら僕はなんて未熟なんだろう………」


「…ん?」



「御歳にしてあれ程緻密な魔法を使えるなんて……

きっとお嬢様は大魔導師、いや、世界一の冒険者になられるのですね…!!」



「ねぇ、リュカ。リュカも冒険者を目指しているの?」


「……はい。まだお父様にはお伝えしていないのですが…」


「もしも、もしもよ?リュカのパーティーが魔導士のスカウトに失敗したら……私を入れてくれてない?勿論10歳になったら改めて願い出るけれど」


「大変光栄ですが……お嬢様はもっと高位の術者とパーティーを組まれたほうが……」


「リュカは絶対凄い創造者になるもの。それに信頼出来る人とパーティーを組みた……あ……ご免なさい…一方的に……」

「いえ、お嬢様にそのように言って頂けるなんて……」


「…ひとまず、お互い頑張りましょう」

「はい!」




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