3 伝説の…
………えぇ。
受け入れましょう。
…魔法?
……冒険?
………勝利友情努力!?
私の人生の殆どがそこに詰まっていると言っても過言ではないまずはどれくらい強いのか知りたいです(真顔)
ではとりあえずケイトさんを呼ばせていただこう。
………………
………えーっと…
………呼び鈴か!
チリン_
マジで来「お呼びでしょうか、ジュリアンヌ様」
…KITA☆
「ケイトさ……オホン、ケイト、少しだけ時間を貰いたいの」
「はい、何なりと」
「私は将来魔導士として生きていけますか?」
「「………」」
……フゥー!ド直球決めてやりましたよォー!(冷や汗)
ジュリアンヌはこんな事聞くキャラじゃないよね知ってるゴメンお嬢の中身変わってる!
「ジュリアンヌ様の潜在的な魔力量に関しましては旦那様や奥様と同等、若しくは、それ以上の可能性があるかと存じます。ですのできっと偉大な大魔導師様になられることでしょう」
「…そうなのね。じゃあ……偉大な魔導師になるにはどんな修行が必要なの?」
「保持魔力量は威力に反映されます。魔法の精度を上げるということならば、研究、修行、実戦の繰り返しでございましょうか」
「…うん、なるほどね。あと、私の今のステータスが知りたいわ」
「承知致しました。簡単にですがまず魔力に関して説明申し上げます。
魔力は森羅万象に宿っていますが、基本的に他の生体の魔力を取り入れることは出来ません。創始の神が世界の崩壊を避ける為にその仕組みを作ったと考えられています。ですので基本的には魔力の保持量は生まれた時から不変です。ただ、【契約】【使役】属性保持者は別です。相手と契約することが出来れば魔力の授受も可能です。また例外にはなりますが、そういった類いの『ギフト』があれば可能なのかもしれません。ギフトに関してはまた改めてお伝え致します。
次に一般的な魔法の使い方です。まずは術者が魔法の【イメージ】を膨らませます。そしてそれに【名】を付けます。そこに自身の魔力が融合することで魔法が発動しますので当然失敗することもあります。
では早速【鑑定】に移りましょう。鑑定は光の属性が無ければ使えません。また術者によって鑑定の『精度』が異なることを頭の片隅に置いて下さいませ」
OKです(嘘)
と、とりあえずやってみるね☆
目を閉じて呼吸を整える。
血液とは違う力の循環。
恐らくこれが_____魔力だ。
例えるなら緑を纏った炎。
いける、気がする____
「【鑑定】」
突如、宙に何かが映し出される。
「これが………鑑定…?!」
「一度で成功なさるとは…さすがでございますお嬢様」
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ジュリアンヌ:5歳 魔導師
魔力LV1 HP30/MP∞
属性:火、水、土、風、雷、光、闇、時空、契約
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…………ん?
MP……∞(無限)?
ケイトさんの【鑑定】はどう……
……あ、やっぱ∞なんですね。(混乱)
「……………ジュリアンヌ様は……まさか…こんな……我がお嬢様は伝説の勇者様の生まれ変わりでいらっしゃったなんて…………」
「え…?」
「大変失礼致しました。
くしくもお嬢様がお持ちでない"創造"は、私の息子であるリュカが持っています。間も無く魔法学園の長期休暇になりますので戻り次第ご挨拶に伺わせます」
「リュカ…楽しみだわ」