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1 アラサー覚醒する

「…………」






……あれ?




何なのこの天蓋…

いや、てか………ここどこだっけ…


昨日普通に会社から帰宅して普通にご飯食べて普通に風呂入って寝た筈だよね……あれ拉致?…いやいやいや、誰得やねーんって…




目を覚ますと眼前には知らない景色が広がっていた。私は混乱する頭を抱え試しに体を起こしてみる。


体は普通に動く。

動く、のだが



…………いやいやいや。


手ちっさいこっっわこれ……病気?


とにかく自分の置かれている状況のヒントを得られないかと必死に部屋を見渡す。



「…………○リポタそんな好きだったのか……私…」


歴史的建造物よろしくのきらびやかな装飾が施された室内は全くもって見覚えがなくて。勿論、こんな部屋を有するであろうセレブな知り合いなんて居ない。


○リポタな世界線は好きだけれども。はまっていたのはずっと昔のこと。こんなリアルな夢を見るほどに好きだったとは自分でも驚きだ。







コンコン___






え、ちょ、





ええええええ………?



誰か来ちゃったんですけど……?

夢から覚める合図なのかな………?






「ジュリアンヌ様お目覚めになられましたでしょうか?」




……ダレ?



……違うね?

突如イケオジボイスが部屋の中に響きわたった耳福だよ耳福だけども?


ジュ、ジュリアンヌ様ですか…?私はジュリアンヌ様ではなく三十路のおばちゃんでしてジュリアンヌ様などではありませんが……私ジュリアンヌ様だっけ?(混乱)


「ジュリアンヌ様……?」




どどどうする?



え、これ、マジで夢?




「御気分が優れないのですか?失礼致します」


⎯キィ





「ジュリアンヌ様…」




ち、違いますーーー!


私はジュリアンヌ様じゃ………










……………………あれ?




……この…人……………








「……ケイト?」




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