異世界降臨
リョウヤは1人で道をどんどん進んで行く。
「おいおい、本当に来ちゃったよ異世界!」
「さようなら現実世界の俺」
「こんにちは異世界!」
なんと着いた先の異世界は西洋ヨーロッパのようなレンガ建ての建物があり、様々な人種で溢れかえっていた。
エルフ、サキュバスなど…
そんな喜びを味わいながらふとこの異世界に行く前のことを思い出した。
「そうだ、ヒロヤはどこだ…」
リョウヤは辺り一面を見回してみた。
しかし、居なかった。
「なるほど、目的にたどり着くまでは会うことが出来ないのか。」
「それならば仕方ないな」
リョウヤはギルドに向かうことにした。
そこでヒロヤについての情報収集に取り組むことにした。
リョウヤはギルドに向かいながらヒロヤについて考えてみた。
「そういえばヒロヤは何してるんだろうなぁ」
「あいつのことだ、またボッチでご飯でも食べているのだろう」
「しょうがないなぁ、俺がはやくヒロヤのところに行って一緒にご飯食べてやるか」
キョウヤはヒロヤについて考えるとキリがなかった。それ程までにキョウヤはヒロヤを愛していた。
そんなキョウヤを見て通行人は
「なんだこの人は?まさかのBL展開か!?」など様々な変な目でキョウヤを見ていた。
キョウヤはそんなこともう慣れっこだったため、気にしなかった。
「ふぅ、やっとギルドに着いた。まずはヒロヤについて何か知っていることがあったら良いんだけど…」
そんな感情を込めてキョウヤはギルドの大きなドアを開ける。
開けた瞬間歓声が広がっていた。
キョウヤはなんだなんだと首を長くして歓声の原因を突き止めようとした。
原因は簡単だった。
女の子が宴会芸を披露していたのである。その宴会芸はあまりの凄さにキョウヤは感激した。いつの間にかキョウヤもその女の子の宴会芸に惚れ込んでしまったようだ。
「私の芸はどうだったかな〜?」
「最高だったよ〜!」
「凄すぎでしょ!」
など様々な歓喜が寄せられた中、
キョウヤはふと思った。
あの人と一緒に旅がしたい
そう思ってしまうとキョウヤの足は止まらない。キョウヤは周りの人たちを払いのけ、女の子の目の前に立った。
「あの、お嬢さん。私と一緒に旅をしませんか?」
キョウヤはキメ顔でそう言った。
「ごめんなさい」
女の子は音速なのではと思うほどのスピードで即答した。
キョウヤはその反応が気に入らなかったせいかキレようと思った。
しかし、その時だった。
突如キョウヤに向けて懐かしい風が吹いたのだった。
「これはまさかヒロヤ!?」
そんな風にキョウヤはそこにいるだと思い、涙が出た。
そうだここでキレてしまったらあの時の二の舞になってしまう…
そんなのは嫌だ!
そこでキョウヤは冷静になり、
「分かりました。すみません。」
「あ、いえ。こちらこそすみませんでした。」
「応援よろしくね」
そういって芸の上手い女の子は去っていった。
キョウヤは改めて実感した。
「そうだ。ここは新たな人生なんだ。過去の過ちをここで正していけば何事も上手くいくんだよ!」
「そうすればヒロヤにも会えるよ」
そんな気持ちのおかげでキョウヤはまた新たな一歩踏み出した。
キョウヤは掲示板のところに向かい、ヒロヤについての情報を探してみる。が、そこにはヒロヤについての情報が載っていない。
「おかしいな、受付の人に聞いてみるか」
「すみません。ヒロヤって知っていますか?」
受付にいたお姉さんがその言葉を聞いてあまりの恐怖ゆえ、体が震えてしまった。
「どうしたんですか?なぜ震えているのですか?
「あなたは何を言ってるんですか?ヒロヤはこの世界の魔王ですよ?」
「あの魔王によってこの世界が変わってしまったんですよ!?」
キョウヤはその言葉を聞いて唖然とした。




