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異世界に行くなら何を望む  作者: しろくろ
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始まりの瞬間

「はぁ今日も学校疲れたぜ」

今日も特になにもない学校生活

特に普段と変わらない日常

そういったつまらない世界にリョウヤはうんざりしていた。

「はぁこんな世界作った神様はどうかしてるぜ」

とリョウヤはうんざりしていた。

「そんなこと言うなよ。神様だってちゃんと考えてこの世界を作ったんだと思うぞ?」

そういって話をかけてきたのは小学校から同じクラスの友人のヒロヤである。

「そんなにうんざりしてしまうならお前が神様になってこの世界変えてしまえよ」

リョウヤに笑いながらヒロヤは言った。

「そうだな、いえてるぜ」

そんな日々の毎日。この帰り道こそがカズマにとって唯一の楽しみであり、生きがいであった。

リョウヤの家に着いてヒロヤと別れ、リョウヤは自分の部屋に入り、ベットに向かってダイブした。そして、一言。

「こんな世界なくなってしまえばいいのに…」

とその時、白い光が周りに包まれた。

「かしこまりました。それではこの世界を別の世界に変えます。」

突如現れた謎の人物。一体誰だ?

カズマは自分が今どのようなことが行われているのか分からないのである。それもそのはずである。なぜなら突如現れたのだから。

そして、さっきの言葉を思い出す。

「今この世界を変えるって言った?」

「そもそも君は何者なんだ?」

そしてその謎の人物が少し笑ってこう言った。

「はい、あなたがそうおっしゃるなら変えてみようと思いました。あ、すみません。私の名前を言うのを忘れてしまいました。私の名前はヘレン。この世界の神様です。」

とその神様が言った。その神様はとても美しく、銀髪でとてもお淑やかで、胸も…?

「あれ、こんなこと言うの失礼ですけど、その胸って…」

と少しためらいながら聞くと

「パッドではないですからね!?」

とパッドとは言ってないのに、パッドであると言ってた点よりやはり、その胸にはパッドがあるのだなと思い、カズマは敢えて胸についてはもう聞かなかった。それは日本のお馴染みの察しが発動しているからである。

「それで、どんな世界に変えるんですか?」

「そうですね、私実はライトノベルが大好きで、最近異世界物のライトノベル多いじゃないですか?」

「『この○ば』だったり、『リ○ロ』だったりなど、そういった世界に私憧れていたんですよ。なので、今回はその世界に変えてみようと思います。」

なるほど、本当に世界を変える気でいるんだなと改めて思った。確かにこの世界はもう嫌だ。

しかし、リョウヤには1つだけなくてはならないものがあった。

「確かにこの世界はつまらないです。異世界に生きたいです。しかし、1つだけワガママを言っていいですか?」

その言葉にヘレンは笑って

「はい、大丈夫です。私に出来ることがあれば何でも大丈夫ですよ?」

そしてリョウヤはその言葉にホッとしてこう言った。

「実は友達のヒロヤなんですけど、彼も連れて行ってはくれないですか?ヒロヤは俺にとってとても大事な人なんです」

リョウヤはヒロヤがいなければ生きていけないくらいの友達だった。

「はい、分かりました。確かに一人では心苦しいですよね。それでは今ヒロヤさんを連れてきて下さい。ただ、違う世界に行くとは言わないで下さい。色々されては困りますので」

「分かりました。ヘレン様。まだ近くにいるはずなので、少し待ってて下さい。」

と大はしゃぎをしながら自分の部屋から出るリョウヤ。そしてそれを見て笑みを浮かべながら手を振るヘレン。

リョウヤは急いで家を出て、ヒロヤの匂いを嗅ぎつきながらヒロヤを追いかける。思いのほかやはり、近くにいた。

「おーいヒロヤ〜。今から家に来ないか?」

と声をかけた。

しかし、ヒロヤは

「ごめん、今から家の用事があっていけないんだ。」

その言葉にリョウヤはヒロヤに襲いかかり、荒々しくこう言った。

「お前が来ないとなにも始まらないんだよ!いいから家にこいよ!」

しかしヒロヤはその言葉を聞いて疑問しか浮かばなかった。当然である。

「なんで僕がリョウヤの家に行かないと行けないの?なにか大事なことでもあるの?」

その言葉を聞いてカズマはヒロヤの両肩を掴み、ヒロヤの体を揺さぶりながら

「特にないが今来ないと本当に困るんだよ!」

ヒロヤはさすがにうんざりしてリョウヤの腕を払い、呆れたといわんばかりの表情をして、自分の家に帰ろうとした。

その反応にリョウヤの心は最高潮に達し、怒鳴った。

「お前にとって俺はなんなんだよ!」

その言葉を聞いて呆れながら

「クラスメイトだよ」

その言葉にカズマは衝撃を受け、涙を混じりながら

「じゃあいいよ!お前とはもう一緒に帰ったりしないよ!」

そのままリョウヤはヒロヤに背を向けて自分の家に帰って行った。

そしてそのままの足で自分の部屋に戻って行った。

帰ってきたリョウヤの表情はとても表現することのできないくらい泣いていた。

エリス様は何があったのか聞こうとはしなかった。

そして、リョウヤはゆっくりと顔を上げ

「さぁ、エリス様。異世界へ行きましょう。ヒロヤについてはもう話はつけましたから。」

ヘレン様は少し複雑な気持ちになりながらも覚悟を決め、世界を入れ替える演唱をした。

そして次の瞬間、世界全体が光に覆われ、ビックバンのように爆発し、今まであった物が全部なくなり、何もない真っ白な風景がエリス様とリョウヤの目の前に現れた。

「さぁ、リョウヤさんはどんな世界を作りたいですか?」

その言葉を聞いてリョウヤはもうヒロヤは居ないんだと自覚し、泣きまくった。その姿はまるで赤ちゃんが泣いているのかと思うくらい泣きまくった。

泣いてる途中ふと頭に浮かんだ。

そうだ、ヒロヤをもう一回最初から付き合えばいいんだ。

そして泣くことを辞め、笑顔を見せながら

「ヒロヤみたいな人がいる世界にしてほしい。ヒロヤは僕にとってとても大切な恋人なんだ。」

ヘレン様は満面の笑みをリョウヤに向けた。

「分かりました。それではヒロヤさんみたいな感じの人がいる世界にしますね。あと一応異世界なので、無難なところで魔王を倒して行くって感じにしますけど宜しいですか?」

リョウヤは即答した。

「もちろんだ!」

最後まで見ていただきありがとうございます。

この作品は私にとって、初めての作品です。

この作品が見苦しかったらすみません!

今後も小説を書いていきたいので、応援よろしくお願いします。

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