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強欲のレオン  作者:
第1章 転生
4/21

第1話 目覚め

長いプロローグを読んでくださり有難う御座います。

やっと本編スタートです。

《♫~♫~♫~♫~♫~~~~♫~♫~♫》


心地良いぬくもりが体を包んでいる。

それは春の晴れた日に日向にいる様な心地よさだ。

そんな優しい世界に心地良い音楽が聞こえてくる。

楽園が有るとしたら此の世界だろう。

そんな事を考えつつまた俺は眠りについた。


《おおきくなってね・・わたしの赤ちゃん・・・》




~~~~???SIDE on~~~~~~~~~~~~~~


「お湯を沢山沸かして!!!清潔な布も沢山持ってくるのよ!!!!」


「奥様しっかり!」


「お義理姉様!大丈夫ですよ!!」


寝室にメイドと妙齢な女性、幼さが残る女性の3人。

ベットにはお腹の大きなの女性が顔に冷や汗を浮かべ苦しそうにしている。


「大奥様、お湯と布で御座います。」


執事と思える年配の男性がたらいとタオルをメイドに渡す。


「ありがとう。後は私達にまかせてね。」


大奥様と呼ばれたの妙齢の女性はそう言うと執事を下がらせた。


「さあ!マリアさん準備は万全よ!安心してね!!」


そう妙齢の女性が言うと周りの女性たちも笑顔で頷く。


「ありがとうございます、お義理母様。ウッ! クッ!!」


女性は苦しみながらも笑を浮かべ答える。


「さあ!呼吸を整えて!ヒッヒッフー、ヒッヒッフー、」


「ヒッヒッフー、ヒッヒッフー・・・・」


女性が呼吸を整え出産に備える。


どれ程時間が流れたのか女性は皆額に汗をうかべていた。


「産まれたわ!!男の子よ!!!」


赤ん坊を取り上げた妙齢の女性はタオルに巻いた赤ん坊を母親に渡す。


「こんにちわ、赤ちゃん。私がママよ。」


母親は疲労しつつも赤ん坊に微笑む。


(コンコン)


「入っても大丈夫かな?」


ノックの後に若い男性の声が聞こえてくる。


妙齢の女性は母親と視線を送り「大丈夫よ」と告げる。


「マリア、お疲れ様。体は大丈夫?キツく無い?」


「大丈夫よ、アーサー。それより見て、私達の赤ちゃん。男の子よ!」


「おめでとう御座います。お兄様、お義理姉様!」


「ありがとう、リリィ」


アーサーは微笑み、妹の頭を撫でる。


「それよりもアーサー、この子の名前は決まっているの?」


「もちろんだよ、母さん。マリアと考えていたんだ!女の子ならシルヴィア、男の子なら・・・」



~~~~???side out~~~~~~~~~~~~~~



あたたかな世界からいきなり別の世界に放り出された!!


《っ!!!寒いィ!!!眩しいィ!!!痛いィ!!!》


今までの世界とは余りに違い過ぎる世界!例えるなら常夏のハワイから極寒のシベリアに放り出されて目の前でスタングレネードを食らった見たいだ!行ったことも食らったこともないけどね!!


とりあえず体に受ける情報が凄すぎて頭も痛い!


叫んでのたうち回るけど何かおかしい?


「オギャー!オギャー!!オギャー!!?」


《赤ん坊になってるーーーーーーーー!?》


叫んで暴れているとフワリと抱きしめられる。


「こんにちわ、赤ちゃん。私がママよ。」


あたたかな世界で聴いた声で思わず泣き止む。


顔には疲れがみえるが金髪の青い眼をした美人が抱きかかえてくれた。

じっと見つめているといつの間にか赤い髪に黒い眼の青年が近くにいた。


「マリア、お疲れ様。体は大丈夫?キツく無い?」


「大丈夫よ、アーサー。それより見て、私達の赤ちゃん。男の子よ!」


どうやら俺はこの二人の赤ちゃんとして転生したようだ。


「おめでとう御座います。お兄様、お義理姉様!」


「ありがとう、リリィ」


「それよりもアーサー、この子の名前は決まっているの?」


幼さが残る女性と妙齢の女性は両方とも黒髪、黒目だった・・・親子かな?と思っていたら「もちろんだよ、母さん。」


お父さんの家族でした。


「マリアと考えていたんだ!女の子ならシルヴィア!、男の子ならレオン!」


「・・・レオン・・・いい名前ね!よろしくねレオン!!」


そういいながら女の子が手を握ってくれた。女の子の笑顔に釣られて自分も笑ったら「あーーー!笑ったよ!可愛いー!!」よろこんでくれた。


しかし頭痛は収まったが今度は眠気が襲ってきた・・・あーー、無理だ、落ちる・・・ZZZZZ


こうして俺、いや僕は再び【アースガルド】にやって来た。

今度は【勇者】ではなくアースガルドの住人として生きて此の世界を変えて行く為に・・・


ところがそう簡単には行かなかった・・・何がどうした?は次に語る事にするよ。

それじゃ《おやすみなさい》zzzzz










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