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転生陰キャの冒険譚~保護者の生体アンドロイド達と旅をして…いつかは女性不信を克服する?~  作者: KUNY
孤島の施設での暮らし

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14話

いいね ありがとうございます

午後に入り魔法の練習を取りかかろうとしたときに

なのはが俺にピンポン球ぐらいの

大きさの宝石みたいなものを手渡してきた。


「えっと…これは?」


それを右手で受け取りながら

持ち上げて顔の近くにかざして見つめる。


「魔法補助装置(デバイス)です

 一郎くんの魔法コントロールを

 補助してくれるAI搭載デバイスとなります」


彼女の説明を聞きながら

俺は前世の記憶にある魔法少女を思い浮かべる。

そう…なのはの元になっている

キャラクターのスピンオフ作品のものだが

あれだって似たようなデバイスだったはず。


「な、なるほど

 ということは…これ…通信機能もあるんだよね

 離れていても…なのはと通信できるようになるの?」


「はい そうですね

 一郎くんの前世の記憶にも

 こんな感じのデバイスを使っている

 魔法少女のアニメがありましたよね

 要は…あんな感じになります」


「うん わかった

 じゃあ、所有者登録しないとだし?

 どうやって登録するの?」


このデバイスの登録をどうするのか

確認してみると彼女が俺の指に針を刺してきた。


「いたっ」


「ごめんなさいね

 血液登録になっていますので…」


「そうなんだ…」


右手の人差し指から少しだけ血が出ているけど

それをデバイスに押し当ててみると

デバイスが喋りはじめた。


「ユーザー登録設定を行います

 名前をお答えください」


「小川一郎」


「次にデバイスの

 カラーリング設定にはいります

 好きな色を思い浮かべてください」


デバイス音声に言われるまま

俺は黒に近い紺色を思い浮かべた。

するとデバイスの色が黒に近い紺色へ

変色していった。


「デバイス起動の際の合い言葉の

 設定を行います

 マスターの好きな合い言葉を

 設定してください」


合い言葉設定になると迷ってしまうが

長ったらしい合い言葉なんて設定したら

起動するのに時間もかかってしまうから

なるべく短く起動出来るような言葉を考える。


変身だと面白味に欠ける。

蒸着、赤射、凍結だと

某宇宙刑事シリーズになってしまうのでアウト。

しばらく考え込んで単語を決めたので

それを口にする。


「stand by darkness」


「合い言葉設定完了しました

 必要に応じて武器形態

 バトルジャケット設定も行えます

 どうしますか?」


「武器とかは保留にする」


「了解しました

 それではマスター…末永くよろしくお願いします」


「こちらこそ」


デバイス設定を終えるまで

横で黙って見ていてくれた彼女が俺をみて

話しかけてくる。


「設定完了しましたね

 デバイスを使いながら魔法コントロールの

 練習に移りましょうか?」


「うん stand by darkness」


俺が起動コードを口にすると

デバイスが反応してくれた。


「最初は属性なしで魔力の塊を

 作り出してください」


彼女の指示に従い魔力の塊を

作り出すイメージを浮かべると

思っていたよりも…すんなりと

黒く輝く光の玉が目の前に作りだされた。


「あれっ? すんなりとできた?」


俺が驚きながら言うと

彼女が微笑みながら話しかけてくる。


「一郎くんのイメージを

 デバイスが拾って出力補助しているのです」


「なるほど…これなら…ぼくでもできそう」


「はい 最初は…この作り出した光の玉を

 自由に動かせるようになりましょう?」


「うん 空間認識力を高めるための

 練習にもなりそうだから

 この日からしばらくは魔法の玉のコントールの

 練習になっていくかな?」


「そうですね 一つ 二つ 三つと

 作り出す光の玉を増やしていき

 それらを自由に動かせるようになりましょう」


「うん」


この日から午前中の体力強化と午後の魔法の練習と

身体も頭も使いまくる日々に入っていった。

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