四十話 入学式
あのあと、筆記試験を受けてみると、ノアは試験内容に驚愕した。
(中学生ぐらいの内容だわ)
二十五年間優等生してた人間には簡単すぎた。
(まあ、聖奈に勉強教えてたしな)
ノアは前世のときの事を思い出した。
まあ、そんなノアがやった結果が出ると⋯
「500点満点中500点だと⋯」
「急げー!」
職員室は慌ただしくしていた。
「校長どうしましょう!」
と男性教員は校長室に入った。
「そうですか。流石は白の魔導師⋯」
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入学式当日
ノアは学校の門の前にいた。
「みんな無事に受かっててよかった」
「当たり前だよ。私は推薦もらったしね」
※ちなみにレファは実技トップです。
「私は惜しくも筆記二位ですね。残念です」
「なんか、ごめんね?フィリシア」
「まあ、いいですよ。実際大事なのは結果ですから。あと、これから護衛お願いしますね」
「そうだった。授業中とかはどうするの?」
と聞くとフィリシアは
「それは権力⋯大人の力を借りて、同じになるでしょうね」
フィリシアはやっぱりしっかりしてるな〜と思うノアだった。
俺達は日本で言う体育館代わりの場所で入学式をしている。
「では、各試験の首席に学年代表に新入生代表として話をしてもらいます」
ん?それってもしかして⋯
やっぱり!レファとフィリシアじゃん。
王様にスピーチってどうすればいいかって聞いたら。
「ノアの次に成績がいい人に言ってもらうから大丈夫だよ。まあ、誰が言うかは何となく分かるけどね。君が出るとまあ大変だろう?」
「では、まず実技首席。レファ殿」
と司会の教員は話を進めていく。
(レファ大丈夫かなぁ?)
ノアは正直不安しかなかった。
が大丈夫のようだ。
「私は今日ここにいることを⋯」
レファは黙々と話をしていく。
そして、男子達はレファに見惚れていた。
俺が言うのはなんだがレファは美少女だと思う。
あと、体格的に妹のように見えるからなのかこう⋯
いや、やめておこう。
そうして、無事にレファが話を終えると次はフィリシアだ。
まあ、もちろん男子達は見惚れていた。
無事二人が終わると拍手が会場に広がり、無事に入学式は終わりを迎えた。
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ノアは教室につき後ろの方で一人座っていた。
「でクラスは一緒ってわけね」
とクラスの輪に馴染めている二人を眺めながら言った。
「逆に俺が浮いてるんだよなぁ〜」
周りは恐れ多いというかなんというか、特待生扱いのノアに話しかけづらいのだろう。
すると急に魔法放送で
「一年生のノアくん。今すぐ校長室に来てください」
えー。嘘だろぉ〜。
ノアは初日から校長室に呼ばれた。
ノアは席を立ちトボトボと校長室に向かう⋯
『魔法放送』
要は日本の放送機能。
空間系の魔法で声を拡張して、一定の場所に伝える仕組みのようだ。




