表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
役立たずと言われた魔法使い、スキル『融合』で無双します!  作者: みぞれ
一章 ヴェリス編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/120

十六話 人魔戦争の過去

「結論からいいますと、私は魔王に封印されたのじゃ」

魔王?あの魔族を従える魔王だろうか?

「私は約三百年前の人魔戦争において人間側につき戦いたんじゃ。そうして、なんとか勝利をつかむことができたんじゃが⋯」

「何かあったんだな」

「ええ、魔王の残滓が私に呪いをかけていきたのじゃよ。ノアがやすやすと解呪した呪いは魔王の命が乗った呪いだったからの、もう大人しく死を待つしか無か

ったんじゃが」

要するにまたやってしまったわけだ。

「今となっては過去の魔王の歪む顔が想像できますわ」

ミリスは高笑いをかました。

「呪いはいいとしてどうしてこんなところに?ここは最近できたダンジョンのはずだけど」

「それについては。私が隠れるために来た時は山の中にあったはずが、急にこのダンジョンは移動してここにいた」

ダンジョンは分からないことだらけと言われているだけ不思議なことが起きてもおかしくないだろう。

「ですか、私も運がよかった!ノアに会えたのだからな」

「そ、そう?」

別にたまたま来ただけなんだけどな⋯

「でだ、もし街に戻るなら戦う準備をしておくほうがいい」

「どうして?」

「もうすぐここではダンジョンブレイクが起きる」

ダンジョンブレイクそれは、魔力を溜めきったダンジョンが魔物を抱えきれなくなり、魔物達が外に出てくることだ。

「その証拠のゴブリンがやたらと多かったじゃろう?普通そんなことにはならないんじゃ」

その様子のミリスは嘘を言っているようには見えなかった。

「急いで戻らなきゃ!レファ戻るよ」

と暇つぶしに探索していたレファを呼び戻して戻る準備を始めた。

「戻るなら、私が連れて行ってやろう。ちょうどいい魔法がある」

「なら頼む」

「相わかった。『ポータル』。これは外につながっておる、はよくぐれ」

流石世界の守護者というだけある。

ポータルをくぐれば、そこはダンジョンの外だった。

そして、三人はその緊急の知らせを伝えるために急いでギルドに向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ