百十五話 カミとヒトの賭け7
やぁ、久しぶり(一か月ぶり。ごめんね?)
今日から復帰します。
モチベを何とか回復することができたのでがんばっていきますよー!
三日ほど日を開け、作戦を練った後改めて王城へと向かった。
三日開けた理由はほかにもある、ノアへのケアの問題だ。一気に記憶を取り戻せば記憶への負荷がかかる。そうなってしまえば記憶を取り戻しても意味がなくなってしまう。
そういった要因が重なり、残り日数25日の今日が決行日となったのだ。
「じゃあ。行ってくるね」
「うん、がんばってね。ネフィラ」
「がんばるのじゃぞ」
二人はネフィラを手をひりながら見送ることになっていた。その理由は、あの紙にある文字が浮かび上がったからであった。
今日の朝手紙を確認するとそこにはあることが加筆されていたのだ。
それは、ヒントであった。それぞれの質問のしたに人数が書かれるようになったのだ。
そして、ネフィラを指すであろう質問の対応人数は一人。そういうわけでネフィラは一人で向かうことになったのだ。
「無事に済むといいんだけど・・・」
レファはつい口からこぼした言葉に不安を覚えながら王城の方を見上げていた。
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コンコンと扉がノックされる音が聞こえた。
「どうぞ」
そう扉の先にまで聞こえる声で言うと一人の少女が入ってきた。
「うっぅぅ」
その子は俺の顔を見た途端安心したのか大粒の涙を浮かべていた。
「大丈夫!?えーと・・・リンゴ食べる?おいしいよ」
俺は必死に少女を落ち着かせようと頑張ってみることにしたおかげなのか割とすぐに泣き止んでくれた。
「急に泣いてごめんなさい。初めましてじゃないけど初めましてネフィラだよ・・・」
そういえば、狐の子がなんか言ってたような気がする。でもきっと物言いからして知り合いなのは確かだ。それも深い関係の。
「自己紹介してくれてありがとう。あえてこっちで名乗らせてもらうけど、俺は八雲裕也よろしくね」
やっぱり最初は戸惑っているようで差し出した手は握ってもらえなかったが気持ちの整理がついたのか手を取って笑顔を見せてくれた。
「まえのよびかたしてもいい?」
「それで落ち着くならいいよ」
「やっぱり優しいあるじ様だ!」
まじか俺そんな呼ばせ方させてたのか・・・
少し顔に動揺を浮かべながらも俺は無意識に彼女、ネフィラの頭をなでていた。
「うへへ~」
なんかうれしそうでよかった。でも、なんでだろうこれが一番いいってわかったのは
疑問は残るが次の話へとどんどん進んでいく。時は有限なのだ。
「あのね。町を一緒に刊行してほしいの!」
唐突なお願いに俺は困った一応俺外出禁止の身なのだ。
「外出はきびいしいかな・・・」
「それなら大丈夫だよ。お姉ちゃんがこれ見せてあげてって」
と開かれた紙には外出許可と書いてあった・
「確かにこれなら大丈夫だね」
「でしょー?じゃあしゅっぱーつ!」
俺は着替える間もなく外へと連れ出されるのだった。




