プロローグ 魔法使いはパーティーを追い出されました
俺はノア、魔法使いやってます。
そんな俺が入っているパーティ『夢の結晶』は国でも数組しかいないSランクパーティの一つだ。
パーテメンバーはこうだ。
リーダーで剣士のロウッド
魔法使いのリーラ
聖職者のサーシャ
そして、全体支援で魔法使いの俺
なんだかんだでうまくやっているつもりだった。
そんなパーティのリーダーを務めるロウッドに俺はある日告げられた。
「ノアお前をパーティから追放する」
「え?」
俺は頭が真っ白になった。
「最初の頃から一緒に頑張ってきたじゃないか?そうでしょ二人とも?」
するとリーラが
「正直邪魔なんだよね。別に攻撃しててもあんまりだし」
「サーシャは?」
とノアは聞いた。
「ごめんなさい。でも、あなたのためなんです。これ以上いたら命の危険もありえます」
「というわけだ。ノアをパーティから追放する」
こうして、俺はパーティを追い出された。
「これからどうしよ。でも、当然なのかな〜?神様〜話が違うよ〜」
とノアは空に向かって叫んだ。
時は八年前までさかのぼる。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
俺は日本の会社員だった。
名前は八雲裕也二十四歳どこにでもいそうな一般人だ。
でも?まあまあいい暮らしもしてたし、仲のいい友達や同僚だっていた。
俺の人生に不満なんてなかったんだ。
そんな俺は仕事から帰ってる途中だった。
ふと、横断歩道に目をやるとその先に友人たちが見えた。そして、信号も青になり、話しかけようとした時右から暴走トラックがやってきていた。
(その先はまずい!)
そう、その先のいたのは友人の一人の茅島怜也だった。
気づくと俺は走り出していた。そのまま俺は怜也を突き飛ばして、引かれた。
そして、死んだ。
気づくと真っ白な空間に裕也はいた。
「天国ってあるんだ」
などと思っていると
「天国ではありませんよ」
と誰かに声をかけられた。
連載中の「陰キャくんとヒロインちゃん」もぜひよかったら見てください。
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