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祖母の優しさ

ニンニクが入っていた…ただそれだけで。

彼は、うんうん。そっか。と…

それだけだった。

私はもっと言い足りなかったが

初対面だし、彼の家の人では無い。

やりきれない気持ちになったが

食べ物を粗末にしたり

人の気持ちを分からない

そう育ってしまったのだ。


帰るタイミングを逃したが

今度は本当に帰ると

もう一度リビングをのぞいた。


これ、持って帰り。と無事だった餃子をくれた。

帰ってから、餃子を食べて驚いた。

最初から、餃子にはニンニクは入っていなかった。

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